月別アーカイブ: 2016年9月

明日から10月

天気図

明日10月1日の予想図
台風が気になりますが、ここ数日は影響なさそうです。
東北は、お天気はまあまあじゃないでしょうか。

時間が経つのが早すぎます。
別な見方をするなら、いろいろ抱え込むから時間が足りないのだ、ということになるのかも知れません。

のんびりと悠々自適に過ごしている方を見てうらやましいと思うこともありますが、こと私に関しては、それでは怠惰に流れてしまって早々にボケてしまいそうです。
忙しくないと保てないと言うか、貧乏性なのですね。

まあいいのです。
どんな境遇でも、状況でも、それぞれに幸せのなり方みたいなものがあるのだろうと思っていますから。

明日はまたパン焼きです。
午前3時起床です。

この頃、いかにも急に夜明けが遅くなって来ています。
5時でやっと薄明りが差して来るくらいです。
季節は確実に進んでいるのですね。
涼しくなって、作業場の熱気は心地よい暖かさになります。

どうやら明日は、晴れのようです。
しかも、涼しくて過ごしやすい一日になるのではないでしょうか。

皆さまのお出かけを、そしてご来店を心よりお待ちいたしております。

また雨です

今日はまた雨、外には出られませんでした。
天気が良ければ、麦の種まき、白菜の植え付けの準備、その他いろいろ、いくらでもやることはいっぱいです。

まあそう言っても仕方がありませんから、家の中で出来ることを・・・。
朝は、体操を念入りに小一時間かけてやりました。
おかげさまで、誕生日の朝のコーヒーはうまかったです!

あとは、通信IIDEの編集などデスクワークでしたが、最近、カラーレーザープリンターの調子が良くなくて困っています。
調子が良くないというより、そろそろ寿命かも知れません。
何しろ使い方が激しいですから。
一番安価なものを探しに探して購入しているのですが、安いだけのことはあるということでしょうか。
近々、買い替えも止むを得ないということになりそうです。

さて食工房は、明日のパン焼きに備えて仕込みの一日でした。
酵母の培養、粉の軽量、下ごしらえなど、パン焼き本番より手数が多いくらいです。

しかしそれも、大方娘たちがこなしてくれますので、私はコーヒー焙煎です。
そんなわけで、まず何たって忙しい・・・!

もう少ししたら、酵母の最終工程をセットして、寝床に入ります。
ではでは。

木犀の香りただよう

今日は、概ね晴れの一日、気温も高く暑いと感じる一日でした。

定休日の今日は、出来るだけ外で体を動かしていました。
日中は、畑で作業をして汗をかき、下着を取り替えるほどでした。

夕方になって、涼しい風が吹き始めた頃、風に乗って木犀の香りがただよいました。
今年初めてかいだ木犀の香り、それと分かるのに一瞬時間がかかりましたが、その一瞬の後、とてもうれしい気持ちになりました。

明日は、私の誕生日なのです。
母がよく言ったとおりに、木犀の香りがただよいました。

今日の夕食は、連れ合いと娘たちの計らいで、誕生日前夜祭にしてくれました。
先日収穫したさつまいもで、うまそうないも天を揚げている最中、最初に上がった一個を特別にいただきました。
あぁ、何という幸せ!
ありがとう、みなさん。

熊に学び、熊を学ぶ

宮崎学

この一冊にしても、熊に対し日頃どんな実感で生活しているかによって、見え方は全然違ってしまうかも知れない・・・。

ここ会津の山間にて、獣の害に悩まされる日々、熊の脅威に緊張する日々を過ごしていると、これまで言われて来たような私たちの自然観は間違っていないだろうか?動物愛護の考え方は、本当にそれでいいのだろうかと感じます。
そんな折、長野県に在住の写真家を知りました。
宮崎学さんです。 <宮崎学(写真家)-Wikipedia>
<宮崎学(gaku)写真館 森の365日>

宮崎さんのホームページやブログ記事を拝見するうちに、どうしても写真集を手に取りたくなりました。

どれもこれも見てみたいのですが、そういうわけにも行きませんから、まずは一冊「となりのツキノワグマ」を購入しました。
身近に熊の気配があり、実際に畑に被害を被り、捕獲現場も目にした私にとって、この一冊が自分の実感とどの程度一致するか?とても興味がありました。

結論から言えば、熊だけでなく猿や猪などなど、野生動物全般と私たちはどう付き合って行けば良いのか、日頃私が思っていたことがすべて腑に落ちました。
貴重な示唆を受け取ったと思っています。

ご覧になりたい方、ドコノモリ文庫に置いておきますので、手に取って見てください。

本日、多数ご来店感謝

雨続きのこの頃、今日は久しぶりにお日様が顔を覗かせました。
気温は高めとは言うものの、もう真夏ではありませんから、そこそこ気持ちの良い過ごしやすい一日でした。

久しぶりの晴天に誘われてか、食工房にも午前中からご来店のお客さまが次々と見えました。
お久しぶりの方あり、毎度おなじみのご常連さまあり、初めての方ありでした。

おかげさまで、商品棚はすっかり寂しくなってしまいました。
まことにまことに、ありがとうございます。
この場を借りて、改めて厚く御礼申し上げます。

一方私は、この貴重な晴れ間に秋野菜の種まきでした。
上の娘と一緒に鍬を振るって、大根の種を蒔くことが出来ました。

この次は、白菜の苗の植え付けです。
ライ麦の種も蒔かなくてはなりません。

そうそう!忘れてはいけません。
一株だけですが、今年の収穫の見通しを付けるために、さつまいもの試し掘りをやりました。
ほど良い大きさの芋が7個か8個ついていました。
病気が入ることもなくきれいな肌をしており、先ずは上々です。
このさつまいもが、柚子きんとん丸になります。

もうすぐ私の誕生日なので、まずはこれで大好きないも天を沢山揚げてもらって、パクつこうかなと思っています。

ライ麦の品種改良

ライ麦

浸水発芽させたライ麦を薬剤処理してあります。
もちろん見た目では、何も分かりません。


ライ麦

筋蒔きしています。
全部で5m×7列になりました。

昨年来、大麦を提供してくださっている農家さんのご縁で、新潟の農業試験場の研究員の方と知り合いになり、お付き合いしています。

最近、健康食として大麦が注目されていることは、皆さますでにご存知のことと思います。
その研究員の方は、麦の品種改良が主なお仕事で、大麦の普及や最近注目のモチ麦の品種改良などを手がけて来られました。

食工房で大麦を使い始めたことがきっかけで、この研究員の方が度々ご来店くださるようになりました。
現場のニーズを知りたいというのが一番の理由だそうです。

そんな交流の中でご提案いただいたのが、ライ麦の短稈種の開発でした。
私としては、それでどんなメリットが生じるのか、まだよく理解出来ない部分もあるのですが、品種改良という仕事がどのように進むのか興味もありますので、一協力者としてお付き合いすることになりました。

今日は、その研究員の方が来られ、試験栽培地として提供することにした家の畑の一角に、事前に薬品を使って突然変異誘発処理したライ麦の種(うちの畑で穫れたものを提供)を約2000粒ほど蒔きました。

来年、健全に実った株を全量収穫します。
次年度はその種を、何と10cm間隔で一粒ずつ約10000粒(そのくらいは収穫出来ているだろうということです。)を蒔き、変異種の出現を観察します。
※変異種は、多くの場合孫の代に現れるそうです。
その中から丈の短いもの(短稈)や実の付きの早いもの(早稲)を見つけ、選別して収穫します。

ひょっとすると、ライ麦のモチ種が現れるかも知れないとのこと。
もちろん、それをパンにしてどうこう・・・は、遠い先の話しで現実味は今一つです。

さらに次の年度、選別した種だけを蒔いて栽培し、これを性質が安定して来るまで数年間繰り返します。
性質の固定化が確実となった時点で、新しい品種の誕生ということになります。
何とも気の長い作業です。

それはそれとして、研究員の方からいろいろと麦に関する貴重な知見をいただくことが出来て、私としては大変良い勉強になっています。
一切れのパンが口に入るまでに、どこでどんな仕事がなされているのか、パンを造るのはパン屋だけの仕事ではない、パン屋以前にも長い道程があることを、食べる皆さまにも垣間見ていただきたいと思っている私です。
これからも、折に触れお伝えしていきたいと思っています。

簿記を覚える

今頃になって、簿記を覚えようと挑戦中です。

これまでだって所得申告はして来ましたが、帳簿はあくまで簡易帳簿、棚卸しもなしでした。
まあしかし、これではいろいろと不備です。

今年は、初めて金融機関から運転資金名目で融資を受けましたし・・・。
(否、本当の話し、よく貸していただけたと・・・。)
そうなるともう、複式簿記で対応して行かないとどうにもなりません。

一応青色申告はしていますが、複式簿記にして貸借対照表(実は、まだよく理解していません。)を提出しないと、控除額も満額になりません。
商工会の指導を受けながら、四苦八苦しています。

今のところ、まだ簿記の基本概念が十分理解出来ていません。
難しいです・・・。

ますます頭が禿げるわー・・・。
でも、下の娘も一緒に挑戦してくれるそうなので、いずれ引き継いで肩の荷を下ろしたいと思っています。

この秋は、雨がよく降ります。

一昨日、昨日は、台風の影響で雨、今日は曇りで時折弱い雨、明日はまたまとまった雨になりそうです。
ここしばらく、こうした傾向が続いています。
何だか雨ばっかり!という気分です。

そのせいかも知れません、草が良く伸びます。
夏を過ぎているのに、まだ草刈りに追われる始末です。
今日は庭の草刈り、これで5巡目になる作業をやりました。

獣の害を警戒していますので、周りを草藪にすることは絶対に避けなくてはなりません。
今のところ、熊もサルも遠退いているようです。

熊も怖いですが、もしサルの群れが定着するようになったら、この場所でこの住まいで、パン屋を続けることは出来なくなると思っていなくてはなりません。
死活問題なのです。
今のうちに、もっともっと多種多様に手を打って行かなくてはと、思案しています。

万年筆

万年筆

PILOT製万年筆
かれこれ30年くらい前に購入したもの。

この頃すっかり眼鏡なしでは読み書きが出来なくなってしまいましたが、それでも鉛筆やペンで文字を書くのは、何だかうれしいのです。
今時、パソコンの大きなディスプレイに見やすい大きさで表示させ、キーボードで入力する方がずっと合理的ですが、そう単純に割り切れるものでもありません。

今日は、以前愛用の万年筆のありかを思い出して再発見しました。
早速、固まってしまったインクをクリーニングして、新しいインクを充填しました。
これまでにも何度もインクを入れ直して使えるようにしたけれど、いつもほとんど一文字も書かないうちに固まらせてしまっています。

ゆっくりとノートに文字を書く時間が欲しい・・・。
タイピングと違って、筆を持って文字を書くことは、半分は描いているということなのですよ!
パソコンの時代になって、改めてこんなことも分かるというわけです。

果たして、万年筆を持って文字を書くロボットが現るかどうか知りませんが、筆跡鑑定は必要ないでしょう。
ロボットにそんなものを求める必要もないでしょうし。
そうして考えると、人間の脳は、まだまだ奥深く広いのですね。

かぼちゃあんぱん再開!

かぼちゃあんぱん

クリイミィなかぼちゃのあん(フィリング)は、シナモンとカルダモンを効かせてあります。


かぼちゃあんぱん

かぼちゃあんぱん 1個220円

お待たせいたしました。
かぼちゃあんぱん2016、再開です。
自前の畑で穫れたかぼちゃだけを使って、パイのフィリングと同じアレンジで、クリィミーながほちゃあんをつくります。
それをたっぷり詰め込みました。
パン生地は、ミルクとバターで練り上げます。
焼き立て二日目以降は、電子レンジで5秒温めると、柔らかさが戻ります。
お試しください。

月を眺める感覚

先日は中秋の名月で、月明かりを愛でた方もいらしたことでしょう。
会津では曇り空で、お月見も今一つでした。

ところで私個人のことですが、夜空の月や星の明かりを眺め愛でる感覚はもちろん今もありますが、近頃はそれに加えてもう一つ別な感覚で月明かりを眺めることが多くなりました。

先日の満月の数日前のこと、夕方の空に大きくなって来た月がかかっていました。
私は裏の杉林の中で、例によって落ち葉を焚いていました。

その時反射的に頭に浮かんだのは、獣たちの動きが活発になるな・・・ということでした。
実際数日後満月の夜中の事、裏の林で獣の鳴き声が聞こえました。
キツネだったでしょうか?タヌキのようにも思えましたし、アナグマだったかも知れません。
あるいは、複数だったかも・・・。

満月の夜の明るさなら、猿だって動き回れるでしょう。
熊も猪ももちろん・・・。
フクロウやミミズクに限らず、鳥が飛び回ることもあります。
人間たちは寝静まって、外に出て来ることはありませんから、獣たちは夜は自分たちの天下だと分かっているのです。
こんな時は、外の危険を逃れて、ネズミたちが家の天井裏に逃げ込んで来ていつもになく騒がしいことも、珍しくありません。

昔、電灯などない時代には、月明かりを利用して夜になっても農作業が続くことは、稀ではありませんでした。
狩りに出ることもありました。

私たちが、以前山暮らしをしていた頃、月明かりの夜道を歩いて家に帰ったことがありましたが、懐中電灯の明かりは必要ありませんでしたし、明かりを消すとそこは昼間とは全く違う異次元の世界だったことは、今でも鮮明に覚えています。