月別アーカイブ: 2023年9月

食欲の秋

夏の猛暑の頃、何としても食が進みませんでした。
欲しいのは水分ばかりで、かと言ってその欲求に従っていると必ずと言って良いくらいお腹をこわしてしまいます。
ほど良い水分補給というのが、この夏の課題でしたね。

さて、あの頃からするともう8~10℃近くも気温が下がった今日この頃です。

水分への欲求はすっかり大人しくなり、代わってボリュームのあるものがどんどん口に入るようになりました。
どうやら、基本的に体調は保たれていたようです。
やれやれ、一安心です。

これからはパンがおいしくなる季節です。
また、百姓進級記念のパン企画をやりますので、どうぞご期待ください。

ちなみに第一報ですが、ライ麦と南部小麦の発芽を確認しました。
多分明日の朝には、はっきりと目視できる状態になっていると思います。
画像をお見せ出来るかも知れません。

そして明日はまたパン焼きの日です。
皆さまのご来店をお待ちしております。

72歳

今日は私の誕生日、満72歳になりました
わざわざ報告に及ぶほどのことではありませんが、今年はいろいろと感慨深い誕生日となりました。

というのは、何と言ったら良いのでしょうか、自分の干支に当たる年回りというのは、いろいろな面で節目となっているようで、72歳ともなると健康面での変化が何かしら起こるのですね。

私と同年の友人知人、ご近所の方々、また伝わって来るお話などからも、今年に入って特に夏頃から体調を崩したり、病気になって入院したりした例が多いのです。

一方私も、この夏の暑さはさすがに身に応え、自分も例に漏れず体調を崩すのか・・・と不安になりましたが、それでも結局事なきを得て秋を迎えることが出来ました。
そして誕生日を迎えた今日、よく72年間無事に生きて来られたものだと、何に向かってということはありませんが、ただただありがたいことだと感謝の念を強くしています。

これから先いつまで健康な体で生きていられるのかそれは分かりませんが、いつも体の声に耳を傾けながら授かった命を大切にしたいと思っています。

過ごしやすい気候に

10月を間近に控え、さすがに気温も下がり過ごしやすくなりました。
今日は雨模様ということもあり、痩身の私などは肌寒さを感じるほどです。

この雨が明日まで続くとの予報で、昨日播いた麦は発芽に向けて動き出すことでしょう。
あとは土の中のことですから、自然の計らいに任せておきます。

さて明日は、定休日明けのパン焼きの日です。
気温が下がり、水道水の温度も真夏の頃から7℃くらいも下がりました。

酵母の調製の際の温度管理も、氷水を用意することなく、そのままで適温です。
しかしこれもじきに加温する状況になるでしょう。

こういう時、体感温度というのは全く当てにならないのですね。
ちゃんと温度計を見て判断します。

明日もおいしいパンが焼けることでしょう。

皆さまのご来店を、心よりお待ちしております。

圃場整備、播種、一気に進む

麦ラボ

中島第2圃場 整備中


麦ラボ

中島第8圃場 9/25 整備中 ※9/26 ライ麦播種完了


麦ラボ

中島第4圃場 9/25 南部小麦を播種


麦ラボ

麦ラボ主査 上の娘


麦ラボ

頼もしいスタッフ 下の娘


麦ラボ

中島第4圃場 9/25 南部小麦播種完了


麦ラボ

中島第5圃場 9/26 ライ麦播種完了


麦ラボ

中島第6圃場(手前)と中島第7圃場(奥) 9/26 スペルト小麦播種完了


麦ラボ

高野第2圃場 デュラム小麦播種
9/26 第1圃場ともにデュラム小麦播種完了

明日から数日雨模様のお天気が続くとの予報を受けて、昨日と今日の2日間、畑仕事に集中しました。
おかげで、中島第2圃場を除く他のすべての圃場が、播種完了となりました。

現在の食工房の圃場は所有地と借地を合わせて9ヶ所あります。
詳細は以下のとおり

中島第1圃場 413㎡ かぼちゃ、さつまいも、じゃがいも、その他の野菜
中島第2圃場 1,456㎡ ライ麦(2018年より)
中島第3圃場 1,015㎡ 2022年より豪雨災害被災のため休耕中
中島第4圃場 383㎡ 南部小麦(2020年より)
中島第5圃場 265㎡ ライ麦(2022年より・以前は試験栽培区として使用)
中島第6圃場 576㎡ スペルト小麦(2021年より)
中島第7圃場 531㎡ スペルト小麦(2022年より)
中島第8圃場 561㎡ ライ麦(2023年より)※2022年度はスペルト小麦を作付け
高野第1圃場 214㎡ デュラム小麦(2022年より)以前は、食工房の菜園として使用
高野第2圃場 191㎡ デュラム小麦(2022年より)以前、ライ麦作付けの経歴あり

以上のような状況となっています。
小さな圃場がほとんどで作業は効率的ではありませんが、与えられた地の利を最大限生かす工夫をして取り組んでいます。
とは言え、広大なウクライナの麦畑にあこがれを感じることもあります。

何はともあれ、今日までに大方播種が完了して、ホッとしているところです。
この次の晴天のタイミングで、残る中島第2圃場にライ麦を播きます。

再びクマ!

獣害対策

異様に腹がデカい体形
何を喰った?




獣害対策

9/23 早朝、直接目撃 9/24 夜、トレイルカメラが捉えた
同一個体かどうかは分からないが、多分同一個体で間違いないと思われる。

昨夜19:33頃、トレイルカメラが熊の姿を捉えていました。
場所は、辰ヶ原橋付近の土手です。
以前から獣たちの交通の要衝となっており、つい先日クマが捕獲されたばかりです。

9/23早朝に娘が熊を目撃していますが、同一個体かどうか確証はありませんが、多分同一個体だろうと推測しています。

画像映像から、相当大きな体格のクマであることが分かります。
特に、下腹部の厚みは異様です。

早速、獣害対策担当に一報を入れました。
明日にも対応がある模様です。

さて明日と明後日の2日間、食工房は定休日休業です。
今週も、多くの方にご来店いただきました。
この場を借りて、厚く御礼申し上げます。

お休みの間は、圃場の整備、麦の種まき、そして獣害対策に忙しく立ち回らなければなりません。

ではでは。

秋晴れの下、圃場整備進む

本日は秋らしい一日、強すぎない日差し、乾いた心地良い空気、そして青い空でした。
食工房には、次々とお客さまもお見えになり、店頭をあずかるカミさんは忙しかったようです。
ご来店くださいました皆さまには、この場を借りて厚く御礼申し上げます。

私と娘二人は、圃場整備のためにずっと畑にいて、皆さまにはお目にかかれませんでした。

その圃場整備もいよいよ最終段階に入り、トラクターで仕上げの耕耘をしているところです。
圃場によって土質がずいぶん違うため、短時間で仕上がるところがあるかと思えば、その逆に時間がかかる圃場もあります。

これはもうはっきりしていることですが、麦を作付けすること自体で確実に土壌改良の効果があります。
したがって、新たに手を下した圃場はその分整備に時間がかかり、年期の入った圃場は整備も早いのです。
トラクターへの動力的負荷からして違いがあります。

今日は、一気に3つの圃場の整備が進みました。
明日も晴天が続くようなので、食工房の製造は一時お休みして、畑に出ることになります。

気温も大きく下がり始めましたので、もうすぐ種まきです。
整備が一段落したら、写真を撮ってお見せします。

三々五々ご来店御礼、そして3頭目のクマ

本日はパン焼きの土曜日ということもあり、また気温もグンと下がって涼しくなったこともあるかと思いますが、午前中からパンをお求めに三々五々お客さまがお見えになりました。

遠くイギリスから帰国中の日本人の女性もご来店くださいました。

そんなありがたい一日でしたが、本日はまず朝一番に大きな緊張感が走りました。
と言うのは、昨日クマが捕獲されて一安心したばかりだというのに、今朝6時半頃辰ヶ原橋下流で川を渡るクマを目撃(ランニング中の下の娘が)、パンの仕込み作業をしていた私たちのところへ血相を変えて報告に戻って来ました。

全く冗談にもならない、昨日の今日に、またクマです。
どうやら初めから3頭いたということらしいですね。
またもう一度捕獲の許可申請をしなくてはなりません。

これで、昨日の記事に書いたことが、決して冗談ではないことをお分かりいただけると思います。

それでも、私たちがここを気に入って暮らしていることも、合わせて分かっていただけるでしょうか。

明日も、皆さまのご来店をお待ちしております。

クマ2頭、捕獲排除

ここ数日前から今日までの間に、設置されていた罠にクマが捕獲され排除されました。
カメラが捉えていた2頭と同個体であるかについては確実なところは分かりませんが、ほぼ間違いないだろうと推測しています。

これでとりあえず一区切りついたものと受け止めています。
ただし、縄張りが空けば別なクマが侵入して来ることは、これもまた間違いないことで、静かなのは一時のことと承知しておかなくてはなりません。

広大な背景の山の中には、無数のクマたちが生息しており、年々繁殖して数が増えて生息範囲が広がっていますから、空き家があればすぐに新しい住人が入るという流れです。

これから冬眠の季節までの短い期間に、新たな個体が定住を試みるかどうかそれは分かりませんが、奥山で生息密度が上がっているなら、冬眠場所を探してウロウロするクマを目撃することになるかもも知れません。

いずれにせよ、私たちとしては、警戒を怠ることも防衛の手立てを緩めることもあり得ないことです。

山間の集落での暮らしには、こうした取り組みは必須のものとしてついて回るものと承知しています。

雨に降られて不発

今朝は朝仕事に圃場整備を!と張り切っていましたが、昨夜から今朝にかけて断続的に雨が降り、朝仕事はキャンセルとなりました。
日中雨が降らないでいてくれれば、午後からチャンスがあるはずと思っていましたが、期待を裏切って2度3度とにわか雨が降りました。
結局今日の作業はあきらめました。

一方で電気柵まわりの草刈りが追い付いていませんでしたので、そちらの作業に切り替え、刈り払い機を背負って一時間ほど作業することが出来ました。

本来水曜日はコーヒー焙煎やパンの仕込み作業がありますので、わずか1時間でも外仕事が出来たのはありがたいことでした。

というわけで、明日は早や定休日明けの木曜日、パン焼きの日です。

今日もそうでしたが、明日も涼しい一日になるようです。
最高気温が30℃を超さないことが、こんなに涼しく感じられるのも、この夏がよほど暑かったからですね。
しかし、もうさすがに猛暑にうだることもなさそうです。

今週末の予想天気図を見ると、移動性の高気圧に広く覆われて秋晴れと呼ぶにふさわしいお天気になりそうです。

皆さまのご来店を、心よりお待ちしております。

圃場の整備進む

草刈り作業、藁刻み作業、藁燃やし作業、そしてトラクターで荒起こし、一連の下ごしらえが終わり、今は播種のための仕上げ耕耘を行っています。

仕上げの耕耘は、播種直前も含めて最低2回または3回行います。
仕上がった圃場はきれいな平面になり、ちょうど天板の中できれいに均されたブラウニーの生地のようです。
この仕上がり具合によって、播種機の転がり具合に差が出ます。

世の中には、無除草・不耕起で栽培する例も見られますが、私はやりません。
無除草でも不耕起でも、決して手間が省けて楽が出来るというものではありませんし、麦の作付けをする上で、何をコントロールしたいかによって手法も変わるということですね。

私の場合は、近代的な農法を採用しています。
要は、最終的においしいパンが焼けること、そのための麦の品質を得ることですから。
自分に合ったスタイルでやればいいと思っています。

定休日2日目の明日も、早起きして朝仕事にトラクターを動かします。

ではでは。