日別アーカイブ: 2007年10月7日

土佐ネタ日記・タテタカコ編

映画「アルゼンチンばばあ」の主題歌を歌って、ちょっとはその名を知られることになった彼女、タテタカコのことを知った訳はこうだ。

長旅の果てに辿り着いた高知の実家で、夕方仕事から帰って来た妹が、いつものように、取り溜めておいてくれた新聞の切り抜きを、私の前に置いた。
一番大きめの一枚に、少年のような不思議な風貌の女の子の立ち姿の写真が載っていて、タテタカコとあった。
「フーン、そんなコ知らないなァ・・・。」と思いながら記事を読んで行くと、よく知った男の名前が出て来た。
藤島晃一、通称 Fuji と呼ばれていて、彼は、私の生まれ故郷土佐町のとなりの本山町で、Mississipi Cafe という名の、シブシブ、エグエグの南部系ブルースミュージックを聴かせる店をやっている。
そして彼自身、バリバリのブルースミュージシャンであり、絵描きであり、フォトグラファーであり、エッセイストでもある。
で、そのタテタカコがどうした?と思って先を読んでみたら、彼女は最近 Fuji のところに逗留し、アルバムを一枚レコーディングしたという話であった。
そこで、土佐町に出かけたついでに Mississipi Cafe に寄って、コーヒーを飲みながら話を聞こうと思ったが、話の流れは他の事で盛り上がり、タテの話はほとんど聞けなかった。

仕方がないので、帰って来てからインターネットで検索した。
オフィシャルサイト、ファンサイト、試聴サイト、いろいろあり、本人のブログもある。

音楽好きで人生を過ごして来た私だが、今までこんな詩を曲に、それもやさしく淡々とした旋律に乗せて歌う歌を聴いたことがなかった。
人は誰でも、自分だけしか知らぬ心の闇を抱えて生きている。
その弱みを、鎧を着ることで、バリアを張り巡らすことで隠し、明るく力強く振舞っている。
タテの歌は、全く唐突にそこに風穴を開けるのだ。
不意に涙がこぼれたり、頭の中がジーンとして真っ白になってしまったりするのを、どうすることも出来ない。
いつか機会があったら、彼女のライヴに行こうと思っている。

ところで、 Fuji のことで紹介したい話はいっぱいある。
そいつはまた別な機会に・・・。
来年の春から夏の間に Fuji を東北に呼びたいと、実は誘いをかけている。

☆タテタカコのオフィシャルサイトは<こちら>
☆試聴サイトは<こちら>
☆Fujiのオフィシャルサイトは<こちら>
☆FujiのCDを聴きたい方、食工房にも二枚あります。