Snow Field Takano 2004
このブログを始めて一年近くになりましたが、最近気がついて、そして少し欲求不満になっていることがあります。
私の場合、前にも申し上げましたが、特に毎日更新にこだわっているわけではなくて、時々はお休みしたこともあるのですが、それでも大体のところ毎日更新と言えるくらいは書いています。
毎日の記事のネタは、たまには前日あるいはもっと前から手がけていることもありますが、ほとんどはその日のうちに思いついて書き上げるものです。
また時には、ちょうどいい写真が撮れたので、それを元に記事を書くということもあります。
毎日毎日書くことが習慣になって来ると、いいことは、すぐにキーワードやフレーズを思いつくようになることです。
一年近くやって来た中で、ネタ切れになりそうな危機感というのは、おかげさまでありませんでした。
さてそこで、気がついていて欲求不満になっていることですが、それは、その日のうちに思いついてその日のうちに書き上げるというテンポでは、どうしても荒削りな文章になり、それが勢いがあって良いということもあるとは言え、逆に十分に言葉を練り推敲を重ねて、自分自身でも納得が行き、且つ説得力を持って伝わるような、内容のある文章を書くことが難しいということなのです。
私は、いわゆる物書きではありませんから、何もそこまで気負わなくてもいいわけですが、どうしても私の習性として、何をやるにも「どうせやるなら・・・」という気持ちが働いてしまいます。
紙の通信の時は、大体一二ヶ月以上かけて、間が開きながら少しずつ仕上がって行くような文章の書き方をしていましたが、昔のものを読み返すと、何が違うと言われてにわかに説明出来ませんが、やっぱり丁寧で無駄がなくてそして力強くて、安心して読めるという感じがします。
で、そうやって考えているうちに、ブログにはブログ特有の役割と言うか、事物へのスタンスがあるということも思い出されるわけです。
限られた時間の中で、それを活かし切るところまでブログと付き合いたいという興味と、紙の通信に取りかかる時間も欲しいという、二つの欲求の間に挟まって、当分悩みは続きそうです。