日別アーカイブ: 2008年6月18日

近頃、カフェが流行り?

喫茶店の斜陽化が言われて久しい昨今、巷ではカフェが流行っているらしいですね。
同じようにコーヒーが飲めて、おしゃべりする時間と空間を提供している点では、喫茶店もカフェも名前の違いだけのような気がしますが、実際はそうではないようです。
今、世界中のどんな珍しいものでも店先に並ぶ時代で、コーヒーも昔のように、コーヒーそのものが珍しいという状況ではなくなりました。
コーヒーに関する情報や知識も広く普及して、一般の方のコーヒーに対する要求も多様化し、高度に趣味化している面もあります。
コーヒーを商売にする者は、そういった多様なニーズに応えて行かなくてはなりません。
コーヒーだけでなく、紅茶やハーブティーなど他の飲み物、またスィーツと呼ばれるお菓子の類も好まれていますから、それらについても勉強しておく必要があります。
つまりこの時代のカフェは、一昔前の喫茶店に比べて、はるかに多様なスタイルを持ち得ると言える状況なのです。
お客さまを喜ばせる要素は多岐にわたっていますから、何をどのように採り入れるかによって、お店の個性も様々です。
お客さまの身になって考えると、いろいろなキャラクターのお店が出来て、楽しみが尽きなくていい時代になったと言えるのじゃないでしょうか。
しかし店をやる側からすると、自分の店の評価を固めるのは、なかなか大変になったと言えるのじゃないかと思います。
そんな中で、ちょっと面白い動きだなと思えるのは、イベントととしてカフェを店開きすることです。
かく言う私も、イベントの会場で一日限りのカフェをやったことが何度かありますが、固定した店の営業よりずっと強力な集客力があります。
でもそれはあくまで一過性のものであって、生業にすることは出来ません。
それでもそこには、固定したお店の営業を成功させるための、何か大きなヒントがあるような気がします。
多分これから先、カフェはさらにいろいろな要素を取り込みながら、多様なスタイルが生まれると思います。
趣味性の強いお店も、それなりに成功するチャンスもあると思います。
でもその一方水面下では、厳しいせめぎ合いになるのも避けられないでしょうね。
では自分はどのように生き残れるかと考える時、私は、自分の店は本当にボチボチと食べていければ良し、後は、他所のお店の成功に貢献出来る立場で仕事をしていられたらいいなと思っています。
私は、どちらかと言うと、裏方人間だと自覚しています。
おいしいコーヒーのロースターとして、一目置かれるくらいになりたいです。
もちろんパン屋も、疎かにはしません。


食工房とおつきあいいただいているカフェ




駅カフェ



空色カフェ



けむりの木



グラティチュード


ビオトープ


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