日別アーカイブ: 2009年10月31日

秋の終わり


 



 


今日は、穏やかな晴れの一日でした。
「小春日和」「Indian Summer」。
秋の終わりとやがて来る冬の訪れを予感させるような、妙に静かな空気。
そんな日の朝は決って、あたりは霧で真っ白です。


今朝は、すっかり気持ち良く目が覚めて起き出すことが出来ました。
パン生地をこねて、あたりが明るくなってシャッターを開けたら、店の前は一面霧の海でした。
何もかもがいつもと違って見えます。
瞬間、頭の中を、幼い頃からこれまでに眺めた霧の海の中の情景の数々が、駆け抜けて行きました。


そこへ柿の赤が、妙に目に留まりました。
何か、お祭り見たい・・・。


「Diospyros Kaki 神の炎・・・」こんな件が、今は亡きナナオサカキの詩の中にありましたっけ。


あと何回くらい、こんな穏やかな晴れの日があるでしょうか。
雪の季節が、すぐそこまで来ているらしいと、生き物たちが教えてくれているようです。


スズメバチの巣も、いつの間にか静かになりました。
裏の林に伏せてある原木に、ナメコが沢山出ていました。


こうして自然の気配を感じられることが、私には、何にもまして元気の薬です。