月別アーカイブ: 2010年9月

ご来場ありがとうございました。「あいづ極上のスィーツ&カフェ」


あいづ極上のスィーツ・38選 画像クリックで拡大します。


本日は、会津若松市内ワシントンホテルにて「あいづ極上のスィーツ&カフェ」イベントが開催されました。
食工房も出店のチャンスをいただき、多くの方々に食工房の製品をお披露目することが出来ました。
ご来場くださいました皆さまに、この場を借りて御礼申し上げます。


・・・と言っても、今日の私は食工房でパン焼きに専念していなくてはならなかったので、会場にはスタッフのMさんに一日お願いしました。


おかげさまで、ブラウニーも捌けたようですし、スコーンも沢山持っていた中の半分は売れて、上々の成果だったと思っています。







それにしても、会津の各市町村の観光課の肝いりで開催された今回のイベント、出店のチャンスをいただいた私たちにとってはラッキーでしたが、売り上げ規模に対して経費が巨大過ぎることは誰が見ても分かること、きっといろいろと批判もあることでしょう。


これまで何回か開催して来て、今回限りで終了だということです。


近年、イベントの費用対効果が下がる一方だということは、いろいろなイベントに関わって来た私には、容易に理解出来ることです。


これからは何をやるにも、Compact&High Quality(コンパクト・ハイクォリティー)がキーワードになります。
「小さい規模でも高い水準を!」です。


ネットの時代に、対外的な宣伝は、必ずしも大がかりなことをやる必要はないのですね。
本当に魅力のあるところには、どこからでも嗅ぎつけて人はやって来る。
向かえるこちらのすべきことは、魅力ある中身の創出だけで良いような気がしています。







さてさて、明日も「相川の日曜市」を開催しております。
板橋店長は、今日は埼玉で行われる知人のイベントに顔を出しに出かけていますが、明日の朝までには福島に帰って来て、日曜市を開けると言っています。


多分、会津で?否福島で?全国で?一番小さな直売所かも知れませんけど、最高の品質を目指して頑張っています。
皆さまのご来店、お待ちしています。


「相川の日曜市」のご案内は<こちら>

涼しくなりましたね

この一週間ほどの間に、グンと気温が下がりましたね。
食工房の作業場も、もう灼熱地獄の様ではなくなりました。
本当に楽です。

ところで、異常続きのこの夏の暑さでしたが、涼しくなった今頃になって、体がガタガタしている人もいらっしゃるのですね。
暑さの後遺症と言ったら良いのでしょうか。
確かにこの夏の暑さは普通じゃありませんでした。
暑さには強いと自信のある私でも、よほど参りましたから・・・。
でもいつも申し上げることですが、夏の終わりから秋にかけての体調が、その後一年間の健康に大きく影響するそうですから、今体調を崩している方、くれぐれも早い回復を図ってくださいね。

私も、暑さが続いたおかげで水分補給のためにいつもになく水を飲んでいたら、やっぱり胃腸を弱らせてしまいました。
まあそれでも、早めに気がついたのと暑さが収束してくれたことも重なって、今はずい分調子が良くなりました。

暑い最中、走るのはいかにも苦しくて、ちょくちょく休んでしまいましたが、涼しくなってみると案外楽に走れるので、思ったほど体力は落ちていなかったようです。

ちなみに、夏の間もほぼ完全にパン食でした。
やはりどんな時でも、繊維質の多いプンパニッケルや堅焼き黒パンが、体のためには一番だという実感です。
調子が悪い時ほど、こういうパンをしっかり噛みほぐして食べることですね。

黒パンにはずい分助けられました。

過ぎて見れば、「ああ、終わっちゃったんだねェ・・・」と、何か呆気ないような気持ちで秋を迎えている私、おかげさまでとりあえず健康で元気です。

ラベル作りも楽しいもの

商品ラベルは、その商品の品質に直接的な関係はありませんが、その商品の印象を良くも悪くもする影響力を持っています。


品質表示は、義務であり規定もありますが、商品名やキャラクターの表示はしなくても違反ではありません。
しかしそうは言っても、事務的な原材料表示や賞味期限表示だけでは、やはりさみしい感じがします。
時と場合によっては、事務的な品質表示よりも商品名や挿入されたイラストなどの方が、お客さまの購入意欲により強く訴えることは、実はよくあることです。


「食工房の商品ラベルは楽しい。」と言われることが多く、それだけに作る私たちの方でもやりがいを感じています。


そしてこれは一重に、我が連れ合いの描くイラストの力に負うところが大きいのです。



商品と商品名とラベルがピッタリ!と思いませんか?
・・・と、自画自賛です。ガハハハ!


今回も、新製品のトマト丸のためにイラストを数枚描いてもらいました。
その中から一枚を選んで、商品名を入れたり食工房のロゴを入れて、ラベルに仕上げるのが私の仕事です。
今回トマト丸で、初めて円形のシールを使いました。
カラーレーザープリンターが使えるようになりましたので、コストはともかくカラーにしてみました。
大きさもすこし小さめのものにして、袋の中の商品を隠さないように配慮しました。
思った通り、とても可愛らしい感じに出来て満足しています。



白黒反転とカラー操作で、全く別物のラベルになってしまいました。
Adobe Photoshop 万歳!です。




以前のラベルはこんなのでした。


それから、「あいづ極上のスィーツ」出店を機会に、ブラウニーのラベルも作り直しました。
こちらもカラーにしました。
画像加工を仕事にしている方なら、何をしたかすぐにお分かりになると思いますが、こんなことでもずい分印象が変わって驚きますね。


ラベル一枚と言えど、決して馬鹿には出来ません。


もちろん、ラベルに負けない中身が何より大切ですけど・・・。

覚悟しておこう・・・

格差という言葉が頻繁に使われるようになって、もう何年になるでしょうか。
最近ではその格差が、このまま階級となって定着するのではないかという気がしています。
富の偏在・・・、その度合いは、世界規模で見れば全く想像を絶するほど酷いものです。
「もし、世界が100人の村だったら」の喩は有名ですが<参照>、もっとローカルにこの日本の中にだって、大きな格差が横たわっています。


ちょうど一年前の今頃、総理大臣だった方の裕福さの程度にはずい分驚かされたものですが、同じこの国の中に路上生活者がいるという現実を、一体どう理解したら良いのでしょう。
何から何まで平等ならいいというものではないにしても、こんな格差はすぐにも何とかしなくてはならないと思います。


北欧フィンランドでは、伝え聞いた話ではありますが、真面目に一年間働けば小さな家が一軒買えるし、三年間働けば庭付きの家が買えるそうです。
富の分配が上手く行っているからだと言われています。

そのフィンランドでは、小学校から大学、大学院に至るまで、留学生も含めて、学費は全て国が負担しています。
ですからこの国には、貧困が理由で教育を受けられない子どもは存在しません。


一方で、国会議員でも議員職だけでは生活が苦しいので、地方議員職を兼務している議員もいるという話しです。(複数の議員職を掛け持ち出来るというのも驚きですが。)


また税金の高いことでは有名ですが、それだけに国民の政治に対する監査意識も高いのですね。
世界一汚職の少ない国だと言われています。


消費税率も22%だと言いますが、日本のように一律課税ではないのですね。
医療費や食費などは、低い税率に抑えられています。


振り返って、この日本の国の現実は、もう全く情けないですね。


一言で言うなら、「何も考えてない!」、そんな感じがします。


彼の小泉さんの時代に、競争に委ねることで全てが良くなると信じた私たちの社会がその後どうなったかを思い出せば、よく分かることですね。


一旦生じた格差は、よほど埋まることはありません。


そして何より、今の日本を支配している空気は、「無気力」です。


そして人口減少と高齢化。


国力の衰退は目に見えています。

さらにその後は・・・

芋を洗いながら考えた

今日は、すっかり草茫々になってしまった畑の草を刈り、それでもその下で逞しく生き残っていたさつま芋を試し掘りしてみました。

ろくな手入れもしていなかった割には、小さいながらもちゃんとさつま芋の格好をしたものが出て来るではありませんか!
いも天大好きの私は、早速3、4株掘って家に持って帰りました。

連れ合いに見せて自慢した後、家の裏で芋洗いをしました。
井戸水を出しながら、やぶ蚊を追い払いながら、たわしでゴシゴシ芋を洗っていると、何だかしみじみ幸せだなと思う自分に気が付きました。

そうそう、これでいいんだよ、って感じです。

本当に近頃の毎日の忙しさは、一体何のため?と振り返らずにはいられません。

今年は、畑は全くの落第点。

来年は、ちよっと人生に臨む態度を改めなくては・・・。

小さくそして質の高い暮らしを。

しっかりと命を育てて、そしてモノをつくる仕事を続けましょう。

確かな未来を約束してくれるものは、それ以外にあり得ませんから。

自分のつくったさつま芋で、カミさんにいも天揚げてもらって、それがおいしくて幸せな単純な私です。

イベントラッシュ

「今年は、静かに本業に専念。」と思っていたのも束の間、いつの間にやら身辺はイベントラッシュです。

直接関わりがあるものも含めて、今、食工房の店頭には置き切れないほど沢山のイベントのチラシが置いてあります。
掲示板に張り切れないポスターが、ドアや商品棚の脇にまで張ってあります。

なかなかにぎやかと言うか、忙しくてどうにもなりません。


今週末は、すでにご案内済みの「あいづ極上のスィーツ&カフェ」。<こちら>


その次の週末は、「の * i z m 。 ~ つなぐ和ココロ ~ 」。<こちら>


そして、9月23日のイベントです。



画像クリックで拡大表示します。


実はこの中のタブラ奏者のディネーシュさんは、お連れ合いが会津坂下町の出身ということで、会津にはよく来ているそうなのです。
以前私も、お連れ合いの地元の公民館で、急遽催された演奏会を聴く機会がありました。

以来関係者の間で、ぜひもう一度会津で演奏会をと、構想を温めていたのです。
そのようなわけでこの度、会津ではちょっと珍しいインド音楽の、それも国際級スターの饗宴が実現することになりました。
ぜひぜひ、多くの方に聴いていただきたい、あの神業のようなインド音楽の演奏技能も目にしていただきたいと思っています。


さてその後も、次々とイベントが続きます。
10月10日(日)は、久々の「あぐり・カフェ」の開催が決定しています。
食工房も参加します。
詳しいことは、追ってお知らせ。


そしてまだまだ、10月にはこの山都町内で、ビッグイベントも計画されているようです。
次々、ご案内して行きますので、お楽しみに。


  食工房からおしらせ


今週のクッキー~どろんこクッキーを焼きました。


今週のマフィン~シマリス君の朝ごはんとそば粉マフィンを予定しています。

相変わらず在庫品薄ですが、新製品のトマト丸も登場して、パンの棚はにぎやかです。

降れば土砂降り

今日は夜明け前、激しく降る雨音と雷鳴で目を覚まされました。
つい先日までのカンカン照りの猛暑に焼かれて熱くなった大地を冷ますために、雨雲が水をかけ続けているかのようでした。
多分もうこれで、あの暑さともお別れということになるでしょう。
暑かった分、温められた大地や海水のエネルギーが大きいので、降る雨も激しく大量になるのでしょうね。
自然の営みは、必ずどこかで辻褄が合っているということでしょうか。
この分で行くと、今度の冬は寒くて大雪ということになるかも知れません。


さてその大雨と雷で、日曜市はどうなるだろうと少し気をもみましたが、夜が明けて見れば雨も小降りになり上がってくる様子、元々雨でも出店と腹は決まっていましたから、仕度をして出かけました。
日曜市のお約束、それは、雨でも必ず店開きすることです。


仮に雨の日は休みと決めても、微妙な空模様の時はいくらでもあり得ますから、そんな時はお客さまに気をもませてしまいます。
どんな時でも出店しているとなれば、あとはお客さまが自由に判断出来ますからね。
これは、商売の基本だと思っているわけです。


今週もまた、そんな思いが通じたのか、朝一番から遠来のお客さまが二組三組いらっしゃいました。
郡山から、新潟から。
ちょっと考えられないほどありがたいことに違いありません。


皮肉なことに、売り上げも晴天だった先週より多くなりました。


  


 


ほんの一瞬ですが、雰囲気だけお伝えしたい。


そして今日ー日の最後は夕方から、合宿中のシンギアカディご一行に差し入れを届けに行って来ました。
激しいアフリカのリズムに合わせて、ダンスのワークショップの最中でした。
イベントの直接参加者だけでなく、見学に来ている人や周辺でサポートしている人たちも、皆さん気持ちが熱くなっているのが、ビンビン伝わって来ました。
あのエネルギーに触れれば、誰でも若返ること請け合いです。
明日は最終日、もう一度お別れのご挨拶に出かけて来るつもりです。

SINGIAKADI/シンギアカディ ご一行様


 シンギアカディ ご一行+1名(うちのカミさん)


事の次第はまず、9月1日のエントリー<こちら>をご覧ください。

昨夜遅い時間に喜多方入りした彼らは、私の手回しで近くの温泉宿(現在は廃業)に一泊したのでした。
今回のことでは、本当にいろいろな人の縁が功を奏していることが分かり、自分もまた、いつどこで誰に助けられることになるか分からないのだからと、もうすっかり本気になっていました。
そしてまた一つ、素敵なご縁をいただきました。


自分の息子が関わっているから・・・?それはもちろんありますが、それだけではありません。
何と言ったら良いのでしょう・・・。
今年は、とにかく身辺の動きが活発で、次々といろいろなことが起こって、その度に新たな人の縁が結ばれて行きます。


大切にしたいと思います。


さて今夜、これから彼らのライヴを見に出かけます。
アフリカのリズムとダンス。
興奮に満ちた時間を過ごして来ます。


このブログをご覧になって、まだ間に合うという方、ぜひぜひ会場へ。無料です!


そしてそして、「相川の日曜市」、明日も開店しています。
新鮮なお野菜とパン。
皆さまのご来店をお待ちしています。


ご案内は<こちら>

トマト丸、デビュー!


ジャーン! トマト丸です。



真上から見ると、四葉のクローバー



一番美味しそうに見えるアングルで一枚


ドライトマトをアレンジした新しいパンが出来ました。

試作の段階から何度もご紹介して来ましたから、もうすでに多くの方がご存じのはずですね。
駅カフェさんからは、発売を楽しみにしていると催促までいただいていました。


レシピも固まって原価計算もして価格が決まりましたので、本日から発売です。


その名も 「トマト丸」。

覚えてくださいね、赤いお顔のトマト丸ちゃん。
食工房のパンの中では、一番やわらかくてふんわりしているかも知れません。


焼き立て二日目くらいまではそのままで、二三日経ったら軽くトーストして、どちらでもおいしく召し上がれます。
何もつけなくても、やさしいおいしさがお口をほころばせます。


お食事でもおやつでもOK。


一個 300円で新発売!


「トマト丸」をよろしくです。


  


  少し涼しくなったような・・・

先日来三日ほど雨模様で、今日は晴れてまた暑くなったものの、もう以前ほどのパワーを感じませんでした。
作業場の温度計も、6~7度は低い位置を指していましたし、パン生地の発酵に煽られるということもありませんでした。
おかげさまで今日のパンは、とても良い出来栄えでした。
これからしばらくの間、発酵にちょうど良い気候です。
パンが一段とおいしくなります。

焚き火を囲んで

昨日の夜は、近所の知人で二小プロジェクトのメンバーでもあったGENさんの呼びかけで、焚き火を囲んで宴会をやっていました。


近頃は、焚き火は全面的に禁止になっていて、自分たちとしては何の戸惑いもなく燃やせる火でも、消防署に届けを出した方が良さそうだということで、事前に届けを出しておきました。
そうしたら消防署の人が「いいな、オレもまざっちいな!(まざりたい・仲間に入りたい、の意)」と言っていたとか・・・。
場所が国道沿いの空き地ということもあり、通りかかる車は皆速度を落としながら何事か?という風情。
目立つことこの上ありませんでした。


幸い雨で!延焼の心配もなく、心置きなく火を大きくすることが出来ました。
雨の中で焚き付けに少し時間がかかったものの、
一旦燃え上がった火は大きな火柱となり、夜空に火の粉を吹き上げながら天に届く勢いでした。
たっぷりとオキがたまったところで、にわか作りの炉にオキを運んで、肉を焼きました。
飲んで食って、食って飲んで、おそくまで騒ぎました。


ところでその昔、焚き火には重要な役割がいくつもありました。
煮炊きをしたり暖を取ったりすることはもちろん、例えば茅葺き屋根の家だったら、家の中の湿気を追い出したり、煙が回ることによって材木の防腐効果があったりしたのですね。
また、外で焚き火をすることは、家のまわりに猛獣や害獣を近寄せない効果絶大でした。
野生の動物たちは、そもそも煙のにおいには一様に警戒しますからね。
肉が焼けるいいにおいも、動物たちにとっては山火事で逃げ遅れた仲間が焼け焦げるにおいなのですから。


そしてもう一つ、人間が焚き火をして煙が漂うと森の木々が喜ぶ、という言い伝えをご存知でしょうか?
これを科学的に解釈するなら、煙の殺菌作用や防虫効果によって、森の木々が健全に成長出来るのかも知れないということです。
宗教においても、煙は浄化の意味をもって使われていますね。
科学的実際的意味においても、符合しているはずだと思います。


まあ理屈はどうでも、火を焚くことはとても気持ちが高揚しますし、また厳粛な気持ちになったりもします。


火を眺めながら飲む酒は、また格別でした。
普段飲まない私でさえ、結構いただきましたし、他の皆さんはもうどんどん進んでいましたね。


いい加減飲み食いしたところで、私が持って行ったディジュリドウ(オセアニアのアボリジニ族の民族楽器)を吹き鳴らして、あたりにいるに違いない獣たちにメッセージを送りました。
炎と煙、肉の焼けるにおい、そして長く低く唸る音。
その心は、ズバリ脅しです。


カモシカも熊も通るけもの道がすぐ側、民家もすぐそこなのですから。
あまり近寄るなよ!と伝えたのです。


「いいねぇ。来年もやるしかないね。」
「雪が降った頃にやりっちいなぁ!(やりたいね。)」
「来月、またやんべぇ。」
そんなやりとりで、多分近いうちにまたやります。


よかったら、まざらんしょ。(仲間に入ってください。)