今朝あたりは、風のない空からまっすぐに、音も立てずに、雪のかけらが落ちて来て、地表の白の中に消えて行くのでした。
それはもう数限りなく、いつまでも果てしないような錯覚に捕われて、不思議な感覚でした。
スコップですくうと、粉砂糖のようにサラサラと。
長靴で踏みしめると、キュッキュッと音がして、少年の頃雪が珍しくてうれしくて仕方がなかった時のことを、思い出していました。
このところ、気温はほとんど毎日氷点下。
日中でもプラスにならない日の方が多くなっています。
冬らしいとても厳しい寒さなのに、でも心はとても晴れやか。
それは日ざしが確実に高くそして明るくなっているからです。
年を追う毎に、ますます冬が好きになる私です。
そして今一度申し上げます。「冬こそ、会津へ!」