今日も仕事の合間を縫って、自宅近くにある集会所などの測定をしました。
途中300mほどの道々、道路端の砂だまりや建物の軒下などを測定して行きましたが、
やはり予想通りにホットスポットが点在していました。
当地区集会所・相川会館です。
会館前・空間線量 0.165μSv/h
洗い場前の軒下
裏手に、刈り取った草の山がありました。その上で 1.04μSv/h
高台の上にある集会所では、空間線量が約0.16μSv/hほどで、高野の自宅前よりわずかに低めでした。
写真でも分かるように大きな建物で、雨どいは無いものの片流れの屋根ですから、軒下は物凄いホットスポットになっているのではと思いつつ近寄って計ってみましたが、全くの肩すかしでした。
そこらの地表面とほとんど変わりません。
写真を撮っていませんが、0.3~0.4μSv/hでした。
これはこの場所がコンクリートで水はけの良い造りになっていたため、これまでに何度か降った雨によって洗い流されてしまったと考えられます。
それとは別な所に、ホットスポットがありました。
一つは、洗い場の前の軒下。
もう一つは、裏手に積み上げてあった枯草の山です。
路上のこんなところがホットスポットです。
坂の途中の砂だまり 1.6μSv/h
この数字がどうかと言うと、周りと一桁違います。8倍くらい濃厚です。
一方、自宅のすぐ前にある消防団の屯所建物には、ホットスポットがありました。
四隅の雨どいの出口は、いずれも2μSv/h以上の高い数値をマーク。
南角の一つは3.6μSv/h。
そんなに大きな建物ではありませんが・・・。
あの雨どいの下が最高地点。
昨日10μSv/hを見ているので全然驚きませんが、実は大変な数値です。
放射性物質のダスト(微細な塵)は、初め風に乗って原発から運ばれて来ましたが、二か月たった今、新たに運ばれてくるダストは最大時の何十万分の一と少なくなり、今度は雨水が降り積もったダストのキャリアになっているのですね。
だから水の流れを読むと、ホットスポットの有り場所が見えて来ます。
ほとんど思った通りです。
ちなみに、淀みなく水が流れている所では、ホットスポットは生じないようです。
それからもう一つ、こうしたホットスポットも至近距離では十分危険ですが、1mも離れればほとんど害を受ける心配がない程度のエネルギー量です。
先ずは近づかないことです。
知らずに近寄って、しゃがみ込んだり座り込んだり手を触れたりすることは、是非とも避けなくてはなりません。
実際のところ予想は付くものの、そこがどの程度の強さのホットスポットであるかは、測定する以外に知る方法はありません。
測定器が必要だと、繰り返し力説するのはそういうわけなのです。
実は、昨日の記事にショックを受けた方から、一通のメールを頂戴しました。
同様なご心配をお持ちの、小さいお子さんのいるお母さん方のご参考になればと思い、一部を以下に引用させていただきました。
今日の記事は、その方へのお返事を兼ねる目的もあったのです。
今日(5/19)の線量測定の記事を読んで、本当に驚き、慄然としました。
もともと河東町や、娘が通う幼稚園は会津若松市内でも最も線量が高いレベルの地区で
4月始めの県内全幼稚園小中学校の校庭線量調査でも1μs/時に近い値で、市が発表している値などはここでは意味がないという意識はありました。
でも娘が降園後にまっすぐ近くの公園(芝生、草に覆われています)に向かい、お友達と1時間あまりも駆け回ることを毎日ずるずると許してしまっていました。
(私の周りのお母さん方はあまり気にされていないようです)
青木さんには会津若松市内在住のお子さんがおられたように記憶していますが、お孫さ
んの外遊びはどうされていますか?)
1μsどころか、10ですか!!!信じられません。
しかも、市はこのような調査をしてもいない、のか、しても公表せずにいるのか、、、。
幼稚園の土を掘ってもらおうと市に要望しようと思いつつ二の足を踏んでいましたが、そんな場合ではないですね。
雑草や芝生、枯葉の辺りが線量が高いのかと思っていましたが、雨が集まる場所がより高いのですね。
教えて頂いて本当に感謝します。
ぜひ、この事実を会津若松市に伝えて下さい!!
実は、昨日の測定で10μSv/hが出た集会所のある場所は、私の息子夫婦と幼い孫たちが住んでいる所なのです。
毎日のように子どもたちが、この集会所の周りで走り回ったり座り込んだりして遊んでいると聞いて、思わずゾッとしてしまった私です。
会津は、福島や郡山に比べると十分の一、二十分の一の汚染で、全く問題にしない人が多いのですが、放射能汚染を甘く見てはいけません。
結果は、これから二十年以上先にならないと分からないのですから。
一旦汚れた大地も、そのままにしておいたのでは、私が死ぬまでに綺麗にはならないのです。