月別アーカイブ: 2014年8月

熊でした!

熊

マミ避けの網など一たまりもありません。
一度に40本くらいも食べられてしまいました。


熊

とうもろこしを根こそぎ引き抜くのにどれほどの力が必要か考えると、恐ろしい・・・。


熊

昨日やられたかぼちゃです。
昨夜の雨で、中に水が溜まっていました。


熊

成獣の足跡でしょう。私の掌より大きいです。


熊

これも同じ成獣の足跡
相当大きな個体に違いありません。

一昨日から昨日、そして昨日から今日にかけて、連続で畑を荒らされました。
昨日、かぼちゃを収穫してしまったので、今度はとうもろこしがやられました。
家の畑もお隣の畑も、もう見るも無残にめちゃくちゃです。

で、やっぱり熊でした。
昨夜雨が降って土が軟らかくなっていたおかげで、今朝ははっきりと足跡を確認出来ました。
間違いなく熊です。

早速、区長経由で市役所に連絡してもらい、手を打ってもらうことになりました。
ひょっとすると小熊も連れているかも知れません。
やや小さめの足跡もありましたので。

来週明けにも、罠をかけると言っていますが、もし小熊が先にかかったりすると、とてもまずいことになります。
どうしたものでしょう・・・。

とりあえず追い払い用にと、5連発で大きな音のする打ち上げ花火を支給されました。
これを朝夕、何発かずつ鳴らしてくれとのことです。

私的に言えば、最悪の結末です。
そもそも、熊が近づかないような手立てを、もっと早い時期から地域ぐるみで確実に実行しておくべきでした。
その方法が無いとは思いませんし・・・。

こうして一旦人間の作物に手を出すことを覚えた熊は、山の物を喰うより作物を喰う方がた易いし、人間も案外為すすべがないことを見抜いてしまいますから、最後は捕まえて殺すより他無くなります。
人間の側の油断と無配慮で、悪い熊を生み出してしまう・・・、そういう理屈です。

何はともあれ、今日はとうもろこしを、ちょっと早いものも含めて強制収穫しました。
次は、熊はどこに手を出すでしょう・・・。
お隣には、まだ無防備のとうもろこしが残っています。
あちこちかぼちゃもあるし・・・。
当分、通って来るでしょうね。

もっと若い頃に、狩猟の心得を習得しておけば良かった・・・。
高知の山奥の村にいたと言う、夜中に犬を連れて槍一本で猪を捕って来る爺さんの話しを思い出しました。
相手が熊だと、やっぱり鉄砲が必要でしょうか・・・。
でも、鉄砲などない太古の昔から、人間は熊はもちろんその他の野生の生き物たちと対峙して来たのですから。
いろいろな方法があったのでしょうね。
皆、とっくに失われたか、今や失われようとしているか、いずれにせよ危ういですね。
野生とは、対立するばかりではない生き方があるはずと思っている私です。

かぼちゃ、やられました!

思い込みと油断ですね。
昨夜から今朝にかけて、家の畑のかぼちゃが相当数食い荒らされました。

喰い跡を見ると、かぼちゃの果肉は食べず、中の種だけを食べ尽くしています。
全体で35個くらい成っていたはずですが、10個くらい餌食になってしまいました。

残して置くと全部やられてしまうことは目に見えていますから、ちょっと早いものも含めて収穫出来るものは全て今日収穫しました。
そんなわけで、今年のかぼちゃあんぱんは数量限定と言うことになりそうです。

で、残っていた足跡や畑の荒れ具合からすると、犯人はマミ(アナグマ)じゃないかと思っています。
周りの人は皆、口をそろえて「熊じゃないのか?」と言うのですが、違うような気がします。

でも、マミがかぼちゃを食ったなんて聞いたことがないのですね。
家でも長年かぼちゃを植えていますが、これまで獣の害にあったことはありませんでした。

とうもろこしはとスイカは派手にやられたことがあり、それ以来ネットで囲うようになりました。
そのようなわけですから、かぼちゃには手は出さないだろうという思い込みがあったのですね。

でも、どこかで何かのきっかけで食べられることを学習して、それ以来常食メニューに入るということは、十分あり得ます。
そして、もし推測通りマミの仕業だとすると、一匹ではなく複数でやって来たことは間違いありません。
多分5~6頭じゃないかと思います。

本当は、ネットで囲ってある中のとうもろこしを、喰いたくて仕方がないのだと思います。
他に喰うものが無くなったら、きっと挑戦して来るはずです。
その前に競争で、食えるものは私たちが食ってしまうより他ありません。
来年は、畑全体をネツトで囲うしかありませんね。

この他、猿も近づいて来ているし、熊もいるし、猪も見かけるようになったという話ですから、山間地で農作物を作ることは、今後ますます大変なことになりそうです。
易々と獣の餌食に供していたのでは、奴らの数は増える一方ですからね。
そういう悪い関係は、どこかで断ち切らなくてはなりません。
でないと、そのうち田舎には住めなくなる時が来るかも知れません。

戦争で死ぬのは、人間だけではない

今日は8月6日、広島原爆の日でした。

一発の爆弾であれほど沢山の人が死んだのは、今の時代まで下っても、あれ以来ありません。
そして、あの戦争で世界中で、一体どれほどの人が死んだのか・・・。

広島と長崎に原爆投下という多大な犠牲を払って、やっと世界平和が実現したかに見えたのも束の間、その後の世界は全面戦争こそありませんが、ほとんど絶え間なくどこかで戦争が起こっています。
今も、パレスチナでウクライナで、多くの人の血が流されています。

私は、そうした戦争のことを知る度、想うことがあります。
爆弾が炸裂し銃弾が飛び交うそこは、草木があり虫や小鳥やネズミやモグラたち、沢山のイキモノたちが生きている場所だということ。
戦争で死ぬのは人間だけではないのですね。
名もなきイキモノたちが、何の前触れもなく何の謂れもなく、ずっとずっと沢山命を落としているはずです。
そしてもし、そんなことに想いが及ぶなら、戦争など起こらないだろうとも思います。

こうして人間が犯し続ける罪を、地球のお母さんはどこまで許してくれるでしょうか。

最後に、そんなことを思うきっかけをくれた、あの戦争に従軍した私の父が残した文章をご披露いたします。


クリン草

去年上関の姉の家から、株分けしてもらった桜草が見事に咲いた。
ピンクに白のふち取りのある花は可憐で、葉の色や形も花と釣り合って、春の喜びを語りかけるような風情である。

私は数年前まで、クリン草を桜草と思っていた。(クリン草も桜草の仲間だが)
私の生まれた上関鉱山の家の庭に、クリン草が一株あった。
人にもらったのか、母が山から取って来たものか解らないが、大きく株を張って、二段にも三段にも咲いた濃いピンクの花は、今でもはっきりと思い出すことが出来る。

満鉄に入社して三年目、通化(※)の鉄道守備隊へ入隊した。
二年兵になった五月末のある日、初年兵教育の假設敵となって、草原の台上に教育班と対峙していた。

満州の五月の草木は、芽もつぼみも一緒に出て、花と葉が一緒に開く。
むせるようなにほいのする草の上に伏せると、厳しい冬の寒さから解放されたうれしさ、二年兵になり久しぶりに野外に出た開放感で、踊り出したいほど心がはずんでいた。

ふと軽機関銃の銃口の向こうに、クリン草の一株を見つけた時の驚き!

色彩の全くない長い冬の、兵舎の生活に荒んだ目と心に、ピンクの花の色が迫って涙があふれた。

今日、火曜市へトマトの苗を買いに出かけたら、露店の草花屋にクリン草が数鉢ならんで咲いていて、思わず足を止めた。

子どもの頃庭に咲いていた花、大陸の台地の草原で巡り合ったクリン草、そのピンクの色のやさしさを、三度目にして私は立ちつくしていた。

※通化省(つうか-しょう)は、満州国にかつて存在した省。現在の吉林省東部、朝鮮民主主義人民共和国との国境地帯に相当する。

麦のご報告・続編・他

小麦

沼ノ平産・アオバ小麦です。
粒張りも十分です。


検査

これが検体を入れるマリネリ容器です。


検査

マリネリ容器下部は、検出器センサーに最大限露出するように、このように形状が工夫されています。


検査

沼ノ平産・アオバ小麦の検査結果です。
画像クリックで拡大します。


検査

かぼちゃの検査結果です。
画像クリックで拡大します。

先日、今年の麦畑通信のまとめをご報告しましたが、一部検査結果が出ていないものについて未報告ですので、続報をご覧ください。

本日、沼ノ平産のアオバ小麦とかぼちゃあんぱん用のかぼちゃについて検査結果が出ましたので、ご報告申し上げます。
小麦は粉砕して全粒粉の状態で、かぼちゃは加熱後フードプロセサーでマッシュ加工した状態で、それぞれ検体として提出しました。

結果は、いずれも不検出。
検出限界レベルは、いずれも10Bq/kg以下です。
詳細は、検査結果画像をご覧ください。

これで残るは、千咲原圃場のライ麦だけとなりました。
来週には、ご報告出来ると思います。

それから、千咲原大江圃場の南部小麦の画像が用意出来ていませんが、明日撮影して追加いたします。

そして、このところ毎日の猛暑で、畑の作物が熱にやられそうです。
かぼちゃが2個ほど所謂「焼け」の状態になり、急きょ収穫して加熱処理しました。

作物によって、暑さや乾燥に強いものやそうでもないもの、いろいろあることが改めて分かりました。
それにしても、風車のおかげでカラスは家の畑には近寄りません。

風車

自分で作った風車が、お気に入りの被写体になりました。
青空と雲をバックにすると、絵になりますね。


風車

月に向かって飛行しているように見えます。

ハチに刺される

今日も夕方から草刈りでした。

昨日の掘り跡は、うーん・・・熊じゃないかも・・・、でっかいタヌキ君がいるぞって話も聞こえて来ました。
でも、国道の足跡は、あれは間違いなく熊ですね。

周りを藪にしておくのは、どの道よろしくないというので、灌木も混ざった手強い藪をバッサバッサと刈り払い機でなぎ倒していました。

株立ちしている灌木を伐り倒すのに難儀をしていると、突然ハチの姿が目に入りました。
やっぱりいた!と思った瞬間、右手のひらあたりに痛みが走りました。
気が付けば、周りにハチがワンワンしているではありませんか。

刈り払い機のエンジンを思いっ切り吹かして、排気ガスでハチをけん制しながらその場を退散。
急いで軍手を外して、刺された場所を確認。

家に戻って、カッターナイフで皮膚を切って出血させ、口で毒を吸い出しては吐き出し。
数回繰り返すうちに、痛みが引いて来ましたので、患部を拭いて終わり。
何とか、事なきを得ました。

どうやら刺したのは、アシナガバチの一種のようです。

このハチ騒ぎのおかげで一時作業中断しましたが、その後さらに刈り進めたところでタイムアウト。
本日は、火起こしはせずに終わりました。

さて、食工房は明日と明後日は、定休日となっております。
どうぞお間違えなきよう、よろしくお願いいたします。

熊の気配

昨日の朝でした。
家のすぐ裏の国道沿いの斜面に、大きな熊の足跡が発見されました。

以前から、そちらのエリアに熊がいて、あたりを行き来しているようだと言われていました。
畑のかぼちゃを荒らされたと言う人もいて、にわかに緊張感が高まりました。

実は先日から、家の周りの草刈りをしているのですが、今日の夕方、裏の杉林の中でウバユリの根を掘って食べた痕跡を発見しました。
掘り跡の様子や周りの草木のなぎ倒された様子から、熊だろうな・・・と。
我が家から、わずかに20mです。
すぐお隣の家も、同じくらい・・・。

これは、そのままにしておくことは出来ないと考え、縄張り宣言をすることにしました。
夕方から杉林の中で火を起こし、今もまだ煙を立てています。
それから掘り跡のあるあたりに、立小便をして臭いをつけて・・・。
明日はさらに草刈りを進めて、同じことをするつもりです。

畑にも小細工をしました。
畑の端にスコップを差して、煙と汗のにおいをしみ込ませたタオルを下げ、根元に小便をかけておきました。
毎日のようにお隣の畑にとうもろこしを食べにやって来るアナグマ君(マミと呼ばれているあいつです。)が、どんな反応を見せるか注目です。

野生との付き合い方、実践が始まりました。
折々にご報告に及びます。

今日も暑い一日でした。

昨日も今日も、とてもとても暑い一日でした。
当地では雨も降らず、風も弱く、気温はグングン上がる一方。

昨日は配達の折、故障知らずのはずの車のエンジンがかからなくなり、慌てました。
原因は、バッテリーの寿命でした。

最近、バッテリーが弱って来ていることは認識していて、そろそろ替えようかなと思っていたところでした。
それが昨日の暑さで、交換時期が早まった模様です。
新品に替えたら、何の問題もなくかかりましたが、娘に別の車で救援に来てもらったりで、一時間余り炎天下で立ちん坊でした。

今日もこの暑さで、車で配達はとてもじゃありませんが耐えられませんので、エアコンを使いました。
品物も傷むんですよね・・・。

さてさて、IIDEの編集の追い込みにかかっています。
明後日のイベントで配布してくださる方のところへ、届けなくてはなりません。
今晩中に仕上げます。
ではでは。