月別アーカイブ: 2016年5月

あぁ、早く寝なくては・・・

たった今、作業場で、明日のパン焼きに備えて酵母種の仕込みをして来ました。
これから約6時間後には、一度手入れをします。
砂糖を足して攪拌しなくてはなりません。
それから2時間以内にパン生地の仕込みが始まります。

この2時間ほどの間の様子で、酵母の力を読みます。
いつもベストな状態になるよう、最善を尽くしています。
寝る時間は、あれば良し、酵母が呼んだらすぐ起きる、その覚悟で臨んでいます。

明日も、おいしいパンが焼けるかな・・・と思います。
ご来店お待ちしております。
★地元産小麦でクルミ入りのパンを焼いて、試食していただきます。

バッハ、モーツァルトを聴きながら、パン焼き

喜多方市には、モーツァルトを聴かせて醸した酒が売り出されています。
その名も、「蔵粋」(くらしっく)。

それとは何の関係もありませんが、元々バッハとモーツァルトが好きな私、今日は作業中ずっとバッハとモーツァルトを流していました。

パン生地もその音を聴いていたと言うか、音が生地に何か影響したかしなかったか・・・、それは何とも言えません。
ただ、作業していた私は気分良く、たまにフレーズに酔って気持ちがあっちに行ってしまいそうになることもありましたが、仕事はとてもスムーズに進みました。
パンも、きれいに焼けて、とても満足!

明日はスコーン焼きですが、何を聴きながらやろうかな・・・。

こんなところで好き勝手にやれるのも、個人企業のいいところです。


J.S.バッハ/管弦楽組曲 第2番 ロ短調 BWV 1067 アムステルダム バロックオーケストラ

いろいろやることが多くて、大変!

何と言っても、自ら好き好んでこのような場所に暮らし、このような家業を営んでいるのですから仕方がないのですが、本当にやることが多くて大変です。
そろそろクマさんの動きも活発になっている頃ですから、伸び始めた草を刈り払って警戒を怠らないようにしていなければなりません。
時々、焚き火もして煙を出したり、あたりを見回ったり。

一方、畑も始まっていますから、肥料を混ぜたり耕したり、植え付けもボチボチと・・・。
そしてもちろん、本業のパン屋を忘れちゃあいけません。
コーヒー焙煎もありました。

定休日の今日も、何だかんだと一通りすべてやっていました。
そんな合間に、コーヒー飲んだり音楽聴いたりもしてますよ。
いやはや何とも、盛り沢山な毎日です。

明日は営業日、3時起きしてパン生地を仕込みます。
お天気は、とびきりよろしいようです!
一年のうちでも一番気持ちの良い今頃、どうぞどうぞご来店ください。


熊地図2016・更新

音楽も、オーガニックで

農産物や食品の世界では、オーガニックという概念はもうすっかり定着しています。

私は、音楽の世界でもオーガニックという概念が使えると思っています。

電気的音響手段もなく、録音技術も存在しなかった時代の音楽は、生演奏だけでした。
もちろん楽器は、人が演奏するものだけ、歌は肉声のみ。

それがデジタルの時代になって、音に関して出来ないことはないというほどの技術革新が現実になっています。
録音技術も再生装置も完璧!

しかし私はどうも、最近の何でもかんでも電気仕掛けの音作りに、違和感を覚えるのです。
最近、真空管アンプを復活して、そこそこの音量で音楽を聴くようになって、気が付いていることがあります。

生演奏をその場で聴くのが一番いいのは言うまでもないとして、録音されたものでも、いろいろプロセスしない方がいいですね。
無添加・・・ですね。
それよりさらに大事なのは、素材・・・つまり演奏そのものですが・・・。
つまり、オーガニックたる所以です。

ですから私は、最近の大会場、巨大PA、そして電気仕掛けのステージは、見る気にも聴く気にもなりません。
多分、歳のせいもあるのでしょうけれど・・・。

心が動くとしたら、せまい会場でノーPAで、例えば教会のような場所で、小編成のバンドの演奏ということになるでしょうか。
ホールの自然の残響だけを飾りに、最大限楽器や歌声のディテールが損なわれない、そんな配慮が行き届いているコンサートを聴いてみたいですね。

幸いなことに、YouTubeサイトには、私を喜ばせてくれる質の良い録画が沢山あります。
先日ご紹介した、Kristine Westのリコーダー演奏も素晴らしかった!

ご覧になった方、お気づきでしたか?
録音のマイクが、どんなセッティングになっていたか。

各楽器の前にマイクは立っていなかったでしょう。
あるシーンで、1本だけ中央にマイクが立ててあるのが見えます。
そして、左右両脇に1本ずつ目立たないようにマイクがセットしてありました。
それで、あの音がとれているのです。
ひょっとすると、会場の後ろの方に別なマイクを立てて残響を拾っておいて、あとでミックスしたかも知れませんが・・・。
でも、基本的に無添加ですね。

またいつか、かの藤島晃一君に来てもらって、家のカフェスペースでノーPA ・膝づめライブをやりたい・・・。

と言うわけで今日は、また別なYouTubeコンテンツをご紹介します。

バッハ ブランデンブルク協奏曲 第5番 クロアチアン バロック アンサンブル

コピ・ルワツク

コピ・ルワツク

インドネシア・ジャワ島のお土産
豆は粉に挽いてあり、真空パックされていました。


コピ・ルワック

まるでココアパウダーのように細かい粉です。
固まりを崩して、空気を含ませるように混ぜてから使います。


コピ・ルワツク

泡は全く立たないし、湯がちゃんと浸透しているのか不安・・・。


コピ・ルワック

コーヒー液の色が濃いので、すごく苦いのかと思いましたが・・・

インドネシアの超レア物コーヒー「コピ・ルワツク」、映画「かもめ食堂」のワンシーンで、コーヒーをおいしくするまじないの言葉として登場しています。

本当は、インドネシアで、ジャコウネコにコーヒーの実を食べさせ、糞の中から皮と果肉が除かれた実を回収して乾燥精製する手法で生産されたコーヒー豆のことなのですね。
ええっ!と思われるかもしれませんが、世界にはこの手の精製法が幾種類かあって、鳥に食べさせる方法もあります。

今日は、たまたまご来店くださった近所のお客さまが、友人にもらったコピ・ルワックを持っているんだけど・・・と言うので、その場にいた別のお客さま共々興味を示したところ「じゃあ、これから家に帰って持って来るよ。」ということになり、急遽試飲会になりました。

何しろ高価なお土産で、わずか30gしかありませんから試すと言っても一回きり!そしてコーヒーは微粉に挽いてあり、ペーパードリップにしようかフレンチプレスにしようか・・・、あるいは煮出し上澄み式にしようかさんざん迷いましたが、結局ペーパードリップで行くことにしました。

さて抽出で悩んだのは、粉が細かいので湯がうまく浸透するかどうかでした。
初めのうち、少し注いでは浸透するのを待ち待ち時間が過ぎてしまい、三分以内で抽出は不可能でした。
焙煎は案外浅めのようでしたが、抽出されたコーヒー液の色合いは結構濃い目です。
何となく苦そうな気がしましたが、飲んでみてびっくり!
苦いことは苦いのですが、何か正体は分かりませんがフルーティーな香りがするし、濃厚な旨みやかすかな甘みも感じます。
何口が飲むうちに、何だかくせになりそうな不思議な魅力です。

否、参りました・・・。
この次は、生豆を仕入れて自分で焙煎してみるしかなくなりました。

提供してくれたお客さまも一緒に試飲したお客さまも、やるなら一口乗ると仰るので、多分近いうちに実現することになるのじゃないかと思っています。


明日と明後日は、定休日です。

毎週火曜日・水曜日は、定休日休業となっております。
間違えのございませんよう、よろしくお願いいたします。

快晴の空の下、ご来店御礼

ライ麦

逆光だと、ノギが光って見えるんですね。
本当に美しい!


ライ麦

今シーズンは、穂が大きく力強いような気がします。

昨日に続いて本日も、快晴でした。
本当に気持ちの良い一日でした。
この空の下、家の畑ではライ麦の穂がピカピカと光っていました。

いい季節ですね。

食工房にも、三々五々ご来店のお客さまがお見えになりました。
何と言うか、ちょうど良いペースで、それぞれ皆さんには時間の許す限りゆっくりと休んで行っていただきました。

それでまた面白かったのは、類は友を呼ぶの倣いでしょうか、どなたも音楽好きでアナログレコード盤を見ては反応してくださるのですね。
これを聴いてみたいと、リクエストいただく場面もありました。
音楽があるおかげで、いろいろと話も弾みます。
偏りはあるものの、これもドコノモリ文庫のライブラリーの一角だと言えるでしょう。

聴いてみたい盤があったら、どうぞご遠慮なくリクエストしてください。
そこそこの大音量で、楽しんでいただけます。

と言うわけで、最後になりましたが、本日のご来店改めて御礼申し上げます。

お宝・その1

今日は、音楽の話題です。
私がその昔、両国フォークロアセンターに関わりがあったということは、もうずい分前に申し上げました。<参照>
そう・・・時間で言うと、1974年の9月から半年くらいの間でした。
その間に、ずい分沢山のミュージシャンのライブに立ち会う機会に恵まれ、音響や録音も担当しました。
その中の何本かの録音テープは、今も私の手元にあります。
先ず、私と極少数の関係者以外誰も聴いたことがないであろう、そしてこのままお蔵にしてしまうと永久に誰の耳にも届かないかも知れないその音源を、今、デジタルデータにしようとしているところです。
今日は、その一部を紹介します。
もう42年も前、1974年10月に両国フォークロアセンターの2階のフロアが抜けるのではないかと心配になるほどの、40数名の観客を押し込んで始まった「井上憲一ライブ」です。
井上憲一・フォークロアライブ 1974年10月
この時のライブは、約一時間半。
観客の中には、知る人ぞ知る古田勘一君もいました。
今日はその一部、2曲目に歌ってくれた”Trouble in Mind”です。
いずれ全編をお耳に入れる時が来ると思います。
興味のある方、ご期待ください。


本日の食工房

食工房

初めて女の子が登場!

油のこと

油脂類は、製パン・製菓業にとって欠かすことの出来ない素材です。
食工房では、バター、菜種サラダ油、オリーブ油そしてごま油を使用しています。
このうち菜種サラダ油は、今まで生協で売り出されていた「一番絞り菜種サラダ油」を使用して来ましたが、最近になって何の前ぶれも無く、この「一番絞り菜種サラダ油」が姿を消してしまいました。
代わりに新商品が出て来ましたが、どうも今一つ素性が不明で品質も一般市売品と変わりないようです。
そこで、この菜種サラダ油について再検討し、自然食品店などで品質の良さそうなものを探し数点購入しました。
価格は一挙に3倍にもなりますが、品質は申し分ありません。
今後、業務用の購入単位でどこまでコストを下げられるか、業者を当って交渉してみようと思っています。
では、油が変わって風味や食感は変わらないのか・・・ということですが、まずほとんどお気づきになるほどの変化は無いと申し上げます。
私としては、いささかなりとも悪くなることはないと思っています。
あと、製品価格に影響するのかというご心配があると思いますが、油は素材の一部なので、今回は値上げなどは考えていません。
なお、今後数ヶ月の間、使用される菜種サラダ油の内容が、一定しない可能性があります。
ご理解とご了承をお願いいたします。

ここ数日、お天気はよろしいようで・・・

昨日は、梅雨を思わせる雨模様でしたが、今日は一転快晴の空でした。
しかし、風は妙に冷たく空気も澄み切っていて、畑ではライ麦の穂が揺れて新緑の今頃どこの国なんだ!というような不思議な感覚を味わいました。

明日も明後日もこのまま晴れが続くようです。
まだ暑くはありませんので、気持ちの良い一日になると思います。
ご来店をお待ちしております。

明日は、ライ麦の写真を撮ろうかなと思っています。

仕切り直し

ゴールデンウィークも無事過ぎ去り、臨時休業をいただいてすっかりリフレッシュしました。
明日からまた日常に戻ります。

今日は、仕切り直しです。
売り切れて在庫が無くなったコーヒー豆の焙煎、酵母種の仕込みなどなど、明日の営業再開に向けて余念がありません。

例年、ゴールデンウィークの後は、一時的な閑散期になります。
まあ仕方がないことですが、逆にこういう時にこそ出来ることもありそうです。

お客さまとゆっくりお話し出来たりするのも、こんな時です。
コーヒーなど用意して、ご来店をお待ちしております。