日別アーカイブ: 2016年5月16日

コピ・ルワツク

コピ・ルワツク

インドネシア・ジャワ島のお土産
豆は粉に挽いてあり、真空パックされていました。


コピ・ルワック

まるでココアパウダーのように細かい粉です。
固まりを崩して、空気を含ませるように混ぜてから使います。


コピ・ルワツク

泡は全く立たないし、湯がちゃんと浸透しているのか不安・・・。


コピ・ルワック

コーヒー液の色が濃いので、すごく苦いのかと思いましたが・・・

インドネシアの超レア物コーヒー「コピ・ルワツク」、映画「かもめ食堂」のワンシーンで、コーヒーをおいしくするまじないの言葉として登場しています。

本当は、インドネシアで、ジャコウネコにコーヒーの実を食べさせ、糞の中から皮と果肉が除かれた実を回収して乾燥精製する手法で生産されたコーヒー豆のことなのですね。
ええっ!と思われるかもしれませんが、世界にはこの手の精製法が幾種類かあって、鳥に食べさせる方法もあります。

今日は、たまたまご来店くださった近所のお客さまが、友人にもらったコピ・ルワックを持っているんだけど・・・と言うので、その場にいた別のお客さま共々興味を示したところ「じゃあ、これから家に帰って持って来るよ。」ということになり、急遽試飲会になりました。

何しろ高価なお土産で、わずか30gしかありませんから試すと言っても一回きり!そしてコーヒーは微粉に挽いてあり、ペーパードリップにしようかフレンチプレスにしようか・・・、あるいは煮出し上澄み式にしようかさんざん迷いましたが、結局ペーパードリップで行くことにしました。

さて抽出で悩んだのは、粉が細かいので湯がうまく浸透するかどうかでした。
初めのうち、少し注いでは浸透するのを待ち待ち時間が過ぎてしまい、三分以内で抽出は不可能でした。
焙煎は案外浅めのようでしたが、抽出されたコーヒー液の色合いは結構濃い目です。
何となく苦そうな気がしましたが、飲んでみてびっくり!
苦いことは苦いのですが、何か正体は分かりませんがフルーティーな香りがするし、濃厚な旨みやかすかな甘みも感じます。
何口が飲むうちに、何だかくせになりそうな不思議な魅力です。

否、参りました・・・。
この次は、生豆を仕入れて自分で焙煎してみるしかなくなりました。

提供してくれたお客さまも一緒に試飲したお客さまも、やるなら一口乗ると仰るので、多分近いうちに実現することになるのじゃないかと思っています。


明日と明後日は、定休日です。

毎週火曜日・水曜日は、定休日休業となっております。
間違えのございませんよう、よろしくお願いいたします。