今日は、予てお知らせしたとおり、「工人まつり」に出店して来ました。
大きなイベントに行くといつも味わう独特の気分、それはそこに集まって来た人たちが吐き出すエネルギーが集まって、一つのすごい力になっている証拠です。
そこに居合わせる人は、皆似たような感覚を味わっているはずだと信じられる、不思議な一体感を醸し出しています。
「工人まつり」は、そういう意味では大変成功しているイベントだと思います。
年一回ずつ、20回以上も回を重ねて益々盛り上がっているのが何よりその証拠です。
こういう場合、経済的効果に評価や関心が集まり易いのですが、それは単なる結果であって、イベントが成功している本当の力はもっと違うところにあると、私は考えています。
それは、このイベントがモノづくりをする人たちの出展(出店も兼ねていますが)イベントだからだろうと思っています。
頭を使ってアイディアをひねり出し、手を動かしてモノを作ることは、ごまかしの効かない世界です。
「いいものはいい。」と、最後には必ず正当な評価が下る世界ですから、20年も続いているうちに本当に秀逸な工人たちが集まるようになったのでしょう。
当然、お客様たちも目が肥えているというか、価値の分かる方が多いのですね。
私は、パンと焼き菓子を並べてカフェをやったのですが、参加する前はコーヒーやパンなど食べ物への関心は、クラフトとは関係ないだろうと軽く考えていたところ全然違っていて最初ちょっと驚きました。
でも考えてみると、モノの価値に敏感な方が食べ物に関しても同様に敏感に反応するのは、ある意味当然なことでした。
ありがたいことに、今日は持って行ったものはすべて売り切れました。
手づくり工房「あるぼる」の人形たち
この人形の作り手である金山町の私の友人も、ずっと以前からの出店者です。
こちらも今日は売り切れ状態だったとか。