山の子クッキー
これも正統マクロビ.メニューです。
今日は、「山の子クッキー」と「どろんこクッキー」を焼きました。
両方とも飛び切り手間のかかる、非効率的製品です。
特に山の子クッキーは、重曹とリンゴ酢を膨張剤として使うので、反応時間の関係で、一度に沢山つくることが出来ません。
ですから、山の子クッキーが品切れしていないということは、食工房は少し暇になっているということです。
とは言え山の子クッキーは、他のクッキーにはない特長があって、食工房としては一押しのメニューとして、いつも棚に並べておきたい商品なのです。
その第一の特長は、ノーシュガーであるということです。
それでも、ドライフルーツのカレンツ(フサスグリの一種で、レーズンよりも格段においしい。)を、ザランザランするほど沢山入れていますので、甘みは十分あります。
そして、クルミをあら砕きしたものとオートミールで、コクのあるおいしさとザクザクと心地良い食感を実現しています。
マクロビオティックメニューとしても、申し分のない「山の子クッキー」です。
ただ一つの難点は、いい材料をふんだんに使用するため、価格がどうしても高くなってしまうこと・・・。
それほど大盛りでもないクッキー1袋に、550円も出していただくのは気が引けますが、何ともいたし方ありません。
一方ではそれだけの中身があると思っていますし、たまに計量残りが出た時口に入れると、自画自讃で申し訳ありませんが、しみじみおいしいと思います。
これはひとえに材料の良さと、何も小細工しないシンプルなつくり方が出した結果です。
一度に11袋くらいずつしかつくれないので、棚に並べてもすぐに無くなってしまいます。
ですから、まだご覧になったことのないお客さまもいらっしゃるかも知れませんね。
そして、もしこればっかりが人気が出ると、食工房としてはちょっと難しいことになってしまう、悩みの多いクッキーでもあるのです。