クリングラ
アッベ少年が焼いているのと、
ほぼ同じものを再現してみました。
今日はトントゥに厳しくブレーキをかけられているらしく、スムーズに運んだのはクリングラだけでした。
これだけは、とてもうまく行きました。
「長くつ下のピツピ」の作者として有名なリンドグレーンの作品、「おもしろ荘のこどもたち」の中に、アッベ少年が、甲斐性のない親に代わって、クリングラを焼いて生計を立てているという件が出て来ます。
このクリングラを、食工房のメニューに取り入れられないかと、試作に及んだというわけです。
バターとミルクを練りこんで、酵母で発酵させた生地は、いつもながら本当に風味豊かでうれしくなります。
これを細長いひも状にして、クルッとひねって結び目のように形をつくります。
この愉快な形にも、実はとても理に適ったところがあるのです。
それは、焼く時に火が通りやすいということです。
そして、小さいのは芯までカリッと焼けてビスケットのようになりますし、大きいのはパンのようにふっくらとさせることも出来ます。
主食にもオヤツにもなります。
さて、これをどうやって商品にするか、それが問題です。
同じ大きさにそろえて、1個いくらと決めるのが良いか、大きさはバラバラにして計り売りするのも面白そうだけど、ちょっと大変かなと思ったり・・・。
もうあと何回か試作して、食べ方も研究してみましょう。
今日は、クリングラと同じ生地で、細長い棒状のパンも焼きました。
こちらも商品になりそうです。
ところで今日は、もう一つ、裏の仕事がありました。
確定申告のための計算書の作成です。
いやはや、これだけは何年やっていても好きになれません。
そもそも、記帳するというのが苦手です。
ちゃんと帳簿が出来ていないので、今になって余計大変なことになるわけです。
それでも今回は、今まで手を出さなかった「エクセル」が、妙にすんなりと理解出来そうな気がしましたので、思い立って使い始めています。
ひょっとすると、これは私にとって画期的な出来事になるかも知れません。