いらっしゃいませ、食工房でございます。
ただいま営業中でございます。
当店のおすすめ品でございます。
カネリプッラ、堅焼き黒パン・特大、みのりのパン
新製品のピストーラもございます。
スコーン、ナン、プンパニッケルはいかがでしょう。
当方の店名、屋号として税務署への所得申告や保健所への営業許可申請の際にも、正式名称として使って来た「食工房」。
この呼び名を思いついたのは、今から25年ほど前のことです。
当時、自然食品を販売する仕事をしていた私は、沢山の良心的な生産者の方々に出会う中、しだいに自分もモノづくりの現場で仕事がしたいと思うようになりました。
その時、試しに手づくりのお菓子などをメニューに加えて、親しい方々に買っていただいたことが、食工房の始まりです。
健康と食の安全に貢献出来る食品づくり全てにわたっていろいろ模索しましたが、最終的に天然酵母パンと焼き菓子、それから自家焙煎コーヒーの製造販売というところに辿り着きました。
ところで、当初は珍しかった食工房という名称。
食べ物の仕事に、「工房」という呼称をあてがうのは、それまで例がなかったように思います。
しかしその後、次々と私と同じような思いつきを得た方があったと見え、食工房という呼び名はどんどん増えました。
単に食工房だけでは紛らわしいと考えられたのでしょう、〇〇食工房、食工房〇〇、という呼び方まで含めると、今はもう一体どのくらい沢山あるのか想像が付きません。
ちなみに「食工房」でグーグル検索すると、300万件を超えるページがヒットします。
この場所で正式にパン屋を開業するに当たって、「食工房」の名を使おうかどうか、正直とても迷ったのです。
仮に本当に、思いついたのが自分が一番だったとしても、そんなことは他人様には関係ないことですし、「食工房」ではその他大勢の中に埋もれてしまって、存在感を誇示することは望めないと思っていました。
いろいろ思案して、いくつか新しい名称も思いついたのですが、どうも今一つしっくり来ないし、とりあえず「食工房」でスタートして、後で改名してもいいくらいに考えていたのです。
しかし、初めの1年が過ぎる頃から考えが変わりました。
せっかくお客さまが覚えてくださった店名、屋号を、そう気軽に変えるものではないと気が付いたのです。
そうすると、もうずっと「食工房」で行くしかありません。
そしてネットデビューすることになった時、自分のサイトをいかにして「食工房」で検索上位にヒットさせるか、これが課題でした。
初めの数ヶ月間、「食工房」で検索しても自分のサイトは、見つけることが出来ませんでした。
それが今では、たいがいの検索エンジンで、トップにヒットします。
2位が何と、このブログ「飯豊の空の下から・・・」です。
いやでも、今ならその理屈が分かります。
この次の課題は、「天然酵母パン」などの一般的代名詞で、我が食工房が上位にヒットするようになることです。
でもそれは、なかなか遠い道のりのような気がします。
そんなことより、先ずは真面目においしいパンを焼き続けていればよいことだと、それは重々承知しています。
皆さま、今後とも「食工房」 http://shokuko.com を、どうぞよろしくお願いいたします。