日別アーカイブ: 2009年7月23日

夏休み

今日は、朝のうちから近所の子どもたちが自転車に乗って走り回っているのを見かけて、「ああそうか!夏休みなんだ。」と気がつきました。

若い頃は気ままに過ごし、結婚してからもほとんど自営業。
山暮らしの時も、人に雇われて働くということはなかったので、いつでもどんなことでも自分で決めてやって来ました。
忙しくするのも暇に過ごすのも自分次第。
その結果、我が人生には労働と休暇というメリハリはありませんでした。
それが良かったか悪かったか、評価のしようもありませんが、このところの忙しさにちょっと嫌気がさしたものか、今朝は夜明け方の気持ちのいい時間に、外の空気を吸えない作業場にこもっているのが恨めしく思えました。


ああ!今、マキストーブに火を起こしているところだったら、どんなにいいだろう・・・などと、夢想していました。
思えば、山暮らしをしている時にそのチャンスはいくらでもあったのに、時間が自由な時は案外朝寝をしてばかりでした。


この夏も、また何日間か夏休みをいただくことにしていますが、私の休暇はいつも、普段手が回らないことを片づけるのに時間を費やしてしまいます。
さあ休むぞ!と思ってちゃんと休めた試しは、実はあまりないのです。


それよりも、日常のちょっとしたすき間に思いがけない安らぎの瞬間が見つかる時の方が、よほど癒される気がします。
それが自営業のいいところかなと、私は納得しています。
いわゆる OFF の時間に、どこかに行ったり、お酒を飲んだり、何か目先の変わった楽しみを求める必要は、私にはあまりないのです。
そんな時間があるのだったら、畑にいるか、山歩きをしに行きます。
もっと小刻みな時間しかなければ、「お空眺め」をするだけでも結構。
パッと表に飛び出した時、木立の向こうに月が上って来るのが見えただけで、幸せな気分で元気になってしまうほど、私の心も体も単純になってしまったようです。


さて、今年の私の夏休みはどのように・・・。