日別アーカイブ: 2009年7月25日

夕立

今日は、夕方から雷雨になりました。
仕事を少し早めに上がらせてもらって、あちこちジャングルになり始めた庭の草刈りをしようと、刈り払い機の刃研ぎを終わらせて、さてエンジンをかけて刈り始めたところで、頭の上に大粒の雨が当たり始めました。
刈り払い機を片づける間もなく土砂降りに。

そして雷が鳴ったので、今度は大慌てで家の中に入り、電気器具の電源を抜いて回りました。
PCはもちろんですが、先日入れたばかりの真新しい冷蔵庫と冷凍ストッカー、その他気にし出すとその数の多さに驚いてしまった私です。
昔なら、電球が一個切れたくらいで済んだでしょうが、この時代の家の中は何もかもが電気仕掛けです。
そしてハイテクの物ほど落雷の被害を受けやすくて、おまけに高価なものが多いのですね。
直撃雷でなくても、近くに落ちた雷の衝撃が電線を伝わって、周辺の家々の器具に被害を及ぼすことはいくらでもあるそうですから、ゴロゴロッと来たらもう油断はしていられません。
つい先日も、あるお店で冷蔵庫と冷凍庫とエアコンが一度にやられて、100万円を越す出費を余儀なくされたという話しを聞いたばかりです。
うちなんかその点、自宅と店は棟続きですから、必要とあらば夜中でも対応出来るのです。

でもちょっと考えてみたのですが、年間通して全国で、雷の被害で破損する電気器具の数は、一体どれほどになるのでしょうか。
決して軽いものではないと思います。
そして皮肉なことに、それによる強制的な買い替えは、そこそこ大きな需要となっているのじゃないでしょうか。
まだそれに雷の被害を受けるのは、家庭だけではありませんからね。
例えば携帯電話の基地局などが直撃されたら、いくらガードしていても、設備は無事ではいられないでしょう。
そしてどれほどの被害額になるか、ちょっと想像出来ません。

直撃雷の凄さと恐ろしさを、我が家は一度味わったことがあるので、よく分かっているのです。

便利になったハイテク生活も、雷に対してはいつもビクビク神経を尖らせていなくてはならないのですね。
遠目に見る稲光は、とても美しいと思いますが、余裕で眺めているわけに行かなくなってしまった、今の私たちの生活がちょっと恨めしく思われる夕立でした。