会津新宿線「夢街道会津号」・阿武隈サービスエリアにて
昨日会津を出発して今朝高知まで、東京経由で高速バス二便を乗り継いで、約20時間の旅でした。
会津と土佐(高知)、このものごとの両極に位置するような土地柄庶民性の二地域のお話しは追々ご披露するとして、先ずは毎度のことながら、高速バスの運転手さんの技能の高さに舌を巻くと言うお話しです。
とにかくスムーズ、そして速い!
最前列の席に座ったので、スピードメーターを覗こうかと思いましたが、両脇にうら若い女性がお座りでしたので、ちょっと見っともないという気がして止めました。
でも大体ですが、常時110km/h超くらいは出ていたようです。
何より、込み合っている車列の中に混ざって行って追い抜く時も、全然不安を感じさせないのは、要は動きがスムーズだからなんでしょうね。
数十人の乗客の命を預かって、予定の時刻に到着目指して臨機応変に大きな車体を走らせるのは、やはりプロフェショナルです。
今時、誰でも車の運転くらい出来るのが普通ですけど、職業ドライバーの、それもバスの運転手となると次元が違うような気がします。
プロの仕事場。
一度でいいから運転してみたい好奇心に駆られます。
さて、途中経由した東京で、またしても驚きと違和感とため息の連続の私でした。
ホームに突っ込んでくる電車のスピードの何と速いこと!
出発して行く時の、自動車に劣らぬ恐ろしいくらいの加速度。
この頃、線路への転落事故や飛び込み自殺が多いので、ホーム側にも柵と扉を設置する方向だとか・・・。
東京駅もそうですけど、都内のターミナル駅は、どこもいつ行っても工事中ですね。
ちょうど一年前にも訪れた東京駅、まだ終わらぬ工事が続いていました。
そして夜行バスの窓から眺める東京の街は、見渡す限りメタリックな輝きに満ち満ちていました。
無数の色取り取りの明かりと、奇抜さを競うかのような造形の群れは、東京全体がまるで遊園地のよう・・・。
でも、その後に現れた無数の高層アパート群の、規則正しい間隔で明かりの下に浮かんでいるドアの群れを見て、私が何をイメージしたか、それは言わないでおこうと思います。
ドリーム徳島・高知号・ダブルデッカー
3列フルリクライニングシートで快適
さすがに熟睡は出来ませんが、自分で運転する
ことを思えば、ずっーと楽な旅でした。
一夜明けて、高知の街に降り立った時、そこは漂ってくるものすべてが高知でした。
走り去ってゆくバスの後面に、早速一撃喰らってしまいました。
あの馬路村の広告です。
曰く「日本には、村が減少しすぎている。」
横には「ごっくん馬路村」のイラストが大描きしてありました。
やったね!これですよ!
明後日、馬路村に行ってきます。
さて高知の街の一番の特徴は?と言えば、路面電車だと私は思っています。
他所の街で次々と廃止される中、逆に使われなくなった車両を集め、遠い外国からもレトロな形の車両を購入して、街全体が路面電車ミュージアムです。
一時期減った利用客も、この頃は増えて来たみたいです。
レトロな電車に、ICカードで乗り降りする地元の人たちを見ていると、これだよなーと思うのですね。
8、9年前だったかな、初めて女性の運転士さんが登場して話題になりました。
今日また珍しく女性の運転士さんでした。テキパキとそして細やかなお仕事ぶり。
運転士さんのネームプレートの下には、イベント電車運行の案内ポスターが。
電車の写真も撮りに行かなくては・・・・。
当然と言えば当然!高知県出身の漫画家
やなせたかしさんのまんがもイラストされていました。
派手ですねぇ!いいですねぇ!
電車同士のすれ違いです。
右側の電車の行先は「ごめん」
左側電車は「いの(いぃの)」
南国の街の活力、まだまだ話は尽きません。