日別アーカイブ: 2009年1月29日

余り生地の悩み

先日、余り生地でヒットが出ていることを取り上げましたが、今回は少し悩みもあると言うお話です。

余り生地とはその名の如く、定番商品を作る際計量した後に残った生地のことを指します。
材料を仕込む時、いつでもぴったりというわけには行きませんから、少し余裕を見ておきます。
計量のキリの良さの都合で材料を計る場合もあり、必ず残りが出ます。
余った分だけ、その時都合の良いものを造って、たまたまお店に並べて売れたというのが一番いいわけですが、それがお客さまのお気に召していつも欲しいと言われると、応えないわけには行かないのが商売ですね。
それはそれでうれしいことなんです。

ところが、余り生地メニューもついに3種類にもなって、全部定番にしたものですから大変なことになりました。
決まった数でご注文が入るようになり、今度はどのくらい余らせるかが先に決まって、仕込み量を逆算しなくてはならなくなったのです。

食パンは3種類ありますので、それぞれの注文数と店売り分の数を確保しつつ、余り生地の量も不足がないようにしなくてはなりません。
そうかと言ってそれぞれ専用に仕込みをすると、今度は本当に余り生地の行く先がなくなってしまいますので、このシステムは一方ではとても重宝なのです。

で、この計算が結構込み入っていて、今日は勘違いも手伝ってとんでもない計算ミスをしてしまいました。
おかげで生地が足りなくなり、ご注文が入っていたナンとピザクラストが一つも出来ませんでした。
納品先の方々には、ご迷惑をかけましたこと、この場を借りて謹んでお詫び申し上げます。

まあいくら何でも今日みたいなことは滅多にないと思いますが、逆にいつぞやのように余り生地の余りが沢山出たのでピザクラストになった時のように、また余り生地メニューが増えることはもう避けたいと思っています。
今後、重々注意いたします。


 



新・飯豊山食パン、ご好評いただいています。



地元山都町、沼の平産のアオバ小麦全粒粉配合になった新・飯豊山食パン、風味食感共にご好評いただいています。
モッチリとした食感、同じ1斤でも使っている生地量が多いので、食べ応えがあります。

日数を経過するにつれそのままでは硬くなりますが、トーストしていただくと元のように食べやすい柔らかさに戻ります。
併せて本来の小麦の風味をお楽しみいただけます。

新・飯豊山食パン(山型)1斤 440円 3斤1本 1200円