月別アーカイブ: 2014年11月

本日は、いろいろ盛り沢山

シュトレン

写真だと分かりにくいですが、日本国内で製造されているシュトレンの中では、とびきり大きい方に入ると思います。


シュトレン

今回は、特大ばんじゅうに6個×6枚で36個造りました。

本日の食工房は、朝からいろいろと盛り沢山の一日でした。
シュトレンのお化粧をする段取りをしているところに、商工会から電話が・・・。

忘れていました!
残留放射能の検査をお願いしていたのに、朝一番に検体を持って行くのを・・・。

取るものも取り敢えず、急いで検体を用意して商工会まで一っ走りしました。
今回は、うちの畑で収穫したライ麦です。

結果は、2時間測定・検出限界5.7Bq/kgで不検出でした。
このあたりの畑で収穫した農産物に関しては、もう何も懸念は無くなったと言って良いでしょう。

この後来週には、さつまいもと小豆も検査します。

小豆

うちのすぐお隣の、トシコ姉の小豆です。


小豆

近所の気さくなおばんちゃ、アキコさんの小豆。


小豆

いつもこのブログのお話に出てくるおばんちゃ、ヤヨイさんの小豆。


小豆

川向こうの辰ヶ原のおばんちゃ、スミコさんの小豆。

で、シュトレンのお化粧をしているところへ、今度は近所の農家のおばあちゃんが小豆を持って来てくれました。
4人のおばあちゃんから、合計45㎏余りの小豆が集まりました。

いやー、見事なものです!
洗いも選別も、ものすごく丁寧にやってくださっているのが、一目で分かります。
味の方は、昨年すでに実証済みですからね。
楽しみです。

ザワータイク

プクプク泡を吹いています。


ザワータイク

表面は少し乾いた感じです。
わずかに酸味の混ざったにおいがしています。

そして、ザワータイクでしたね。
プンパニッケルの風味に決定づけるザワータイクですが、これがなかなか奥が深くて、すごくいい時もあればそうでない時もあります。
先週は、決定的なしくじりがあって、焼いては見たものの売りには出しませんでした。

そこで、もう一度資料を復習して、最初からザワータイクを起こしています。
今日で4日目。
今までのものも残してありますので、出来上がったら比較して見ようと思っています。

ライ麦

定点観測です。先週の写真と見比べれば、違いが分かります。


ライ麦

まったくすごい!たくましい!

そして最後は、麦畑のこと。
先週麦踏みして、一週間後が楽しみとお伝えしましたが、ちょっと過ぎましたが本日写真を撮りました。

まあ、見てやってください。
やっぱり逞しいですよね。
倍旧の勢いって、ウソじゃないでしょう。

でも、雪が降る前にもう一度踏みますよ。
その後は雪の下です。

さてさて、明日と明後日、食工房は定休日にて閉店しております。
どうぞ、お間違えございませんように。
ではでは。

初シュトレン、上々!

今日は、今シーズン初のシュトレン製造でした。
2005年以来、もう10シーズン目です。

初めのうちは、細かいところで試行錯誤がありましたが、ここ二、三年来迷いはありません。

レシピも手順も完全に定着してしまいましたので、初日の今日も、まるで昨日の続きをやっているかのようにスムーズでした。

一つだけ、例の「ゆめちから」の性質がどのように影響するか、ちよっと不安がありましたが、若干水分を多くした程度で特に支障はありませんでした。
そのこともあって、今日は余裕を持って二回戦36本分の仕込みに留めました。

それにしても、バターを使いますね。
今日一日で、業務用1ポンドバターが10本余り消えました。
来週は、3回戦で行くつもりですから、15本余りのバターを確保しなくてはなりません。
大変!大変!

バターを使うのはシュトレンだけではないので、バターの入手の次第は、食工房にとって死活問題です。
どうしましょう・・・?!

それはさておき、ただ今食工房では、かぼちゃあんぱん用のあんこ造りをやっています。
今日も、シュトレンが片付いた後、春に導入したロボクープ(フードプロセッサー)が活躍。
これまで何回もに分けてやっていた作業を、たったの一度で完璧に仕上げてしまう容量と実力は全くすごいものです。
すでに皆さまご存じのとおり、あのクリーミィーなかぼちゃあんが造れます。

あぁ、でも!これもバターを使うのでした・・・。
ま、こちらは少しあれば足りるので・・・。

そのあとは、さつまいもの加工もあります。
柚子きんとん丸ですね。

来年早々、一時的かも知れませんが、かぼちゃあんぱんと柚子きんとん丸の両方を製造することになるかも知れません。
どうぞお楽しみに。

おばあちゃんの小豆も出来がいいらしいので、あん丸も楽しみです。
いっそのこと三つともやったりして・・・。
手が回るようなら、それもありということで。

もちろん、ハード系も手を抜きません!
明日は、ザワータイクにまつわるお話しを。

それでは、引き続き明日もご来店、ご注文、お待ちしております。

半日、山仕事

今朝は、この季節らしく冷え込みました。
霧は出ておらず、代わりに真っ白に霜が降りていました。

パン生地をこねた後、外をジョギングした時、空気が冷たくてマスクをした方が良かったな・・・と思ったくらい。
そして日中は、そこそこ暖かくなって気持ちの良い晴天でした。

私は、午前中で食工房の仕事を上がらせてもらい、あとを娘二人に任せて外へ。
裏の林の中に伐り倒したままになっている木を、薪になるように玉切りしたり小枝をまとめて邪魔にならない場所に置いたりしながら、一方で落ち葉や刈り払らわれたまま残っている笹や草の残骸を集めて燃やしました。

山暮らしの時以来、久しぶりに山仕事をしている気分でした。
いやはや、体力を使いますね。
以前に比べると、この頃チェーンソウが重く感じられます。

それでも昔取ったきねづかですね。
一旦エンジンがかかれば、危なげなく使いこなせる自分に、ちょっとだけ安心しました。
そして夕方までにかなりの範囲が片付いて、いかにも見通しが良くなりました。
煙も出ているし、多分熊は近づけません。

その代り、私は、今夜はもうすぐに寝ないと持ちません。
ではでは。
明日は、今年初のシュトレンを焼きます。

熊日和だぁ!

今日は、満月ですね。
夕方配達から帰って来る道すがら、東の空に大きな月がかかっているのが見えました。
空は、ほぼ快晴のようです。

帰り着いて見ると、上の娘が早々と焚火の用意をしていて、煙が上がっていました。
ついでに炭火を起こして、焼き豆腐の用意も。

外では、月光白夜の空の下、獣たちが騒がしいようです。
狐の鳴き声とそれに続いてどこかの犬の鳴き声が聞こえたと、娘たちが言っていました。

今ごろ、熊たちはどこにいるのでしょうか・・・?
今夜は、どこでも自由に移動出来る絶好の熊日和ですからね。
10㎞・20㎞くらいは、日常的に移動するらしいですから、昨日今日に気配が無くとも、今夜のうちに至近距離までやって来ることは十分あり得ることなのです。
ま、油断はしないことでしょう。

普通昼間しか動かない猿どもだって、今夜なら歩き回れる明るさですよ!
あぁ、しかし、これからますます忙しくなって来ると、外まわりのことに気を配っている余裕がなくなって来るのです。

まあでも、これから先春が来るまでは草が伸びてくることはありませんから、家の周りが藪になる心配だけはしなくてもいいのですが。
と言うわけで、心配したりちよっとだけ安心したり・・・。

明日はまた、早朝からパン焼き作業です。

忙しい一日

木曜日が忙しいのは、もはや恒例です。
定休日の後の営業初日ですから、その週の分のご注文のパンを大方一度に焼くことになるからです。
そして明日はスコーンとマフィン。
それにしても忙しかったですね、今日は。
この後も、やることが残っていて、落ち着きません。

★過去記事を一つ引いて置きます。
いつか書きたいと思っていることの前振りと言うことで。
<こちら>です。
その中に出て来る、とても興味深い<ナショナルジオグラフィックの記事の全文>も読むことが出来ます。

PDF版「飯豊の空の下から・・・霜月8号」公開しました

イチョウ

庭のイチョウが黄金色になりました。
2014年11月5日・本日の画像です。
ちなみに、ヘッダー画像は、昨年2013年11月撮影のものです。

昨日一日でほとんど終わっていて、今日は残る1ページ分のイラストの編集とはめ込みをして、pdfファイルの作成とアップロードまで一気に終わらせました。

ホームページの”Shokuko News”バナーを、毎月変えているのをお気づきの方もいらっしゃると思いますが、今月はシュトレンのご予約受け付けのニュース付きの画像になっています。
実は、毎月の紙版のShokuko Newsの部分を切り抜いて、若干編集しなおしてバナーにしているのです。
ちょっとしたことですが、少しのお楽しみになればいいなと思ってやっています。
食工房のホームページ
カミさんは、毎月毎月これのために表紙の絵を一枚と本文に挿入するイラストを30枚くらいずつ描いていますので、今までのものを合計するといったい何点になるのか・・・。
どれもたいてい一度きりしか使っていません。
同じような絵でも、ほとんど全て描き下ろしなのですよ。

それで、今月の表紙の絵は、自分でもとても気に入っているそうで、お話しも実はカミさんの記憶に拠っているのです。
山暮らしの中の、一番素敵な時空間の記憶だろうな・・・と思って、このお話を今月のテーマにしようと提案したのは、それは私です。

さて、満月が近づいていますね。
外は、暗くならずにそのまま月光白夜です。

カミさん曰く「熊日和」だと。
今日も火を焚いています。


★霜月8号、公開しました。NEW!

下のバナーをクリックしてご覧ください。
IIDE


shokuko store

IIDE編集中につき

「紙版・飯豊の空の下から・・・」を編集中です。
表紙は、昨日のうちに完了し、今日一日でテキスト部分もすべて完了。
調子良く進んでいますので、このままダーッと行きます。
明日のうちには完成出来そうです。
そんなわけで、ブログはこれだけにして失礼します。

あっ、そうでした。
今日、保健所の検査があって無事パスしました。
これでまた5年間は続けられるということで。
今日の元気の素は、これだったかも・・・。
ではでは。

明日・明後日は定休日にて

毎度恐れ入ります。
食工房は、明日と明後日は定休日にて閉店しております。
どうぞお間違えのありませんよう、よろしくお願いいたします。

そしてこの一週間のご来店ご愛顧に、改めて感謝を申し上げます。

これから定休日の間に目途を付けようと、ただ今IIDEの編集に集中しています。

4月にフルカラー・ブックレットにしてから、早くも8号目となります。
おかげさまで、とてもご好評いただいています。

しかし正直、若干の不安がなかったわけではありません。
「小さなパンやごときが、たかが宣伝のためにこのように金をかけて・・・」、と思われてしまってはおしまいですから。

でも、思い切ってやって良かったと思います。
手応えを感じています。

今月も、どうぞお楽しみに。
ではでは。

麦踏み

ライ麦

麦踏前の様子
この前よりも一段とモシャモシャして来ました。


ライ麦

これを踏みつぶすのです。
ちょっとためらいますよね。


ライ麦

踏みつけられて、ペッタリと地面にくっついてしまいました。


ライ麦

ぺったんこになってしまいましたが、一週間後をお楽しみに!

今日は、いやに暖かい朝でした。
季節が一ヶ月くらい戻ったような・・・。
遅れている秋野菜の成長にはいい計らいでした。

そして、今日が踏み時と判断して、ライ麦の麦踏みをしました。
写真を見ていただいても分かる通り、はつらつとして若々しい青葉を足で踏みつけるのは、分かっていてもなお一瞬の戸惑いがありますね。
でも、思い切って踏みましたよ。ガシガシと。

踏まれた後はご覧のとおり。
でもこれが一週間もすると、倍旧の勢いで立ち上がって来るのですね。
麦は、たくましいのです。
だから不屈の象徴になっているのでしょう。

さて、この暖かいお天気も今日でお終い。
明日は大荒れのお天気になりそうです。
そして寒く・・・。

南の海上には台風までもが、日本列島をうかがっています。
しかしこんな時は予測が難しいのですね。
ちよっとした動きで、ガラッとお天気模様が変わってしまいますから。

どうなることか?油断は出来ません。
無事に過ぎてくれることを祈っています。

すっかり日が短くなりました

今日は夕方、と言っても4時より前くらいの時間からでしたが、雨の中、裏の林で例によって火を焚いて煙を出していました。

さらに裏手の国道の斜面に、今朝新たに熊らしき(確信は持てませんが・・・)獣の足跡が残っていましたので、熟してきた柿を狙ってこちらのエリアに侵入を試みているのではないかと。

そのうちにすっかり暗くなってしまいましたので、一旦家の中に引き上げて来て時計を見たら5時を過ぎたばかりでした。
いやはや、日が短くなったのですね。

それだけ熊時間が長くなっているわけで、近くには冬眠場所にされてもおかしくない地形、且つ人が滅多に立ち入らない場所があるのです。
否!だから、真剣に周りの藪を切り開いて灌木を伐採して、落ち葉や小枝を燃やして掃除しているのです。

そのおかげで、あたり一帯がすっかり見通しが良くなりました。
多分、熊は侵入を一瞬でも躊躇することでしょう。
その上に火が焚かれていて煙の臭いが漂っていれば、とりあえずあきらめて引き返すだろうと思っているのです。

そうやって、少しずつでも人間の縄張りを主張し続けていないと、やがては家の窓ガラスを破って中に入り、冷蔵庫の中のものに手を出すなんて事件が起こるわけですね。
猿でも然りです。

悪い関係が出来上がる前に、人間の側からはっきり「ノー!」と、獣たちに分かるサインを送って置くことが肝要だと思っています。
ま、毎日火を焚くのも、実は大変なのですが・・・。
しかしこういう場所に暮らす限り、ずっとそれは絶やすことは出来ないのだと思います。

秋の夜長に、緊張感いや増す田舎暮らし・・・。
それも一つの側面です。