月別アーカイブ: 2008年4月

コーヒーブレイク

今日は、コーヒー焙煎の日でした。
その他、ゴールデンウィーク特別需要のため、下ごしらえなど作業が手いっぱいで、頭の方は少しお休みしたい気分です。
というわけで、ブログもお休みのコーヒーブレイクにしようと、洒落にもなりませんが、「休息はことさら大切に」この言葉が重く響く今日一日でした。




今日は、川原でこのお顔に暫し癒されました。


  おしらせ
今週は、イベント出店するため、土曜日のパン焼きがお休みになります。
クリングラは残念ながらありません。

ゆるやかに休日返上



ボクは、いつも休日返上ですよ。


おかげさまで、少しずつ仕事の密度が上がって来て、あまり暇にしていることがなくなりました。
一年前、二年前と振り返ってみると、仕事量が少なく、つまり売り上げがなくて、気まぐれに生じる暇な時間に、何をしようにも意欲が湧きませんでした。
そう、暇な時にやればいいことを、切羽詰ってからでないと出来ないのが、大方の人の常でしょう。
その点自営業は、本当に自己コントロールが難しいのですね。
ほどほどに売れて、ほどほどに忙しく、あちこちに無理が来ない程度に回して行くというのは、よほど苦労が足りてからでないと、辿り着けない境地なのかなと思います。
今日は、営業日の間にもう少しがんばっておけば良かったかなと思うくらいの仕事が残っていましたので、休日返上となりました。
と言っても、そこは自営業の良いところで、ゆるやかに、気が滅入らない程度に、好きな音楽を聴きながら、またこまめに休憩をとりながら仕事をしていました。
用足しと買い物は、やっと一人で運転して出かけられるようになった娘が、連れ合いを乗せて出かけてくれました。
何事もほどほどに、これがなかなか難しいと思う日々、今日はまあまあだったかなと思っている私です。




こちらは、今日のごほうび
歩いて5分の相川の名勝地


  
  おしらせ

5月3日(土) 会津若松市 栄町教会にて開催される、
「ピースウォーク・2008」イベントに出店参加いたします。
  午後1時より4時30分まで。
途中、2時~3時まで、市内行進があります。
ただし、出店者は留守番しています。
多くの方のご来訪をお待ちしております。
※場所のご案内は<こちら>

マムシグサ



マムシグサの雌花


今日も忙しい一日を過ごしました。
途中、毎年今頃、裏の林の中の土手に花を咲かせる「人」のことが気になって、15分間だけと決めて、長靴を履いて入って行きました。
まだ時期が少し早かったようで、つぼみは葉に包まれていました。
でも、去年よりは確実に数が増えたようで、嬉しい気持ちで立ち去ろうと振り返ったところ、別な「人」がこちらを見ていました。
山暮らしをしていたころにも、家の周りでよく見かけた、特別存在感の濃いその「人」の名は「マムシグサ」。
決して美しいというわけでなく、どちらかと言えば気味悪がられそうな姿です。
初めてこれを見た時は、本当に気味悪く恐ろしい感じがして、草刈り機で狂ったように刈り倒したものです。
でも長年見慣れたせいか、この頃は親しみさえ感じるようになりました。
何だか「魔法使い」のイメージなのです。
マムシグサはサトイモ科の植物で、多くの人が愛でて止まない「ミズバショウ」の仲間です。
それにしては何という違いでしょう!
ほとんど人に顧みられることもなく、暗い林の中で、あちらに一本こちらに一本と、群れになることなく花を咲かせる姿に、私は妙に心を動かされました。
「美」とは、一体何なのか・・・?
一時、そんなことを考え込んでしまいました。


 お知らせ
ゴールデンウィーク中、4月29日(火)、30日(水)は定休日で、店はお休みです。
また5月6日(火)もお休みします。

カフェクラブの集い




皆さん、真剣な顔でコーヒー焙煎に取り組んでいます。
慣れているはずの私が、一番緊張した顔でやっています。






上の2枚、左は炒り始めたばかりの生豆、
右は一度目の焙煎が終わったところです。
仕上げは、お一人は少し強めのミディアムロースト、
もうお一人はフルシティーローストに仕上げました。



本日は、毎月一回開催している「食工房・カフェクラブの集い」をやりました。
参加者はお二人でしたが、居合わせたほかのお客さまも見学で参加。
今日のテーマ、コーヒー焙煎体験にチャレンジしていただきました。
先ずは、お一人あたり、250gの生豆を準備して、選別(悪豆拾い)をやっていただきました。
それから外に出て、七輪に炭火を起こすところから始めました。
こんなに沢山炭を使うんですか?と、皆さんが驚くほど炭を山盛りにして、離れていても熱気が伝わって来るほどの火力にして、いよいよ焙煎となりました。
純綿の軍手をはめていても、我慢出来なくなるほど熱いので、左右手を替えながら動きを止めないように揺すって攪拌し続けるのは、なかなか大変そうでした。
焙煎は、食工房流二度焼きで仕上げました。
お二人とも、初めてにしては上々の出来上がりで、炒り上がった豆はお土産にお持ち帰りいただきました。
コーヒー焙煎は、案外誰でも出来ますが、やればやったでいくらでも奥が深い仕事です。
今日の参加者の方々、如何だったでしょう・・・?
食工房としては、どんな形にせよコーヒーファンが増えることが目的ですので、またもう一度でも二度でも、焙煎体験のイベントをやりたいと思っています。

※見学でご参加いただき、写真撮影を引き受けてくださったHさん、ありがとうございました。

  早くもパニック!

在庫切れを出さないようにと、留意していたにもかかわらず、連休前からすでにクッキー類が品薄になり始めました。
駅カフェさんからも追加のご注文をいただき、早くもパニック寸前です。
ああ、体力が欲しいです。
やれるだけやります。

黒光り・Ⅱ


黒光りが似合うものと似合わないもの、それぞれあるのだなと、気づきました。
包丁、フライパン、鉄釜、鍬・・・、どれも皆黒光りが似合います。
黒光りするまで使い込むほどに、使い勝手が良くなり価値が上がります。
一方、黒光りが似合わないもの・・・、沢山あります。
携帯電話やパソコン・・・、どうでしょう?
手垢で黒光りする携帯電話には、誰も触りたくないでしょう。
それよりも、それほど長持ちするのでしょうか。
否、それより早く陳腐化して、使う気もしないようなものになっていることでしょう。
炊飯器は?電子レンジは?全自動洗濯機は?液晶テレビは?・・・。
どれもこれも、耐久性以前に別な理由で使えなくなったり、使う気がしなくなったりするのじゃないでしょうか。
そんな消費の構造を作り出すために、技術革新が一役買っているのです。
世の中に、黒光りが似合わないものが増えることは、少しずつですが、世界が変わって行くことでもあるのです。
ではどんな世界に・・・?
それはまたいつか。




こういうのも黒光りと言うのでしょうか?
ちょっと違うような気がします。

黒光り




黒光り・・・、多分、私が一番好きな風合なんじゃないかなと思っています。
例えば、使い込まれ、よく手入れされた道具の、黒光りする金属の肌を見ると、私の心は動きます。
黒光りから感じ取れるのは、人の手が触れたその時間の長さと、注ぎ込まれた愛情の深さですから。
「ああ、自分の道具もそんなだったらいいな。」と思って、私も一生懸命使っている道具と付き合うことにしています。
例えば天板。
油を引いたその上に、ロールパンやスコーンの生地を直に置いてオーブンに入れます。
焼けたものを取り出したら、熱いうちに乾いた布で油を拭き取ります。
その後もう一回、熱い湯をかけながらタワシで擦ります。
洗剤は使わないので、微妙に油分が残ります。
それが逆に、使わない間の錆止めになります。
そうやって2年、3年と使い込むうちに、いつの間にか黒光りするようになっていました。
皆さんのお家には、何か黒光りしているものがありますか・・・?

ポメリ・マスタード



古風な、ロウ引きで固めたコルクの蓋、
口を開けるのにちょっと手間がかかります。


パン食を楽しくする役者を、また一つ紹介いたします。
ポメリマスタードです。
マスタードと言っても、辛くはありません。
酢が効いていて、酸味とかなり強い塩味がします。
荒挽きなので、ザラザラとした食感です。
でもそれだけではありません。
何とも言えないうまみがあるのです。
もちろん化学調味料などの味ではありません。
辛子そのものが、微妙なうまみを持っているらしいのです。
ポメリ・マスタードは、それを上手く引き出した、最高のマスタードです。
これをパンに下塗りして、その上にいろいろな食材を乗せて召し上がってください。

食工房のおすすめ、ちょっと変り種は、堅焼き黒パンにこのマスタードを塗り、上に、ネギと醤油で和えた納豆を乗せます。
ええっ!と思われるかも知れませんが、結構イケます。
納豆がダメな方以外は、大丈夫!
ぜひお試しください。
その他、オイルサーディン入り野菜サラダなどもおいしいです。
魚の生臭みも、全然気にならなくなります。
このマスタード、他にもいろいろな使い方が可能です。
サラダドレッシングの隠し味には、最高の素材ですね。
ウィンナーソーセージにマスタードも、よく知られた使い方です。
ポメリ・マスタードは、有名デパートの食料品売り場に行けばたいてい見つかります。
業務用食材の店なら、もっと確実です。

ちなみに、ポメリ・マスタードを初めて私に教えてくれたのは、このブログにも時々コメントを寄せてくださるtakさんです。
もう30年くらいも前の話しです。

食工房で、このポメリ・マスタードを販売しています。
他で手に入らない方、食工房にありますのでご記憶ください。

コーヒーの香りは、芸術・文化の香り

これは、私の個人的な感覚に過ぎないのかも知れませんが、私の中では、コーヒーの香りはいつも芸術や文化と結びついています。
音楽や美術そして文芸など、いずれもコーヒーの香りが似合っているような気がします。

若い頃、郷里の高知で、私が通った「木馬」というジャズ喫茶には、一目見て分かるそういうにおいを漂わせた人たちが、よく出入りしていましたし、マイナーでマニアックなイベントのポスターが貼られていたり、チラシを置いてあったりしたものです。
私も当時、関わっていたいた演劇集団のイベントのポスターを貼らせてもらった覚えがあります。

また、同じ街に「笛画廊」というスペースがあって、そこは以前はコーヒーも飲める画廊喫茶でしたが、その頃はもうコーヒーを出すのは止めていて、ガランとしたスペースで年中小さな個展が開かれていました。
中でも面白かったのは、毎月一回、そこを一週間くらい借り切って、前衛アートのイベントをやっている人がいたことです。
そこではコーヒーは飲めませんでしたが、逆に私は、アートからコーヒーの香りを連想していましたね。

そして郷里を離れて東京へ出て来た時、まっ先に探し回ったのは、自分の居場所になりそうな「店」でした。
ずい分あちこちに出没していましたが、間もなく見つけてお気に入りだったのが、代々木にあった「いちごの目覚まし時計」という店でした。
週末には、アメリカのヒッピーなにおいがプンプン漂って来る、ブルースやロックのライヴがあり、しょっちゅう聴きに行きました。
また、いろいろなイベントのポスターやチラシ、ミニコミなども沢山置かれていて、私にとっては、自分の欲しい情報を得られる貴重なチャネルでもありました。

中でも特別刺激的で面白く、楽しみにしていたのが「なまえのない新聞」というミニコミで、日本のヒッピームーヴメントに関する情報はすべて網羅していただけでなく、世界中のあちこちのネイティブピープルの状況やエコロジー運動のことなども伝えていました。

ちなみに「名前のない新聞」は、1972年から数年間刊行され、休刊の後1988年に復刊し現在も発刊されています。

そしてその後、私はフォークロアセンター<参照>と関わることになったわけですが、そこでも出入りしていたのは、やはり美大や音大や文学部の学生など、芸術・文化のにおいのする人たちでした。
工科系出身の私にとって、彼(彼女)らは、いつも新鮮な刺激をくれる人たちでした。
そんな中に、有名なクリエーターを次々と輩出したことで知られる「セツ・モードセミナー」に通ったり、卒業した人たちが何人かいて、よく顔を見せてくれました。
その中の一人は一時期、私と一緒にフォークロアセンターのスタッフをやりましたし、別な一人とは、今でもおつきあいがあります。

私にとって、何かと記憶に残っているその「セツ・モードセミナー」の創設者長沢節は、会津若松の出身だっということを後年知り、奇しくも私がその会津の一角に移り住んで暮すようになるとは、当時は想像も及びませんでした。

そんな風に、思い返せば私の人生のそこかしこに、芸術・文化に関わる人たちとの出会いや楽しい語らいがあり、側にはいつもコーヒーの香りが漂っていたような気がします。
ひょっとすると、コーヒーの香りには、クリエイティブな感性を触発する何かがあるのじゃないかと、今、そんなことを思っている私です。

おしらせ

「ドコノ森」へどうぞ。  <新着ブログ>あり

もうすぐゴールデンウィーク



桜の写真は、私には本当に難しい・・・。


大半の方々が、一年で一番長い休暇をとるゴールデンウィークが、いよいよ来週から始まります。
皆さん方は、どのように過ごされるのでしょうか。
とこへお出かけになるのでしょうか。

この時期、私は連れ合いと共に、もう長年皆さん方とは逆に忙しくなります。
例年、滅多に来られない方が、遠方から遥々訪ねて来てくださるからです。
もちろんとても楽しみにしているのですが、一方で、せっかくご来店くださった時に、いろいろ品切れになっていたのでは申し訳ないと、緊張感が高まっています。
やっぱりこういう時、健康管理が一番大切だと感じますね。
心身ともにいいコンディションじゃないと、いい仕事は出来ませんし、皆さんに笑顔を見せることも出来なくなりますからね。

そう思って、定休日の今日、午前中に少し時間をもらって、下の川沿いに満開になった桜の写真を撮りに行きました。
久しぶりにいろいろ道具を持ち出して、ずっしりと重たくなったカメラバッグと三脚を背負って歩き回っているうちに、すっかり汗をかいてしまいました。
そして途中、我が藤沢集落に在住の写真家、二瓶宗一さんの家の前で声をかけられ、玄関先でいろいろアドバイスをいただいたり、作品を見せていただいたりして、とてもいい刺激になりました。

今日はあとは、残っていた雪囲いを外したり、用足しと買い物であっと言う間に過ぎてしまいました。

明日から、連休に備えてまたしても超多忙です。
ハイテンションが心地よいくらいのコンディションでがんばりたいと思っています。

ネットデビュー2年目

ブログを始めて1年余り、ホームページももうすぐ丸1年になります。
概ね毎日ブログを更新し、ホームページも少しずつ手を加えている間に、自分なりのインターネットとの付き合い方も、定まって来たような気がします。

その結果、ブログの方はサイトのサービスに大きな不満はありませんが、ホームページの方は、サービスにいろいろ不満があって、想い描いているようなページがまだ出来ていません。
別なwebホストサービスに乗り換えようかと考えたこともあるのですが、その間にも次々と新しいwebホスティングサービスが開始されて目移りしてしまいましたし、乗り換えも案外面倒だということが分かって来ましたので、無料を良いことに、また改善も少しずつ進んでいるようですので、
とにかく現在のサービスを使い倒してみようと思っているところです。

それで、この1年間を振り返ってみて、自分なりに良かったと思えることは、ブログを毎日更新し続けたことと、独自ドメインのホームページを作ったことです。
ブログは、とにかく真面目に更新し続けていれば、必ずアクセスは増えて行くものだということが分かりましたし、ホームページのURL shokuko.com は、そのまま通称にしてもいいくらいシンプルで、食工房という正式名と上手くマッチしていることが、実はとても大切なことだということも分かりました。
そして1年間やってみて、だいたいネットスタンスに関しては基礎が固まりましたので、これからはコンテンツの充実が課題だと思っています。
あともう一つは、インターネット一辺倒で過ぎてしまった一年の間に、ついに一度も出せなかった印刷物としての「高野通信」の刊行を復活し、ネット手段を持たない方々とのお付き合いも忘れないように、これもネットデビュー2年目の課題です。

これからますます多チャンネル志向で展開して行きますので、皆さん「飯豊の空の下から・・・」を、どうぞよろしくお願いいたします。

いつの間にか50000アクセスを通過していました!

何日か前、ふと気がついたらトータルアクセスが5万を越えていました。
今回は、何もイベントをやりませんでした。
10万の時は、また何かやります。
どうぞお楽しみに!

  おしらせ
食工房のメニュー一覧表を更新しました。
<こちら>から、ご覧いただけます。