月別アーカイブ: 2010年3月

森のパン屋のビスケット


ラベルも新しく描いてもらいました。



サクサク、ポリポリ、クセになります。


しばらく製造をお休みしておりました「森のパン屋のビスケット」、内容を変えて再開いたしました。
山の子クッキーの中身を、重曹ではなく酵母の発酵によって膨らませる方法を取って見ました。
クルミも、地元産の野性鬼グルミを使っています。
すでに発売しご好評いただいている「くるみびすけっと」と同じスタイルの、短いスティック状のビスケットです。
お値段もお求めやすく、8本入り290円としました。
オートミールも入っていますので、繊維質も豊富。
砂糖は、酵母の発酵に必要な分しか使っていませんので、基本的にノーシュガー、ドライフルーツの甘さだけです。
小さいお子さんも安心して食べられる、健康的なお菓子です。
新しい「森のパン屋のビスケット」を、お茶のお伴にまた軽食に、ぜひお試しください。
なお、山の子クッキーとロンサムパインは、当面休止を続行いたしますのでご了承ください。

千の響き vol.1 アイリッシュの夕べ

明日は、すでに何度もご案内していますが、山都の新名所「茶房 千」にて、ライヴコンサートがあります。
私は、出演者および音響担当の方とも関わりがありますので、いろいろとお手伝いしています。
今日聞いたところでは、まだ席に余裕があるとのことで、お時間のある方はぜひご来場ください。

お聞きいただけます。 サンプル音源・その2

ランニング、少しずつやっています

とにかく運動不足が、体に一番良くないと分かっていますので、ここ数日来ランニングを始めています。
先ず娘たちが、家の回り一周1000㍍余りのコースを毎日走るようになりましたので、私も触発されてついて行くようになりました。

でもまだ情けないことに、一周続けて走れないのですよ。
今はまだ途中で歩いてしまいます。
娘たちからは、ずーっと遅れてしまいます。
それでも、3、4日間のうちにも確実に走れる時間が伸びていますから、そりゃあ嬉しいものです。
歩くのなら、今の私だって8kmでも10kmでも大丈夫ですが、走るというのは体にかかる負担は全く次元が違うのですね。

やっぱり走れる体にならないことには、体力の要る仕事は出来ません。
ほんのちょっと走っただけですけど、もうその日のうちから仕事をしていても体の動きが軽いのです。
根気も持続するし、夜はぐっすりと気持ち良く眠ります。
そして何より、こうして頑張れる体がありがたいと感謝の気持ちが湧いて来て、益々いい仕事をしなくてはという気持ちになるから不思議です。
昔一時期、スポーツなんてと馬鹿にしていたこともありましたけど、そうばかりでもないと思い直しています。
バランスですね、要は。


今日は、ご注文に応えて大量のスコーンを焼きました。
今までだったら、二日に分けようかと弱気になったりしていましたけど、今日は午前中のうちにマフィン36個とスコーン400個余りを焼いて、大方包装まで終えることが出来ました。
何だ、やれば出来るんじゃないの!と、自分に言い聞かせつつ。
そして、神経の集中力を持続するのも、やはり体力なのだと思い知った次第。
これからしっかりと悔い改めて、体を鍛えます。



「やれば出来る、このくらい。」と確認出来たことが、何よりうれしい。

今日はコーヒー屋さん

ありがたいことに、本業ではないコーヒー焙煎の方にも、ご注文が次々と入って来ます。
定休日のうちの一日だけと決めていたコーヒー屋ですが、このところパン屋の営業日に食い込んで来ています。
今週は何だかんだと言いながら、一昨日も昨日も焙煎作業をやりました。
さらに週末にも追加の作業予定です。
いずれこのまま二兎を追い続けるわけには行かなくなりますから、その時はどうしましょう・・・。
このノウハウを受け継いでもらうには、最低でも先ず3年はかかりますから。
うまいコーヒーを飲みたい一心で始めて、今まで20年も続けて来たコーヒー焙煎ですから、あっさり止めるなんて決心は出来やしません。

パン屋も同じです。
自分の焼いたパンを食べて、健康に過ごせるのですから、これ以上望むことと言ったら、誰かが後を継いでくれることです。


何しろ儲からない仕事ですからね。
それを見て来た子ども達は、やりたいと思うかどうか・・・。
喜びはあるんですけどね・・・。



さて、今度の連休の中日3月21日、山都の新名所「茶房 千」にて、「フェアリーランド&唐橋郁」のライヴコンサートがあります。
先日すでに告知済みですが、もう一度ご案内いたします。
サンプル音源も追加しましたので、<こちら>からご案内のページに移動してお聴きください。

休暇の後始末

いやはや忙しくなっています。
一週間製造仕事を休んだ影響が、今頃になって効いてきました。
今週は、尻から火を噴きながらロケットのようにぶっ飛ばなくてはなりません。
それを過ぎたら、ちよっとは余裕を持ちたいと、むなしい願いに終わらぬようがんばります。


余談ですが、確定申告も無事終わりました。


うれしいお便り、ありがとうございます。



こんなお便りに、とても励まされております。

飯豊小麦プロジェクト


初夏の小麦畑


昨日も申し上げましたが、麦畑はまだまだ雪の下です。
でも一か月後には、青々と茎葉を伸ばし始めることでしょう。
さて今年の収穫はどんなでしょうか。
量のことももちろんありますが、質のことも実は大切だと思い知ることがあり、農家の方と共にこれから勉強しなくてはなりません。
農業は本当に奥の深い仕事です。
種をまく時期を始めとして、何時何をどのようにしたらどんなものが出来るのか、一年一作ではそうそう冒険は出来ませんから、先に経験を積んでいる人からいかに学ぶかが、成功のカギになります。


ところで、小麦はパンやお菓子だけでなく、醤油を造るのにも欠かせない材料です。
米と同じく大切な食糧として、地元産の小麦を使える体制を作ることは、これからの時代どうしても果たさなくてはならない課題だと思っています。
パン屋にとって、地元産の小麦を小規模に製粉して供給してくれる仕組みがあったら、それは本当に理想的です。


飯豊小麦プロジェクトでは、小麦の生産者とそれを使うパン屋がある程度の数になって、小さな製粉所が一軒成り立つくらいの規模になることを目指したいと考えています。
趣旨に賛同してくださる農家さんまたパン屋さんがいらっしゃいましたら、お声をかけていただきたいと思っています。


この取り組みにご興味をお持ちのパン屋さん、今のところ全粒粉しかありませんが、サンプルを提供いたしますので、どうぞご遠慮なくご連絡ください。
なお、小麦と併せてライ麦の作付けもしています。
ただしライ麦は、只今在庫切れになっていますので、サンプルは差し上げられません。
それから、小麦の作付けにご協力いただける農家さんも、お声をかけていただければと思います。
経験をお持ちの方がいらっしゃいましたら、ぜひご指導を仰ぎたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします。


  食工房からおしらせ

今週のクッキーは、バタービスケット、くるみびすけっと、コーヒークッキー、ナッツクッキー、どろんこクッキーがあります。
他にジンジャークッキーが少し。


今週のマフィンは、スィートハート(文旦ピール入りマフィン)を焼きます。



スィートハート

沼ノ平へ


我が家の庭の福寿草も咲き始めました。
福寿草は、本当に「お日さまの子ども」のようで、
しっかりと日ざしが強くなってくるまで開きません。
そして日が陰り出すと、すぐに萎んでしまいます。


 


今日から、我が山都町沼ノ平地区で、福寿草まつりが始まっています。
今日は午後から私は、例の小麦とライ麦を作付けしていただいている農家の岩橋さん宅へ、用があって訪ねて来ました。
分かってはいたことですが、岩橋さんも例にもれず福寿草まつりに役目を買っておられて、出店でイワナの塩焼きをやっているところでした。
ご挨拶と用件だけを伝え、あとはお宅にお邪魔しておばあちゃんにお茶をごちそうになって来ました。
日当たりの良い斜面には、早や福寿草が一面に咲いていて見事なものでしたが、麦畑の方はまだまだ雪の下という状態。
仕事の途中を抜け出して来ていましたから、早々に下りて来ました。


             


それぞれの画像上をポイントしてワンクリックで拡大表示が開きます。


 


さてその福寿草まつりのご案内です。
チラシをいただきましたので、画像を掲載しておきます。
画像クリック拡大表示で、詳細をご覧いただけます。
今年のチラシとポスターに使われた絵も、小中学校の児童生徒さんたちの作品の中から選ばれたものだそうで、毎年新しい絵とデザインで楽しませてくれる主催者の心意気がうれしいですね。

いろいろ紆余曲折、試行錯誤も経験しつつ、少しずつでも確実に定着しつつあるように見える「沼ノ平の福寿草まつり」、今度は沼ノ平のホームページも立ち上げる予定だそうです。
地域おこしの火は、じわじわと燃え広がりつつあるようです。


我が「飯豊小麦プロジェクト」も、名前だけに終わらぬよう実のあるものにして行きたいと、決意も新たにしているところです。


それで先ずは春一番の取り組みは、「沼ノ平の小麦麺」を再開いたします。
小麦原穀に少し余裕がありそうですので、また1束500円にて実費頒布の予定です。
まだお召し上がりになっていない方も、どうぞあの風味豊かな「沼ノ平の小麦麺」をお試しください。

千の響き


サンプル音源を試聴出来ます。 <こちら>をクリック。


<h4>イベントのご案内です。

この前ご紹介しました山都町の新名所「茶房 千」にて、来る3月21日(日)午後4時~6時「千の響き vol.1・アイリッシュの夕べ」と題して、ライヴコンサート・ティーパーティーが催されます。

出演は、会津館内では大分知られるようになった、フェアリーランド&唐橋郁の3人のユニット。
アイルランドのルーツミュージックをはじめ、その他のジャンルの楽曲も取り混ぜて、素敵なコンサートになることと思います。

ワンドリンク+スィーツ一品をお召し上がりいただきながら、とっておきのお茶の時間をお楽しみください。
料金は、お一人さま1500円。(ワンドリンク+スィーツ1品込み)
その他、別オーダーで食事メニューもあります。
詳しいことは、「茶房 千」まで直接お訪ねください。 TEL 0241-38-2272

そしてただ今山都町では、今日明日の二日間「寒晒しそばまつり」が、また今日から4月上旬までの予定で、「沼ノ平の福寿草まつり」が開催中です。

ものは言いよう

土佐の庶民性のいろいろある中で、「ものは言いよう。」をこれほど上手に使いこなす県民は、他にいないんじゃないかと思っています。
土佐の人間はとにかく話し好き。
そして理屈をこねるのが、これまた好きと来ています。
まともな理屈ももちろんこねますが、屁理屈ならもう天下一品、どこにも負けない日本一です。
土佐人の頭は、例えて言うなら「二ひねり三回転半」みたいな回り方をするのです。
そのまま素直には行かない。
ひねりが効いているなと思ったらそれだけではない。
三回転半みたいに、半端にはみ出すことも以て良しとするところがあって、収まらないことなんか気にしないのです。


出るクイは打たず、出るに任せて面白がって応援する。
次に何が起こるかなァー!?と。


ちょっと大げさかも知れませんけど、そんなに外れてないことも確か・・・。
そんな土佐の人間です。



「ぱっと馬路村」


さて前置きが長くなりましたが、柚子の皮入り七味唐辛子「ぱっと馬路村」の蓋にかけられている封印帯を見て、思わずニヤッとしてしまう私です。

「うまいこと言うやいか!(うまいこと言うじゃない!)」



「馬路村の空気もいっしょに詰めました。」


これって、言い換えれば「メイドイン馬路村」ってことでしょ。
どこか村外で委託加工してるのじゃなく、村の中でちやんと瓶詰めまで全ての工程をやってますよってことの証明にもなるわけですね。
こういうアイディアって先にやった者勝ち、二番煎じは白けるだけですからね。


でも、こんなコピーも、一昔前に果たして通用しただろうかと考えると、それは甚だ怪しいもんです。
馬鹿にされるだけで終わっていたかも、と思います。
そう言えば、ごっくん馬路村に赤字で表示されている「馬路村公認飲料」のコピーも、最初は村長に無断だったそうです。
結局、村始まって以来の爆発的ヒット商品になって、事後承諾どころか大手がらということになったのですが、こんなことをするのは土佐人だけですね。
いつも時代の空気を読んで、このくらいやっても大丈夫という線ギリギリを、危なっかしくも駆け抜けるのが土佐人かなと思う私です。
龍馬は、それで命を落としましたけど・・・。

いそがしい日々が戻って来た!

一週間丸々休むと、さすがにあとが大変です。
なるべく影響の少ない時期を考えて3月にしたのですが、ありがたいことに、高知に行っている間にもメールでご注文やお問い合わせをいただいています。
今朝は、一週間間があいただけなのに、パン焼きの手順を間違えこそしませんでしたが、幾分緊張感が高くなっていたような気がします。
おかげさまで、順調に焼き上がりました。


それで今日はまた、時ならぬ降雪で、朝のうち周りは真っ白。
誰か、冬将軍の後ろ髪を引っ張ったか?
冬将軍、忘れ物でもしたのか?
と言う状態でした。
ご来店のお客さま方は、めでたく2倍ポイントとごっくん馬路村をゲット。


ま、忙しい中にも、遊びを忘れずに仕事をしたいと思っています。

東京


JR・夜行高速バス・ドリーム高知号
はるか南国の高知と東京が、このバス一本で結ばれている
ということが、何か不思議な気がしてしまう私です。


今朝7時前、まだ人の動きもまばらな時間に、東京に着きました。
新装成った日本橋口は周りをガラス張り高層ビルに取り囲まれ、氷の回廊のようにも見えました。


若い頃、とにかく東京に行かないことには、自分の夢は叶わないと決心して上京し、楽しいこともいっぱいあったし、東京の街を自在に闊歩出来る自分を誇らしくも感じていました。


それが今は、とてもじゃありませんが、東京には適応出来ません。
交通機関を乗りこなしたりすることは、今でもそんなに難しくはありませんが、何と言ったらよいのでしょう・・・、私にとっては、居ることに喜びを感じられない場所になってしまいました。


歳のせいでしょうか・・・?否、そうばかりではないような気がします。
新宿から出るバスへの乗り継ぎに2時間余りありましたので、原宿に移動して、そこから明治神宮の森の中を歩き、代々木に出てさらに新宿まで歩いてみました。
その時に、改めて今更のように分かりました。
私は、やっぱり都会よりも自然の豊かな場所の方が好きなんだなと。
でも、こんな不満を言っちゃあいけませんけど、神宮の森には好き勝手に生えている木は一本もないのですよ。
全部きちっと管理されています。
本当に完璧です。
いわゆる自然とはちょっと違うのです。
それでも土があり木が生えていることは、どれほどありがたいことであるか。


新宿にたどり着いて、ふと見上げたビルの壁にかけられた広告のコピーに、思わず「ほーぅ、そうですか…!?」とつぶやく私でした。



もちろんゴルフ道具の宣伝のことは分かっていますけど、
何とも象徴的じゃあありませんか?このコピー。