月別アーカイブ: 2010年5月

また風邪引いてました・・・

多分、ご来店のお客さまはお気づきにならなかったと思います。
その程度ではあったのですが、微妙に体調を崩していました。
どこから回って来たのか今一つ分かりませんが、娘たちも連れ合いも調子を崩していましたので、感染による風邪のことは間違いありません。

それにしても、毎朝走ったりして体力は確実にアップしているのに、こう度々風邪を引くのでは・・・と思ってしまいますが、それはどうも認識不足のようです。
風邪に感染するなんてことは、いつでも誰にでも起こり得ることで、発症するかどうかまたその程度に個人差があるに過ぎないのですね。
ランニングするようになってから大きく違って来たと感じているのは、体の反応がとても速くなったということです。

以前は、風邪を引いた人と接触があってから幾日も潜伏期間があって、発症してからもグズグズと長引くことが多かったのですが、最近はすぐに変調が来て気がつくようになりました。
そこで自重して過ごすので、大事に至らずに済んでいます。
この年になると、健康管理は本当にいつも綱渡りのようなバランス感覚を必要としている、そんな実感を味わっています。

今日は、回復度80%くらい、仕事の捗り具合は90%。
明日のために早く休むべし!と、体が告げています。



緑の中に、真っ赤なカップが浮かんでいるように見えていました。
魔法の飲み物が入っているに違いない! Vinho !

新作試作・その1


どんな形にするかずい分悩みましたが、結局あまり手のかからない形になりました。



ほとんど膨らみませんので、中はみっちりガッチリ食べ応えがあります。


先日来申し上げておりますように、ライ麦が入荷しませんので苦肉の策で、小麦全粒粉を使ってプンパニッケルに負けない風味のパンを造ってみようと思い立ち、試作を始めています。
今日はその第一弾です。


小麦全粒粉の場合、フスマの風味は結構クセが強くて、ちょっと食べ辛い雰囲気がありますので、これをどうするかが先ず一番の課題です。
発酵によって酵母の風味が出ても、このフスマの味のクセは無くなりませんので、堅焼き黒パンのようにキャラウェイシード(香辛料)を入れるのも一つの方法なのですが、今回はそれは入れずにプンパニッケルで使うザワータイクの小麦全粒粉版を入れて、酸味と濃厚なうま味を出す方向で試してみました。


お味の方はとにかくご試食いただくのが一番ですが、私の感想を申し上げると、ザワータイクの熟度がまだ不十分だったようで、発酵によるうま味が今一つ・・・。
あるいは、小麦全粒粉だとこういう味になってしまうのか・・・。
そのままかじると、塩味と結構濃厚な酸味もありますが、じわっと口の中に染みるような味わい深さには今一つ及びません。
それでもバターを塗って食べると、それなりにおいしく食べられます。
いずれにしても、再度挑戦です。


ご来店のお客さまに、この試作品を差し上げています。
ぜひお試しいただいて、率直なご感想とご意見を賜りたいたまわりたいと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。


  クッキー類がまた不足気味です。

おかげさまで、このところパンが売れています。
この前の月曜日も臨時にパン焼きをしましたので、焼き菓子造りに時間が割けませんでした。

今日のパン焼きに併せて、サワードゥビスケットの一つくるみびすけっとを焼きましたが、明日はご注文にお応えしてブラウニーとケーキ焼き、明後日にやっと2種類ほどクッキーが焼けそうです。
コーヒー焙煎のオーダーもいただいていますので、それ以上は難しい状況です。

暑い一日

ここ数日、日ごとに気温が上がって行くようです。
食工房の作業場は、今日は30℃を超えていました。
パン生地は、保温しなくてもどんどん発酵が進みますので、追い立てられるように作業しなくてはなりません。
またやって来る、あの夏の灼熱地獄を思い出させる一日となりました。
でもおかげさまで、パンの出来は上々です。
酵母の扱いもまた一つ勘をつかんで、ずっといい状態を維持しています。
食工房のパンの風味は、だれがいつ召し上がっても「食工房のパンの味」と分かることを目指していますので、パンの出来上がりを決定づける酵母が安定していることは、何より大切なことなのです。


パン生地に対しても、夏は夏の、冬は冬の、それぞれ対応の仕方があります。
今日は、久々に夏対応の予習のような状況でした。


さて連休は終わりましたが、今日も遠く新潟からお客さまがお見えになり、開口一番ライ麦の入ったパンをご所望・・・。
頭を下げ下げ事情をお話しして、お許し願うしかありませんでした。
いやー全く申し訳ないことこの上ありませんが、こうしてうちのパンのことを分かって来てくださる方に出会えることは、この上なく大きな喜びです。


さて、早くライ麦が入荷することを祈りつつ、明日はスコーンとマフィンを焼きます。


明日もまた暑いと、対応がちよっと大変です。
マフィン、スコーンは、冷たい方が出来がいいので・・・。
     <参照>


皆さまのご来店、お待ちいたしております。

明日はまた木曜日というわけで・・・

定休日を返上して営業しましたので、明日からそのまま、また一週間の始まりです。
この連休は、本当にお天気に恵まれて、おかげさまで初めてご来店の方や久しぶりにご来店の方々が、ずい分沢山お見えになりました。
今日までに、店の商品棚の品物は大方なくなってしまい、最後にいらした方には全く申し訳ない状態でした。


それで先日もお知らせしましたように、ライ麦が入荷しませんので、明日のパン焼きはライ麦入りのメニューは全品お休みです。
がっかりされる方も多いと思います。
私の方でも、正直大打撃です。
その代わりと言っては何ですが、手が空きますので、しばらくお休みしていた「みのりのパン」を焼くことにしました。
それから、小麦全粒粉70%以上配合した酸味系のパンを、新たに開発しようと思っています。
こちらは、週末土曜日のパン焼きで試作品を造ります。
試食品を用意して、ご来店の皆さまにもお試しいただくつもりです。
どうぞよろしくお願いいたします。


明日も、皆さまのご来店をお待ち申し上げております。

我が庭の春


大好きなスモモの花 梅、桜、スモモ、バラ科の花は皆どこかしら華やかです。



椿は冬の花だと言われますが、春になっても咲き続けています。



「イチョウの芽吹き」
小指の爪より小さいのに、ちゃんと扇の形になっています。


やっと暖かい日が続くようになりました。
・・・と言っても、まだまだ分からん!のかも知れませんが・・・。
庭の草木を見ていると、季節の移り変わりを実感します。
今年は、桜の開花が昨年より3週間近くも遅かったのですが、それも早や散り始めていて、季節は確実に進んでいることが分かります。

今朝は庭に出ると直ぐに、スモモの白い花が目に飛び込んで来ました。
写真撮るなら今しかないと閃きがありましたので、急いで家の中にとって返してカメラを持ち出して、撮ったのが今日の写真です。


そして暖かさに促されて、今日は一日畑の作業を進めました。
それでも、まだ何も植え付けしていないのです。
そのくらい、季節の歩みが遅れているということなのですね。
昔なら、凶作、飢饉の年で大変なことになるところでしょう。
トラクターなど農業機械のおかげで、片手間でもそこそこに作物が得られるこの時代だからこそ、食べ物があることのありがたさを忘れたくありません。
小さな家庭菜園は、そのための学習の場でもあると思っている私です。


さて、今日も三々五々ご来店のお客さまが見えました。
私は、大方畑の方にいて、店にお客さまが出入りするのを見送っていました。
お気づきになった方、いらしたでしょうか?
連休もいよいよあと一日でおしまい。
食工房は、明日も営業しています。



写真の話
今日の写真の3枚目「イチョウの芽吹き」ですが、オートフォーカスのコンデジで当たり前に撮るとご覧のとおり。



これじゃあ、何を撮ったんだか・・・。まったくひどいもんです。



遠くの景色にピントが合ってしまって、肝心の被写体はボケてしまいます。
ファインダー+マニュアルフォーカスという、一眼レフなら当たり前の機能がないばかりに、こういうシーンは撮れないのかと諦めかけて、ハッと思い出しました。



カメラに対して、枝が縦向きになるように構えて撮るわけです。



カメラを縦向きに構えて撮ったら、バッチリOK。
オートフォーカスのセンサーは、縦縞模様に反応するのです。

ご覧に入れた画像は、レタッチソフト(アドビ・フォトショップ)で画面を回転させて正しい向きにして、それから横画面の縦横比で切抜きしています。

一眼レフなら撮影時にフレーミングをするところ、コンデジの時は画面上でやっています。
見せ方も芸の内ということですね。
何かのご参考になれば幸いです。

ご来店感謝の一日

連休後半に入った本日は、早朝からパン焼きで始まりました。

今朝も良いお天気で、明るい日差しで暖かく、気持ち良く仕事もはかどりました。
と、そこへいつもよりずい分早めに最初のお客さまです。
出て見ると、お馴染みのYさん。
車の気配がしなかったのにと思って、
ふと気がつきました。
何と!喜多方市街地のご自宅から、ランニングでご来店でした。
マラソンをなさる方だと伺っていましたが、朝の一走りで食工房までお出でになるとは思いませんでした。
大方20kmはあるはずです。
さすがに帰りは、奥様が迎えに・・・。
コーヒーを飲みながらしばらくの間、うちの連れ合いと歓談してから、楽しそうに帰って行かれました。


その他今日は、遠方からご来店の方々が相次ぎました。
一度来てみたかったとおっしゃる方が多く、食工房もいつの間にか名前が売れているのだなと実感。
そうなると今度は、期待外れにならないようにしっかりと仕事をしていなくてはならないと、身が引き締まる思いです。
初めていらした方が、サッと堅焼き黒パンやプンパニッケルなどを手に取られて、これを買いに来たのだとおっしゃられるので、ええっ!と思って伺うと、ブログもホームページも良くご覧になられて何もかもご存じ。
皆さまのご関心そしてご愛顧に、重々感謝申し上げる次第です。


そんなわけで、食工房もwebデビューして3年余り、この頃はwebの有効性を意識しないわけには行かなくなりました。
最近は、自営業でwebを活用していない人には、ことごとくwebデビューをおすすめしている私です。


さて明日、明後日、いつもは定休日ですが、休まずに営業していますのでどうぞお立ち寄りください。


 今週のクッキーとマフィンのお知らせです。


今週のクッキーは、バタービスケットとくるみびすけっと。

他に、どろんこクッキー、ナッツクッキーの在庫があります。
店頭にはこの他、何種類かの品目が数個ずつ並んでいます。


マフィンは、今週金曜日に、ココリスとスィートハートを焼く予定です。


話しは前後しますが、以前からwebデビューすればいいのにと思っていた友人(無農薬有機栽培の農園経営)が、ブログデビューしましたのでご紹介しておきます。
<こちら> をクリック! 「ひかり農園だより」です。

ああ、ライ麦が・・・


屋敷内にある、「高野の種まき桜」と呼ばれる桜も満開です。



りょういちくん            みくちゃん



ゆいちゃん


連休中営業を休まないとは言え、仕事のペースを落として孫たちの顔を見ながら、少しはのんびりしようと思っていました。

ところが、何やら食糧危機を予感させる困った事態になりました。
もう半月も前に注文してあるライ麦原穀が入荷して来ません。
連休前に入荷しなかったので、早くても連休が明けてから後の入荷になります。

発注した時、在庫が少ないので注文数全量は出せないと言われ、残りは後日ということになっていました。
新たなロットが横浜の検疫で足止めを食っていて、いつになるか未定だというのです。
コーヒー豆でも似たようなことがあって、どうやら輸入受け入れ最前線で異変が起こっている模様です。

皆さまご存じの通り、食糧の大半を輸入に頼っている日本では、検疫作業は大変重要な役割を担っています。
この頃、輸入食糧、食品類に問題のあるもの、例えば基準を超える残留農薬が検出されるもの、毒物混入など事件性のあるもの、また偽装が発見されるものなどが度々見つかりその度に全量検査の必要が生じるために、検査体制がパンク状態だということを聞いたことがありますが、それは本当の話しだったようですね。
実は、コーヒー豆でも2月にサンプルを取り寄せる注文を出しているのに、まだ入って来ない品目があるのです。


まあ、検疫で手間取っているだけなら待っていれば良いだけの話ではあるのですが、仕事に間に合わない事態になるとは思っていませんでした。
もう手元にはライ麦はなくなってしまったのです。
もちろん、頼りの沼ノ平産は7月下旬まで待たなくてはなりません。

そういうわけで、この次のパン焼きから何回か、ライ麦の入っているメニューを焼くことが出来ません。
堅焼き黒パン、プンパニッケル・・・、大打撃です。


そうかと思ったら、こんな話も聞こえてきました。
食糧調達の現場は、もうすでに大変なことになっているのです。
<こちら> をご覧ください。


今更気をもんでも仕方ありません。
やっぱりのんびりしていることにいたしましょう。


ただし、明日は定休日を返上して営業、臨時にパンを焼きます。
全種類!残っているライ麦も大方使い果たして、堅焼き黒パンもプンパニッケルも焼きます。
皆さまのご来店、お待ち申し上げております。