月別アーカイブ: 2010年11月

まあ何とかやっております

昨日から今日へ、風邪の具合も少しマシになったような気がします。
万全とは行きませんが、仕事に差し支えるほどではありません。


こんな時一番ありがたいのは、何と言っても家族の支えです。
温かい食事とお風呂を用意してもらえるだけで、もうこれ以上望むことはないような気がします。


今日は、マフィンとスコーンを焼いて、娘たちに配達と仕入れと用足しをたのんで出かけてもらった後は、ゆっくりと後片付けを終わらせ、コーヒータイムの後明日の支度にかかりました。


酵母の手入れをして、粉を量って、それからシュトレンの材料の仕込みをしました。
何と言っても気分がいいのは、シュトレンの材料を仕込んでいる間、ずっといい香りが漂うことです。
いや本当に、あの香りをかいでいやな気分になる人は、先ず居ないと請合いますね。
幸せな気分にさせてくれる香りの塊のようなものですから。


おかげさまで、一日の疲れもどこかへ行ってしまいました。


明日は、食パン種類、バタール、ピストーラ、麦畑通信136を焼いて、それからシュトレンを焼きます。
お店の中にいい香りがしているはずです。


シュトレン、ケーキなど、試食もしていただけます。

風邪をひいております

商売柄、毎日毎日いろいろな方と対面いたします。
店先とは限りません

あちこち出かけた先で、風邪をもらって来ることもあります。
外から帰ったら手洗いとうがい励行と肝に銘じていますが、それで100%防げるというものでもありませんね。


巷では、インフルエンザ流行が報じられている折、一昨日ちょっと怪しいなという感じがしたのですが、それでも外で雪囲い作業をしてどうということはなく、気持ち良く疲れて夜もぐっすり眠りました。
昨日の朝は気持ち良く目覚めましたが、午後あたりから急に体がきつくなって来て、夕方にはもう立っていられなくなり、布団に入りました。
寒気がして熱もあるようだし、頭も痛いし、完全に風邪だと自覚しました。


今日のパン焼きのことがありましたから、仕込みだけは娘とスタッフの方に任せて、昨日の夕食に一時起き出した以外はずっと寝ていました。
果たして仕事が出来る程度に回復するだろうか?と危ぶんでいましたが、今朝4時に目覚ましが鳴る前に目が覚め、少しの間うたた寝してからそろそろと起き出しました。


一旦動き始めたら意外にシャキッとしているので、午前中くらいは持つだろうと判断して仕事にかかりました。
結果、パンの出来には影響なし。
問題なくいい仕事が出来ました。


それでも体は正直ですね。3時のお茶の後になると、にわかに頭痛がして来てまたきつくなって来ました。
配達は、運転を下の娘に頼んで、助手席で居眠りしながら・・・。
さっさと用事を済ませて帰って来ました。


要するに、休む時間と動く時間のバランスで回復の速さと程度が決まる、ということのようですね。
今日も出来るだけ早く寝床に入るようにします。


ではでは。

突貫工事中

いよいよ尻に火が付いて来た!という奴です。
日ごとに雪の気配が濃くなって来ています。


今日はもう、何を置いても雪囲い優先と決めていましたので、雨も雪も降らないお天気にまずは感謝。
ちょっと朝寝過ぎてスタートが遅れたものの、先ずはホームセンターへ材木を買い出しに行きました。
長尺物は家の車には載りませんので、お店の貸し出し用トラックを借りて運びました。
燃料代も取らないで一時間半無料とは、とてもありがたい計らいですね。


その時気が付いたのですが、材木の価格もデフレの影響かあるいは他にも理由があるのか、ずい分安くなっていました。
以前山暮らしの時、自分で家を建てた経験があるのですが、その時に比べると「ええっ!」と驚くほど。
ホームセンターの価格でそれですから、製材所に直接買いに行けばもっと安いでしょう。


それはさておき、今年から雪囲いの構造を変えることにしました。
要は、設置する時出来るだけ手が抜けるようにということと、溜まった雪を片づける回数を減らせるように作戦を立てました。


今日は予定の半分くらいしか出来ませんでしたが、まあ何とか間に合うと思っています。
年々歳を取って行くのですから、作業も楽に進むように工夫をしなくてはなりません。
長い間に道具もいろいろ買い込んでいますので、それらを使いこなすのは実際のところ楽しいのです。






ひとつぶ農園 来訪




毎月野菜を届けてもらっている、長野の「ひとつぶ農園」。<参照1>
昨日、森本夫妻と幼子葉菜ちゃんが、食工房を訪ねてくれました。

コミケン君にとって、我が山都町はもう一つの故郷のような場所になっているようです。
直接会って、いろいろつぶさに生活の様子などを聴くことが出来たのですが、私たちの若い頃を思い出すようなシーンもあり、ちょっと教えて差し上げた一言がすごく参考になると喜ばれる一幕もありました。

それで、「ひとつぶ農園」では、引き続きお野菜のお客さまを募集中です。


インターネットを使わない生活を志向している彼らなので、ご連絡はお電話で。(参照1をご覧ください。)
彼らの様子が分かるブログ記事もあります。<参照2>

もうすっかり元気を失くしている今の日本の社会にあって、温かさと清々しさとそして力強さを感じさせてくれる彼らの生き方はとても貴重だと思いますし、応援せずには居られない私です。

個展、終了御礼


ちょっとくたびれた顔してる、と本人談
私には、満足している顔に見えますが。


連れ合いの個展が、本日を以て無事終了いたしました。

本当に大勢の方々にご来場いただき、初めての一歩に沢山の励ましのお言葉やお花を頂戴し、連れ合いも毎日が感激の連続でした。


この場を借りて、今一度お出でくださった皆さまに御礼申し上げます。


それで実はこれ切りかと思っておりましたら意外な展開があり、この後12月に会津若松市内七日町駅の「駅カフェ」にて、小さな個展をさせていただくことが決まっております。
クリスマスカードの展示販売、その他ポストカードの展示販売、そしていくつかの作品も展示させていただけることになりました。


当初は、こんな形に発展して行くなど予想もしていませんでしたから、うれしさ半分驚き半分で戸惑っているというのが本音です。


近々また改めてご案内申し上げたいと思っています。


どうぞよろしく。


今夜は私、これから現場の後片付けに行って来ます。



  食工房よりおしらせ


今週も、大方の品物が売り切れ御礼となり、明日のご来店に何の備えも無い状態です。
またしてもこのようなお知らせで、申し訳ありません。
明日ご来店くださった方には、せめてシュトレンと3種類のケーキの試食、コーヒー一杯差し上げたいと思っております。

今一番、自分を満足させるもの

おいしい食事?家族の笑顔?お客さまのお褒めの言葉?もちろんどれも他に代え難い満足をもたらしてくれます。
でも、今の私に一番の満足は?と聞かれたら、「いい仕事が出来た後の疲労感」と申し上げるでしょう。


今日はシュトレンを36本焼きましたが、それがとてもいい仕事が出来たと思える出来栄えでした。
生地の発酵から、成形、二次発酵、焼き上げに至るまで、これまでに得て来たノウハウのすべてが、自分の手の中に納まっている実感を味わいながら作業していました。


夕方最後に溶かしバターとグラニュー糖を付けて仕上げた後、さすがに疲れを感じましたが、この時の疲労感は何か一種得難い満足感となって自分の体を浸していました。


そうです・・・、この満足感の裏には、この何年間お客さまからいただいたご愛顧と喜びの声の蓄積が、何と言っても効いていることは間違いありません。
そうでなかったら、この満足感もただの自己満足に過ぎませんから・・・。


本当にうれしいです。
いい人生を過ごさせてもらっています。


ありがとうございます。

パンが無いとやっぱりさみしい・・・。

ここ数年、パン食の割合が高い食生活になっています。
と言うより、もうほとんど3食パン食です。
今年も秋になって、あちらこちらから新米をいただくことがあって、ご飯もおいしいのですが、どうしてもパンが無いと落ち着きません。


長い間に馴染んで来たということなのでしょうけれど、私の体調に今一番合っているのは堅焼き黒パンです。
プンパニッケルもいいみたいですね。


これらを主食に、ご飯の時と同じおかずで食事をしています。


みそ汁とバターを塗った堅焼き黒パンが、結構おいしくいただけます。


それでいつも食べているパンというのが、実はたいてい売れ残り品であったりするわけですが、この一週間ほどの間完売が続いて、溜まっていた売れ残りもとうとう無くなってしまいました。
そこで、ありがたく新米を炊いていただいているのですが、どうもパンが無いとやっぱりさみしい・・・。


明日はもう、自家用に少し取り分けて置こうというつもりですが、お客さまがいらして欲しいと仰られたら、それはやっぱりうれしいですから、差し上げないわけには行かないでしょう。
うまい具合に必要なだけ売れ残ってくれたらいいのですが・・・。


さてさて明日はパン焼き、シュトレンも焼きます。


シュトレンの試食もしていただけます。


皆さまのご来店、お待ちいたしております。


連れ合いの個展も、あと二日。こちらもよろしくお願いいたします。

初シュトレン

今日、今シーズン初めてシュトレンの試食をしました。
先週土曜日に、今シーズン初めて焼いたものです。


お客さまにももちろん試食していただくのですが、その前に私とスタッフ一同で試食して、出来具合を評価するのが目的でした。


結果は・・・、自慢するわけではありませんが、もちろん二重丸でした。


食工房のコンセプト、食工房のセンス、食工房のノウハウのすべてを注ぎ込んでいます。
ですから、シュトレンに納得が行かないと言うことは、他のすべての製品も?と言うことになってしまいます。


食工房のシュトレン、2005年に現在のレシピで造り始めて、今年で6シーズン目ということになります。
もう完全にマニュアル化した手順に乗って淡々と作業すればいいのですが、それでも細かいところに改良の余地があり、全く気を緩めてはいません。


今日の試食で、皆の顔が緩みっ放しだったのを見て、内心「よしよし!」と意を強くした私です。


この後、ご来店のお客さまにも試食をしていただきます。
どうぞ、ご遠慮なくお召し上がりください。


引き続き、ご予約ご注文承っております。



画像上クリックで拡大します。


 


  青木真知子作品展 「ドコノモリへようこそ!」

残すところあと3日となりました。
11月14日(日)が最終日となります。
これまでに、本当にたくさんの方々にご来場を賜りました。
会場には、置き切れないほど沢山のお花もいただきました。
連れ合いは、最終日まで休まず通って皆勤賞を狙うと申しております。
最終日、特に何もしませんが、いらした方とささやかにお茶会でも出来ればありがたいと思います。


私の方は、後の撤収作業が待っています。
ありがたいことに、何枚かの絵が売れたそうで、全部持ち帰るわけではないのが少しだけうれしい私です。


最後の最後まで、皆さまのお出でをお待ちしております。

休日返上しても・・・


こんな雪囲いをしています。


家の中が暗くならないように、風通しが良いように、
そんなことを考えて手の込んだことをしてしまいます。


決まったスケジュールで仕事をしていると、例えばこの季節だと、雪囲いを設置したいと思っても、せっかくの休日に今日のようにお天気が悪いと、作業が出来ません。
逆に仕事で忙しくしている最中、外は良いお天気で絶好の作業日和でも、すぐに仕事を中断することは出来ないのですね。
このようにして、どんどんスケジュールが遅れて行きます。


昨日も雨で、本当なら雪囲いの準備くらいしておきたかったのですが、そうも行きませんでした。
そこで頭を切り替えて、コーヒー焙煎をやりました。
もし明日(今日のことですが)晴れたら、少しは作業が出来るかも知れないと考えたわけです。
ところがそうは問屋が卸さないの例えになってしまいました。


今日も雨模様、おまけに注文が入っていたのをうっかり忘れていたため、コーヒー焙煎が追加になって、結局雪囲いどころではありませんでした。


それでもいよいよとなったら、何もかも放り出して雪囲いをやらなくてはならなくなるんですよね・・・。
ああ、追い詰められる前に何とかしたい・・・。

冬の気配

今日は、午後から次第に荒れ模様のお天気。
日本海側の気候に近いここ会津は冷たい雨と風で、
外に出るのはちよっと勇気がいるほど・・・。
そして、もうすぐこれが雪になる季節が近づいています。


つい先日も、この時は晴れていましたが、吹いてくる風のにおいが冬のにおいでした。
いや、分かるんですよ!
乾いた感じで、枯草枯れ葉のにおいなんでしょうか・・・。


子どもの頃、若い頃、そして最近も、ずっと季節のにおいは、同じ記憶が繰り返し上塗りされて、鼻先をかすめた瞬間に幾つものしかし全く同じ風景が、頭の中に蘇ります。


風は、メディア(情報伝達媒体)。


気を付けていると、本当にいろいろな情報を運んで来ます。


ただ冬の気配というだけでなく、どこか北の大地に生えている木々の、「今度の冬は厳しそうだよ・・・!」なんていう伝言を運んでくれているかも知れません。


耳を澄まして聴いてみましょうか・・・。
風の唸りが、何かを伝えているのが分かるかも・・・。


それはそうと、あと何回か暖かい晴れの日があるでしょうか・・・。
雪囲い、まだなんです。

焚き火宴会・その2


火の粉のダンスは、見ていて飽きることがありません。
都会の100万個のイルミネーションも到底及ばないほど。


9月にたき火を囲んで宴会をやったというお話し、覚えている方がいらっしゃるでしょうか。<参照>
すぐにも二度目をやろうと盛り上がっていたのですが、何だかんだと日程が合わず今日になりました。
私は午後から、GENさんと焚き火で燃やす材木を運んだり会場の設営をして、日が暮れるのを待ちました。


午後6時前頃に点火して、間もなく燃え上がり大きな火柱になりました。
今日も微妙に雨模様で辺りが湿気っぽかったので、気兼ねなく火を大きくすることが出来て、とても気分が高揚しました。


あちこち声をかけていたので、参加してくれた方も多く、ジェンベを叩いたり、ディジユリドゥを吹き鳴らしたり。
ビール瓶を叩きながら火の回りで踊り出す人もいました。


いやー、いいですね。


それでまた今日のメニューが凄かったですね。
極めつけは、熊の肉でした。
大きな塊を三つ。
その場でスライスして、焼き肉にして食べました。


これがまたゴリゴリとすごい歯応えで、あごの筋肉が痛くなるほど・・・。
でも、とてもとてもうまかった・・・。
ありがたく、ありがたく、いただきました。


その宴会をしているところの10mも離れていないところにケモノ道があって、熊もしょっちゅう通っているのです。
国道を渡って柿を食べに往ったり来たりしています。


人と野生の関係・・・、あるべき姿に想いを巡らせながら、つい今し方、火が落ちて来た頃合いで一足先に失礼して来ました。



さてさて、話題はガラリと変わって業務連絡です。


  今週のクッキーとマフィンのお知らせ


ジンジャークッキーとコーヒークッキーを焼いています。


マフィンは、シマリス君の朝ごはんとそば粉マフィン、場合によってスィートハートを追加する可能性もあります。
ご注文次第で・・・。


本日はこれにて。