月別アーカイブ: 2011年1月

ネタに詰まった時は・・・

一応毎日更新を心がけているこのブログです。
時々ネタに詰まります。

新聞記者じゃあるまいし、書くのが本業ではありませんから、そんな時は気を楽にして休めばいいのですが、それを許せない自分がいるのですね。


そんな時は、自分の書いた過去記事を読み返しています。


ずい分いろいろな話題に触れているものだと、我ながら感心するやらあきれるやら。


で、最近ちよっと遠のいている話題は、音楽のことですね。


相変わらず食工房では、毎日好きな音楽をバックに仕事をしています。
7年前と比べて、よく聞く音楽の傾向は全然変わりません。


ただ、それぞれの楽曲や演奏者のことは、いろいろ情報を得てすっかり詳しくなりました。


インターネットの動画サイトのおかげで、それまで見る機会もなかった沢山のアーティストたちの演奏やパフォーマンスを、居ながらにして見放題。
昔を知っている私には、何とも不思議な感じさえします。


ささやかで、そしてとても贅沢な楽しみです。


今日は皆さんにも一つご紹介しましょう。
昨年のクリスマスに、娘たちからプレゼントされた一枚のCDの中に収められていた曲です。




 


余談ですが、以前ご紹介したことのある、スウェーデンのTV.FOLKNETは、残念なことに現在閉鎖中です。
一方で、You Tube に同じものが登場していることもありますし、またずっと範囲も広がって、探し出す楽しみは尽きることがありません。

冬らしい日々

寒に入ってからと言うもの、その名の通り寒くそして雪の日々が続いています。
今朝までにまた15cm程度の積雪があり、朝のうち一時は激しい降りでさらに10cmほど。
昨日のうちに雪下ろしを終わらせておいて、本当に良かったと思えました。


あたりには、雪国の冬らしい風景が広がっています。
道路傍は、どこもかしこも除雪車が押し上げた雪の山。
中には3mの高さに達するところもあります。


雪との付き合いは確かに大変ですが、でも、雪に覆われて何もかもが丸っこい形になっているのは、とても可愛らしく見えます。
その中に、家の窓から明かりが漏れているのが見えたりすると、何だか暖かい気持ちになるのです。



降りしきる雪、雪、雪。
燃える火と同じく、いつまで見ていても飽きません。



モノクロにすると、いっそうそれらしく見えます。
今朝の風景ではありませんが・・・。


それで雪で一つ笑える話題を。


今日実は、NTTの方が見えて、近々開通する予定の光ファイバーの引き込み工事をしてもらいました。


昨日の雪下ろしで落とした雪の山で、電話線の引き込み口は雪の下に埋まってしまっています。
一旦はあきらめて中止かと思われましたが、いっそのことずっと高い所を這わせようと言うことになり、二階の軒下に線を張ることに。


高い雪の山のおかげで梯子をかけることもなく、小さな脚立一つで届いたのには笑えました。


あとどのくらいでしょうか?雪と寒さとの付き合い。


日は確実に延びて来ていて、気持ちは明るい今日この頃です。


「冬こそ、会津へ!」

雪下ろしの一日


バカと煙は、高い所に上る!
うしろの電柱にご注目。


今日は朝から晴天となり、しかも定休日の今日を逃しては、もう後にチャンスは無いということで、屋根上の雪下ろしをやりました。
これまでにも何度かやった経験から、半日あれば終わるだろうという見積もりで上に上って見たら、ざっと二倍くらいの量の雪の山。



除雪前の状態・2枚の写真を接ぎ合わせてパノラマ画像にしています。



ただ今除雪中・溜まった雪の厚みは大人の背丈に近いほどでした。



除雪完了・この状態ではロープを掴まないと、立っていることも出来ません。



反対側では、娘が奮闘中。
私も合流して、もう二時間ほどかかって終了しました。



末娘と二人で、日暮れまでかかってやっと終わりました。
今日は一日、雪下ろし以外のことは何もしませんでした。
昼食の時に一度下りましたが、それ以外はずっと屋根の上にいて、コーヒーも屋根の上で飲みました。
まあでも、屋根の上でコーヒーを飲むなんてことは、雪下ろしでもなかったらあり得ない光景です。
眺めはいいし、ポカポカ体は温まるし、ずっと上機嫌で作業していました。



屋根の上のコーヒータイム

「バイオリン持って来て弾くか!?」と私。
「出来ないことはないよネ。」と娘。


それでもやはり歳なんですね。
最後の方は、腕や背中や腰が痛くなって来て、もう少しでギブアップというところでした。


下に下りて見ると、落ちた雪の山で玄関から入れなくなっていたらしく、上の娘が雪の山を掘って階段を作ってくれていました。


でも何とか全部下ろして、もう上から落ちて来るものが無いと思うと、疲れもどこかへ行ってしまいました。


今夜は、安心して眠れます。


冬将軍さん、またドンと降らせてもらっていいですよ!

極寒の会津


店の前の雪の山も高くなって、視界を遮るほどになりました。



看板坊やも雪の山の後ろになって見えにくいかも・・・。
明日には、何とかしなくては・・・。


「極上の会津」という観光キャンペーンがありましたが、この冬は「極寒の会津」で売りこんだらどうか?と思うほど寒いし雪も多いのですね。
曰く「あったんです!日本の冬。」で、どうでしょう?


いやそれにしても、よく降りました。
もうすごいことになっています。
明日は降雪も小休止のようなので、定休日を利用してあちらこちら雪対策に追われそうです。
屋根の雪下ろしが、なかなか手強そうです。


 



カラーレーザー印刷で、ラベルの色が鮮やかになっています。



表側は、ハートに To You の文字入りラベル



裏側は、 For You のシールで封をしています。


さて食工房では、この季節に合わせてブラウニーのバレンタインパッケージを用意しました。
ご希望があっても無くても、お求めの際はこの袋に入れて差し上げます。
もちろんパッケージ代は無料です。


それからもう一つ、「チョコレートとココアで国際協力キャンペーン」も開催中です。
フェアトレード・オーガニックのチョコレートとココアを使って、どろんこクッキーとエルフの焼き菓子そしてココリスの3品目が対象です。
詳しいことは、「パンだより59・新年号」紙面をご覧ください。

<こちら> と <こちら> 
からご覧いただけます。


 最後に、今週のクッキーとマフィンのお知らせ。


クッキーは、ナッツクッキー、どろんこクッキー、くるみびすけっとを焼きました。
他に、バタービスケットの在庫が少々。


マフィンは、スィートハートとそば粉マフィンを予定しています。

歳の神(サイノカミ)・2011

本日は荒天の中、当藤沢集落の歳の神が行われました。
朝の内、オヤッと思わせる雲の切れ間がのぞいて、さあ雪下ろしだ!と飛び出したものの、じきに激しく雪が降り出して中止。
食工房の仕事に戻って、その後歳の神の行われる場所に行ってみました。



枝が付いたままの木を縛ったものを芯にして、豆ガラを中に周りを稲藁で巻くように縛ります、



 雪の下の地面にしっかり食いを打ち込みます。



御神体を引き起こして、杭に縛って固定します。 



藤沢の歳の神は、二本のご神体を立て、間にしめ縄を張ります。
ちょっと縄が長すぎたかも・・・・。この後、真ん中にも藁の山を積んで、
正月飾りや古いお札などを置きます。
 


私などが手を出すまでもなく、すでにどんどん作業が進んでいて、出来上がって行く様子を写真や動画に撮らせてもらいました。


 



 


 


こんな行事が出来ることが、即ち地域の力だと思います。
昨年の暮れに新しく住民になった若者も、作業に加わっています。


午後は、部落の役員が集まって会議。
隣組の組長役の私も出席して来ました。


今、行政が町村合併によってより広域で動くようになったおかげで、小さな周辺集落の細々とした要望が届きにくくなり、仮に聞き届けてもらえたとしても、今度は地元の様子に詳しくない人が判断したり決定したりすることも少なくないので、要望に合わない施策が実現してしまったりすることもあるのですね。
地方の一角の一集落にも、課題は山積みなのです。


これは今、私の頭の中で渦巻いている構想と言うか妄想かも知れませんが、例えば集落単位である程度の自治権を認めて、予算も下ろして地域のことは地域でやる範囲を持たせることは、これから先、地域の活況を失わないためには、是非とも検討すべき課題だと思います。


 



付いた雪がとけて、ものすごい湯気を出しながら燃えていました。
雪が降りしきって、写真も動画も上手く撮れませんでした。
何とか見られるのが、この1枚だけ。


さて暗くなって、いよいよ歳の神の点火です。
点火は、年男の役と決まっていて、今年は私と他にもう三人の男性が、手に松明をかざして火をつけました。

先立って、皆さんの前でそれぞれ挨拶を求められ、私は、還暦のこの歳にここに巡り合せたことに感謝を申し上げ、ここに生まれ直したつもりでお付き合いしたいので、どうぞよろしくお願いしますと結びました。


今日は日中ずっと雪が降っていましたので、立てた御神体には雪がビッシリついてしまい、燃え付きが悪くてかなり苦労しました。
燃え方も、昨年のように景気よく弾けるようには行かず、ちょっと気勢をそがれましたが、降りしきる雪の中での歳の神、いかにも雪国の風情で、これはこれでなかなかいいものでした。


昨年の歳の神の様子は、<こちら>


例によって、お餅とスルメを焼いて食べました。
そしてこれも例によって、パンを沢山持って行ってまわりの人たちにも差し上げて、一緒に焼いて食べました。


帰り道、この集落の中で一番お世話になっている方のお宅に、新年のご挨拶をかねて立ち寄りました。
いろいろ心尽くしのご馳走をいただきながら歓談し、また今年一年間のお付き合いをお願いしました。


新しい年が始まって半月、小正月行事のこの歳の神を終えた今日、私には本当に新しい一年と新しい人生が始まったような気がしました。

今日は疲れました。

早朝からいつも通りパンこね。
朝食の後、30分余り雪かたし。
その後、パン作業。成形、焼きと進んで、昼食。
それからブラウニーを仕込んでオーブンに入れ、パンの包装。
片づけを少しやって、それからナッツクッキーを焼きました。
3時過ぎのコーヒータイムの後は、屋根の雪下ろしをするために、先ずは梯子をかけられる場所の確保。
溜まった雪の上に登れるようにルートを付けるところまでやって、いい加減疲れて腹も減ったので終わりにしました。


写真を撮れば良かったのですが、そんな余裕もありませんでした。


実は今日は、梯子の上でちょっとヒヤッとすることがあったのですが、その後作業の合間にホッと一息していると、何だか気分がいいのですね。
高い所が好きなんですね。
「高い所は、そのまま上って行けばすぐに天国だからね。」なんて冗談言ってました。
本当、バカなんですね。


明日は、お天気次第で雪下ろし本番です。
もちろん、命綱付けますとも!


カメラも忘れずに!


ではまた明日のココロだー!

雪の予報

明日明後日にかけて、また雪になるらしいですね。
この冬一番の寒気がやってくるとか。


母屋と店が棟続きになっている所の屋根上に大量の雪が溜まっていますので、下ろさないうちに大雪になると、ちょっとドキドキです。
まあ大概潰れることはない筈ですが・・・。


下では、降雪の度に駐車スペースの除雪をしています。


雪との付き合いも長くなるにつれ、要領を覚えました。


とにかく降ったばかりのうちに、なるべく上を歩いて固めないようにして、雪ハネですくってとりあえず邪魔にならない場所に放り投げるのが、一番楽で効率がいいということが分かりました。
一日でも間が開けば、その間にずんずん沈んで行きますから、投げた先の雪の山を見て嘆くこともありません。
以前は、とにかくスノーダンプを持ち出して押し出すことばかり考えていましたが、今はかかる時間も使う体力も半分以下です。


家の裏の雪囲いも改善したので、溜まった雪を除く必要もなくなりました。


そうやって考えてみると、雪が大変なのは、お勤めに行く方々なのですね。
この雪の中、決まった時間に出勤するのはどう考えたって大変です。
場合によっては、帰り道にもう一苦労しなくてはならないこともありますし・・・。
雪が恨めしいのは道理です。


まあ難しいことかも知れませんけど、雪に合わせた仕事の仕方や社会の仕組みを作ることも考えて見たらどうなのでしょう。


雪も、工夫次第でいろいろと活用出来るのだと思います。


食工房では、マフィンやスコーンを焼く時に、生地を雪を使って冷却しながら成形したり型込めしたりしています。
製氷機の電気代が節約出来るだけでなく、温度がさらに低いので、製品の出来が格段に良くなります。


まあ、ささやかな例ではありますが、冬と雪がうれしい理由の一つです。

スキルアップ


店の前、今朝の様子です。


雪国らしい、素敵な風景になって来ました。


1月は、やっぱり閑散期と言えそうです。
本日のご来店は、1名さまのみ。
そうは言っても、この雪の中を「どうぞいらっしゃいませ!」と胸を張るわけにも行きません。
それならと、今日からスタッフの方のスキルアップ作戦を開始しました。


今まで手を出していただかなかった、パン生地の成型の練習です。
大体いつも本番で、練習のための時間など取りようもない現場ですから、本日も実際の製品造りの現場で手取り足取りしつつ出来るだけ本人たちにやってもらい、手に負えなくなったら私が修正を加える方法で進めました。


実はこれまでにもある程度のことはやってもらっていましたが、そこそこ蓄積が出来て先に進める段階になったというわけです。



ピザクラストの成形

きれいな丸にするのは、
麺棒の基本中の基本です。



こちらは、ナンの成形

片手で小さい麺棒を自在に転がして
長さと幅を出して行きます。


誰でもそうですが、出来なかったことが出来るようになって行くプロセスほどワクワクすることはありませんから、こちらとしても上手くタイミングを掴んで教えてあげたいと思っているのです。

ここにはお見せしませんが、動画を撮影して自分の手付きを客観的に観察してもらいました。
ちっちゃなコンデジに付いている機能が、思いがけず役に立ちます。


そしてお二人とも、いわゆる「喰い付きがいい」ので、進歩も速いのですね。
見ていて先が楽しみです。


元はと言えば私も素人でしたが、こうして彼女たちと仕事をするようになって、一方で積み重ねて来ただけのものはあると、自信を持てたことはある意味とても良かったと思っています。
まだまだ先は長く、奥は深いことに変わりはありませんが、進歩して行く喜びをスタッフの方と共に味わいながら仕事出来ることは、何より幸せなことだと思っています。


★本日より、ブログのスタイルシートを変更しています。
これから季節を追って、時々変更して行きます。
どうぞお楽しみにしていてください。

世も末!

いつの時代にも言われた決まり文句です。
「ああ、世も末だ!」と。


でもこんな例を目の当たりにすれば、誰だってガッカリして「世も末!」と思われるでしょう。



菅家博昭さんのブログ「記憶の森をあるく・2011」
2011年1月9日の記事より拝借いたしました。


 


こんな話もありました。
どこかにおいしい水が湧くところがあって、他所からも汲みに来る人がいるので、村の人は配管をして汲みやすいようにしました。
そうしたらおいしい水のうわさが広まって、汲みに来る人が増えたのはいいけれど、そこらじゅうに車を止めて道路は塞ぐ、あたり構わずゴミを捨てる、長い時間湧き出し口を占領して次の人に順番を譲らない、果ては言い争いや喧嘩まで起こる・・・。
とうとう村の人たちの堪忍袋の緒が切れて、立ち入り禁止にせざるを得なかったとか。


つい先日は、東京スカイツリーとやらを見に来る人たちのマナーの悪さに、地元住民が辟易しているという話しもありました。


一体どうしちゃったの?と言いたくなるようなこの国の惨状に、どこかのブログで見かけた「日本終了」という言葉が、妙に頭に引っかかります。


悪いのは一部の人だと片づけてしまっていいとは思えません。


一部の目に余る人が頂点だとしても、そこには広い広い裾野があって、その一角に私やあなたも居るのかも知れないということなのですから。


今年還暦を迎える私、これから死ぬまでの間、どんな些細なことでも悪い手本になるようなことはしないと、心に誓って人生に臨みたいと思っています。