柿は、何といってもまず色が目出度いと、私は思います。
学名 ディオスピロス ・カキ(神から与えられた食べ物の意)
柿が赤くなると医者が青くなる・・・と言われるほど、健康に良いそうですよ!
果実丸ごとの胡桃
雨風にあたって、外皮と果肉は大方腐ってボロボロになっています。
コンクリートの台の上で、外皮と果肉をざっと落としたあと、水洗いします。
外皮と果肉を取り去った後の状態、いわゆる殻つき胡桃。
近頃、いくら生っていても誰も取らないのが柿です。
我が家の敷地内にも、周辺の道端や畑の外れなどにも数えきれないほど柿の木がありますが、大方ほとんどが収穫されないまま落ちてしまうか、カラスの餌になっています。
一方、あっても知らないと言うか、拾った後の始末が面倒なので結局手を出さないのが胡桃・・・。
会津は胡桃が沢山自生していて、我が家の敷地内にも8本の大木があります。
おかげでリスがよくやって来ます。
毎年毎年、こんなに豊かな実りをもたらす柿と胡桃を、今までほとんど利用することなく見逃して来た私ですが、ここ数年来上の娘がコツコツと収穫しては食卓に供してくれるようになり、私も興味を持つに至った次第。
柿に関しては、この辺りでは渋抜きしないで食べられるものはありませんので、渋抜きのやり方をまず覚えます。
あと、うんと渋の強いものは、干し柿にすると良いのですが、これはまだ実現していません。
リンゴや梨に比べて人気の低い柿、私もどちらかと言うとリンゴ党なのですが、近頃柿のおいしさにも目を開きつつあります。
そして胡桃ですが、半分はリスの取り分で良しとして、収穫した後の始末が、これがなかなか大変な手間がかかるのですね。
娘は、毎日ほんの少しずつやっているようです。
日本国内に自生している胡桃は、ほとんどがオニグルミという品種で、殻が特別硬くて割れにくく中身を取り出すのが大変だと言われていますが、これも「蛇の道は蛇」の例えにもれずやり方があるのですね。
殻ごと水に漬けておいて、それから引き上げてすぐに急熱すると、殻の合わせ目が開いて隙間が出来ますので、薄いヘラを差し込んで簡単に二つに開くことが出来ます。
ハンマーで叩き割ると、砕けた殻と中身が混ざって、より分けるのがとても大変です。
ちなみにリスは、合わせ目を根気よくかじって開けているようです。
柿も胡桃も、何の世話もしなくていいのですから、収穫時にちょっと手間をかけるくらいはしなくては・・・と、心がけを変えようという気でいる私です。