月別アーカイブ: 2016年2月

毎日が奇跡に思える

どうも、この歳になると日々の健康というものは、当たり前ではないのですね。
つい先日も書きましたが、もうずっと医者に縁が無く済んでいる(歯医者は別と申し上げましたが・・・)というのは、自分の努力だけで成り立つものなどではないとしみじみ思います。

今朝も午前3時に起きました。
さすがに眠かったのは言うまでもありませんが、冷たい水で口をすすいで顔を洗うのが何だかとても気持ちが良くて、そんな時、ああこれは奇跡だと思うのですね。
朝目が覚めることも、腹が減って飯がうまいことも、ちゃんと糞小便が出ることも、何より元気に働けること、やり過ぎた時は疲れて休みたくなることも、夜にはぐっすり眠れることも、ちょっと大げさですが、みんなみんな奇跡なんだナァと思わずにはいられません。

そして、とっくに耐用年限を過ぎてしまっている古い機械設備も、ちゃんと動くのです。
もちろん、毎回祈るような気持ちでスイッチを入れているのですけど・・・。
私は、これだって奇跡だと思っているのです。
酵母が、小麦粉をおいしいパンに変えてくれることも然り。

そして焼き上がったパンが、皆さまのところへ奇跡を運んで行くのじゃないか、そんなことを願いつつ毎日仕事に励んでいます。

高知行きが近づいています。

IIDE紙上ですでにお知らせしていますが、3月1日から9日まで定休日を含めて9日間、臨時休業いたします。
この3月で96歳になる母の様子を見に、郷里の高知に出かけて参ります。

今回は、連れ合いと二人の娘たちも同行しますので、食工房は全面休業となります。
ご注文やお問い合わせへの対応もすべてお休みいたしますので、予めご了承願います。

そんなこともあって、今週と来週は出かける前に済ませて置かなくてはならない仕事や用事で大忙しの毎日となります。
そう、確定申告もあったんですね。
IIDEも3月号を出してから行こうと思っていますので、もうすでに編集開始しています。
直前の29日には、イベント用のプレーンスコーン・5個入り×150パックの納品も承っています。

何しろ一週間丸々ブレイクするわけですから、帰って来てからも大変なことになりそうです。
ま、どれもこれもエネルギーが無かったら出来ない技です。
日々の健康には、感謝しております。

高知に行ったら、必ず春を連れて帰って参ります。

ドコノモリ文庫

ドコノモリ文庫

食工房のお客さまから寄贈していただいた書棚。
上に乗っている本立ても別な方からいただいたものです。


ドコノモリ文庫

まだ段ボール箱から出せないものもあります。
引き続き、書棚を譲ってくださる方を募集中です。

食工房は、ふくしま本の森プロジェクトが進めている、街かど文庫事業に参加しています。
「本の森」から借り受けた本を、読みたい方に貸し出しています。

文庫を作りますと呼びかけて、書棚を譲ってくださいとお願いしたところ、何名かの方からお申し出があり、その中の二名の方に書棚と本立てをそれぞれ寄贈していただきました。

今、200冊余りの書籍をお預かりしています。
連れ合いは、ここを「ドコノモリ文庫」と名付けました。
連れ合いの好み最優先の偏った蔵書になっているかと思いますが、お客さまの中には、これをかえって喜んでくださる方が少なくありません。
それぞれ特色のある文庫で構わないそうなので、この後も「本の森」に行ってマニアックな?著作を掘り出してくることと思います。

本好きの方、パンを買いにいらしたついでに、文庫も覗いて行ってくださいね。
コーヒーサービスもありますので・・・。

あとは、音楽を聴いたりビデオを見たり出来るようにしたいですね。
いつか実現すると思います。


マリア・マルダーの珍しい映像発見

いったいいくつの頃なんでしょう?
それにしても、ジャグベースの音にしびれますねェ。
私、こういうの大好き!です。

今日もコーヒー焙煎を

食工房の自家焙煎コーヒー

古い機械ですが、よく動いてくれます。


食工房の自家焙煎コーヒー

すでに製造中止になっているこの焙煎機、機械屋さんに問い合わせたところ、現役のものはほとんど無いという話でした。
私、よく言われるのです、「最終処分場」だと。


食工房の自家焙煎コーヒー

タイマーは手離せません。
焙煎時間は、最も重要なファクターですから。

だいたい毎週水曜日は、コーヒー焙煎の日になっています。
まずお休みすることはなくなっています。
ここで食工房を開業して以来ずっと12年間、時に休むこともありましたが・・・。
今日は、9銘柄で合計9kgの焙煎をやりました。

ところでこのブログを書き始めた当初、毎週水曜日はコーヒーネタで行こうと決めて、しばらくの間続けていました。
今読んでも、なかなか面白いことが書いてあるので、皆さまもよかったらちょっとご覧いただければ幸いです。<こちら>をご覧ください。

それで以前の記事から分かるのですが、取り扱うコーヒーの銘柄が次々入れ替わっているのですね。
それというのも、せっかくいい銘柄が入荷しても、継続的に入手することが出来ないという状況が繰り返しあって、その度に新たな銘柄を探して試行錯誤して来たからなのですね。

昨年の今頃は、定番にしていた銘柄が全て無くなって、いよいよ看板を下ろすかというところまで行きました。

今はまた、いろいろいい生豆が入荷して、焙煎機も手に入って、本格営業体制になりました。
いつも泣かされ続けている「悪豆拾い」ハンドピックのことですが、幸いにも選別の良好な豆がほとんどで、これもどれほどか楽になりました。
それでも、しっかり目を光らせて、一粒でも悪いものがあれば見落とさないように緊張感だけは失っていません。

そんなそんなで、以前と比べて風味の傾向は少し変わったかも知れません。
と言うか、幅が出たということになると思うのですが、以前からのこだわりの食工房テイストだけは大切にして行きたいと思っています。

その心は、胸の奥まで吸い込みたくなるようなロースト香、後口に残らない苦味、フルーティーな酸味、かすかに感じる甘み、そして飲み終わったあとの満足感。
食工房おいしいブレンドの中にその思いを込めています。

歯医者だけは・・・

私、幸いなことにと申し上げるべきでしょう、中学も終わりの頃から今まで、病気や怪我で病院に行ったことがありません。
否もちろん、病気も怪我もしなかったということではありませんが、病院に行かずに済む程度だったということで、これはやはり幸運と言わねばなりませんね。
ですから、薬も栄養剤のようなものも、一切無用です。

ところが、歯だけは免れることが出来ませんでした。
歯医者さんには、だいたいずっとお世話になっています。

実は今日も、歯の治療のために近くの歯科医院に行って来ました。
今回は、左右の下の奥歯の治療です。

歯の痛みは、こればかりは全くどうにもなりません。
今日ですでに四回目。

それにしても最近の歯科技工は、素晴らしいものがありますね。
もう完璧といって良いくらい。
おかげさまで、左側は今日で終わり。
右側は、あと二回で終了です。
国保税をやっと払っている身としては、ありがたい、申し訳ない気持ちで通っています。

ところで私、これも幸いにと言うべきですが、取り外し式の入れ歯はまだありません。
ブリッジが一ヶ所、あとは金属冠を被せている歯と詰め物をしている歯が数本。
その中の何本かは、神経を取り除いています。
まあ、辛うじて自分の歯だと言えるでしょうか。

歯は大切にしなくては・・・。

固いパンをかじれなくなったら、それはもうがっかりですから。


こんなのもいいな!

わらいごまとバタービスケット

わらいごま

一回の作業で天板8枚、わらいごま約20袋分です。

本日の食工房は、サワードゥビスケット2種の製造でした。
もう長年の定番メニューで固定ファンも多い、わらいごまとバタービスケットの二種。

パンと同じように酵母を入れた生地をこねて寝かせ発酵を待って成形、さらに発酵の後焼き上げます。
どちらも軽い塩味で、軽食としてまたビールのおつまみとして、また小さいお子さまの離乳食としてもおすすめ出来ます。
食工房にはこの他に、くるみびすけっとと森のパン屋のビスケットの二種、サワードゥビスケットがあります。


明日と明後日は定休日です。

★お間違えのございませんように。


こんなのやりたかった!

雨模様の中、ご来店感謝

文旦ピール

渋抜きの終わった文旦の皮を、水と一緒に鍋に入れて作業開始。


文旦ピール

砂糖は、10回くらいに分けて少しずつ加えて行きます。
仕上がりまでに、約6時間くらいかけています。


大麦ビスケット

直径が約5cmになり、前より一回り大きくなりました。
焼きも、少し手前で止めています。

今日は、2月にしては暖かく、雨が降る一日でした。
雪が残っている畑の上には、湿った空気が冷やされて霧が立ち上り、あたりは白くけむっていました。

冷たい雨に濡れるのは誰しも好みませんから、今日のご来店は望み薄かと思っていましたが、思いの外三々五々お客さまがお見えになりました。

本当に、本当に、ありがとうございました。
この場を借りて、改めて感謝を申し上げます。

さて今日の食工房は、この時期恒例の文旦ピールづくり、そして大麦ビスケットの試作でした。

毎年こうして、文旦ピールを造ってあるおかげで、シュトレンもブラウニーも食工房だけの風味が実現しています。
実は昨日からすでに下ごしらえを済ませてあり、今日は砂糖煮して仕上げる段取りでした。
今日は朝のうちから、作業場は文旦の香りが満ち溢れていました。
自分の郷里が土佐の高知であることが、ことさらありがたく思えました。

そして大麦ビスケットの試作も、だいたいイメージしたとおりに焼き上がって、食感も風味もまずまず文句なしというところ。
あとは、包装形態と量目を決めて、原価計算と価格決定です。
小麦粉に比べて、約2倍の価格の大麦粉100%ですから、難しい選択を迫られそうです。
3月中には、お目見え出来ると思います。

どうぞお楽しみに。

大麦ビスケット、二度目の試作を

大麦ビスケット

前回の試作品です。
今回は、直径をもう少し大きくしてみます。

大麦100%のビスケットを開発中です。
この前一度試作してなかなか良い出来だったので、明日もう一度、量をを増やして試作を繰り返します。

すでに今日、生地を仕込んで冷凍庫に入れて凍らせています。
凍らせると、水分のあるものは何でも膨らみますね。
それをオーブンに入れて焼くと、水分が蒸発したあとが空隙になりますから、サクサクとした食感になるというわけです。

砂糖も、モラセスシュガー(荒目グラニュー状の粗精製糖)を使っています。
これも、食感を良くすることに一役買っています。

大麦は、グルテンはありませんし、澱粉の糊気もなくてまったく結着力がありませんから、砂糖の結着力を利用して、形にするしかありません。
その辺の細かいノウハウは、まだ研究中です。

前回の試作でかなりうまく行きましたので、一応レシピはほぼ同じにして今回二度目の試作に臨みます。
焼けたら、その場で試食に供する予定です。

パッケージのこともありますから、形状や大きさも決めなくてはなりません。
量目も決めないと、価格が決まりませんから、原価計算その他製品化に漕ぎ着けるには、もう少し時間をいただかなくてはなりません。

しかし、ビスケットとしてはかなりいいものが出来そうです。
まずは風味と食感ですね。
あとは、お求めやすい価格で提供出来るかどうか。
日持ちはどうか。
割れやすくないか、食感が保てるかなど、いくつかのチェック項目をクリア出来れば、開発成功ということになります。

明日は、試食していただけるはずですので、どうぞご来店ください。

そして、率直なご感想ご意見をいただければ幸甚です。

久しぶりに

今日は、以前食工房で働いていたスタッフのMさんが、訪ねて来ました。

これまでにも何度か訪ねてくださっているのですが、私は、何だか間が悪くてお会い出来ないことが多かったのです。
今日は配達から早めに戻ることが出来て、私も少し長くお話しすることが出来ました。

相変わらず、道の駅にお勤めでお忙しくご活躍のようです。

今までいろいろと事情があって、道の駅には食工房の製品は置いていただいていないのですが、この先ひよっとするとお話しが進んで、食工房の品物が並ぶことがあるかも知れません。
そんなお話しも今日は出ました。
その他、いろいろな業者さんのお話なども聞く事が出来て勉強になりました。

さて明日はまた、パン焼きです。
お天気の方は、かなり暖かくなるみたいです。
どうぞお出かけください。

ご来店、心よりお待ちしております。


明るい日差しの中、ご来店感謝

今日は、寒かったとは言え、空は晴れて日差しは明るく、全く気持ちの良い一日でした。
建国記念の日でお休みの方も多かったのでしょう、食工房にもいつもの木曜日にはないご来店のにぎわいがありました。
この場を借りて、ご来店くださいました皆さまに、厚く御礼申し上げます。

今日みたいな日差しの明るさは、春が近づいている気にさせてくれて、気分も上向きますね。
どうやら今週末にかけて気温が上がってくるようです。
一時雨も降るようですが、それもまた春が近い証拠です。

この冬は、何か置き去りにしたままのような変な冬で終わってしまいそうですが、暖かくなって行くのはやはりうれしいものです。

これから季節の変わり目、体調を崩さないように気をつけていようと思っています。
体を動かすことと、正しい食事ですね。
食工房のパンも、お手伝いいたします。
どうぞよろしく。